はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

「泥棒と若殿」 。

2021-03-01 19:46:08 | 記録:歴史・時代劇

またまた、時代劇のお話。

先日、ふとテレビをつけると

山本周五郎原作「泥棒と若殿」

をミニドラマと朗読で放送されていて、ついつい見てしまった。

 

以前、時代劇チャンネル?で単発放送された、田中邦衛さんと古尾谷正人さんのコンビで放送され、1時間なのにとてもじんわり心に染みる作品で、お二人の好演もあり、とても印象に残るものでした。

ストーリーはこちら↓
成信は、家督争いの末、廃れた屋敷に隔離されてしまう。ある晩、屋敷に忍び込んだ泥棒・伝九郎と出会った成信は、何故か泥棒を気に入り、一緒に暮らすことになる。それは、成信が初めて味わう人間らしい暮らしだった。だが、そんなある日、成信の元に家来が訪れ、家督を相続してほしいと伝える。今の暮らしを守るか以前の暮らしに戻るか、成信は苦悩する。(NHK HPより)


山本周五郎の作品、あまり作者を意識していなくて、どれがそれ?程度の知識なのですが、きっと時代劇では見ているのでしょう・・・と思ったら、宝塚でも「さぶ」という作品が「白い朝」というタイトルで上演されてましたね。

 


生い立ちや身分関係なく、人と人とのつながりの大切さ。共感。
生活環境や政治に翻弄される人生。心の闇。少しのきっかけで人は変われること。
むしろ、作家の作風を知らなくても、世知辛い世の中、人と人とのつながりが希薄になっている今の時代にも共感できる「いい作品」と思えるものでした。

 

その後、いろんな役者さんで制作されてますが、個人的には、火野正平さんと橋爪淳さんのコンビかな。
ヤンチャなんだけど、苦労人で優しい人・・・という役は、もう火野さんの真骨頂みたいで。好きですね~
橋爪さんも、お坊ちゃんなんだけど、捻くれてて。でも、心変わり始まってからは、不器用ながら一生懸命で・・・というのがピッタリ。

 

地味だけど、心に染みる単発作品。
もちろん「娯楽時代劇」が好きですが、こういうのもいいですね。

 

・・・・と書いていたら、歌舞伎の演目にあるのですね!知らなかった
ぜひ舞台で見たいです


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4 コメント

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Unknown (あいらぶけろちゃん)
2021-03-01 21:51:57
まさしく2月の歌舞伎座1部で上演されてました。
松緑の伝九郎に巳之助の若殿で♪ホロリと泣かされてきました。
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歌舞伎座で (かしまし娘)
2021-03-02 15:59:23
はぎお様
ウオォオ!なんて旬な話題!
2月の歌舞伎座で観劇して大泣きしたばかりです!
来週観劇レポを拙宅にUPします。
時間のある時に覗きに来てやって下さい。

時代劇でも何度かやっている事を知り、観てみたいなぁ。
と思っていた所でした。

はぎおさんにも生で観てもらいたかったです…ぅ。
ア!歌舞伎オンデマンドで配信してるようです。
https://www.kabuki-bito.jp/ondemand/
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Unknown (はぎお)
2021-03-02 20:25:26
>あいらぶけろちゃんさん
やはり、有名な作品だったのですね!
松緑さんに巳之助さん・・・イメージどおり、光景が目に浮かぶようです。
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Unknown (はぎお)
2021-03-02 20:30:29
>かしまし娘さん
なんだかホットな話題だったのですね😁
時代劇でも、歌舞伎でも、いい作品はどんな形でも心に残りますよね。心に染みます。
オンデマンド、またゆっくり見てみます!
(Eテレでもやってくれないかな?!)
観劇レポ、楽しみにしてまーす!
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