もうこれ以上、落ち込むような訃報はないでしょ・・・なんて勝手に思ってたけど、残念ながらまた飛び込んできました。
ニヤッと笑って「ジョークだよ」ってふと出てきそうな、そんな気がしてたけど、(失礼かもしれないけど)カッコいい遺影を見て、事実なんだなって。
わたくし、昔から同世代よりも大人の人に憧れる気質でして。
(特に昨今の同世代が、いろいろ残念な人が多くて、さ。)
特に役者さんはそうでした。正平さん(と書かせていただきます)は、まさにその中の一人。
若かりし頃は、ワイドショーをにぎわせてた記憶があるけれど、今思うと、逃げも隠れもせず、言い逃れもなく、ぶっきらぼうなようで照れくさそうに対応していたのが思い出されます。
若い頃のドラマの中も少し似ていて。
おっちょこちょいで、ヤンチャ。だけど、人懐こくて、ほっておけない、かわいいところもあり。
私にとって一番印象的なのは、今でも繰り返し放送している、里見浩太朗さん主演の「長七郎江戸日記」。
いわゆる正統時代劇だけど、正平さん演じる辰蔵がコメディリリーフ的な役で、登場シーンは見ていて楽しかった。
逆に、辰蔵のシリアスな回では、抜群の演技力でその場を持っていくほどの力があったような気がします。
そんなキャラクターのイメージを個人的に一変させたのが、知る人ぞ知る刑事ドラマ
でした。
明るく楽しいテンションはどこへやら。
いぶし銀の、ボソボソとしゃべる、一癖ある中堅の刑事。
今までとのギャップに驚き!なんかセクシーで、声も渋くてねぇ・・・
で、この役で、見事にハートを射抜かれた感じ
明るく楽しいテンションはどこへやら。
いぶし銀の、ボソボソとしゃべる、一癖ある中堅の刑事。
今までとのギャップに驚き!なんかセクシーで、声も渋くてねぇ・・・
で、この役で、見事にハートを射抜かれた感じ
明るいのも、真面目なのも、悪役も、一癖も二癖もある役柄。
登場すると目が離せない、そんな存在。
登場すると目が離せない、そんな存在。
もちろん、すべて役柄から感じた印象ですが、どれも、正平さんの人柄の一面を垣間見ていたような気がします。
それに、どの役にも、優しさがあり、どこか一本筋が通っている、そんな感じ。
それに、どの役にも、優しさがあり、どこか一本筋が通っている、そんな感じ。
近年は、やはり「にっぽん縦断 こころ旅」ですね。
あの、正平さんが、自転車で旅する?! それだけで話題でしたが、お便りをもとに、その場所を訪ねるというコンセプトがとても素敵でした。
「この歳で自転車で旅って!」って愚痴こぼしながら、まじめに取り組まれていた姿。そして、どんな町、どんな人にもすぐ溶け込む人柄。また新たな一面を見た感じ。
最近拝見してなかったものの、ほんのちょっとだけ番組に関わったことがあるので、もう見られないと思うと…
そう、あのお歳で自転車で旅してる、元気なイメージだったので、あまりに突然の訃報でした。
時代劇に欠かせないおひとりでした。
新たに始まった、松本幸四郎さんの「鬼平犯科帳」に欠かせない彦十役で、また違った一面が見られて、これからも期待していたのに・・・・
幸四郎さんも大変落ち込まれていたようで、コメントをとてもつらい気持ちで拝見しました。
新たに始まった、松本幸四郎さんの「鬼平犯科帳」に欠かせない彦十役で、また違った一面が見られて、これからも期待していたのに・・・・
幸四郎さんも大変落ち込まれていたようで、コメントをとてもつらい気持ちで拝見しました。
永遠の少年のようで、飄々として、オシャレでダンディな大人の雰囲気を漂わす不思議な人が、風のように去って行った。
らしいといえば、らしいのですが・・・・
西田さんといい、正平さんといい、唯一無二の芝居巧者で、人を惹きつける「人間力」豊かな方たちの訃報が続いて、寂しくなる一方。
らしいといえば、らしいのですが・・・・
西田さんといい、正平さんといい、唯一無二の芝居巧者で、人を惹きつける「人間力」豊かな方たちの訃報が続いて、寂しくなる一方。
ちょうど、時専チャンネルで「長七郎~」が初回から始まったばかり。
ご冥福をお祈りしながら、懐かしく楽しんで拝見したいと思います。