突然「ガン」を宣告されたら。
当事者の気持ちと周囲の接し方の変化が淡々と…
今日は最初からネタバレです↓
ごく普通の真面目な27歳の青年。
突然、5年生存率50%のガンを宣告されます。
普通、そんなことになったら、パニックになって、どうしていいかわかりませんよねぇ…
でも、彼は受け入れられないのか、いつものように、いつも以上に冷静になってしまいます。
(というか、あんなにあっさりと宣告するのは、やはりアメリカだから)
そんな彼をよそに、よそよそしい同僚、今まで以上に世話を焼きたがる母。
恋人は、支えると言いながら、結局耐え切れずに浮気…
ここで疑問。
日本なら、意外と身内以外には隠してしまいそうな気がしますが、アメリカって結構いろんな人に話しちゃうんですねぇ。
閑話休題。
そんな彼を支えるのは、女の子大好き、結構下品な親友。
何とか励ましたいと、飲み屋を連れ歩き、女の子をゲットさせようとする。
これがいいんだか悪いんだか
もう一人。
新米セラピストの女性。
お互い手さぐりで、見ているこっちが「どうなるのよ」って感じの診療。
同じ病気仲間とのふれあいも交えて、何とか病気を忘れようとしていく彼も、日に日に病状の深刻さを思い知った時、冷静でいられなくなります。
苛立ち、思わず八つ当たり
そういう深刻な場面になった時、本当に助けてくれる人がありがたいですよね。
何かと連れ出そうとする悪友も、実は「ガン患者との接し方」なんてお堅い本を読んで勉強してる。
単なる世話焼きと思われた母も、「患者を支える会」に出席してる。
セラピストも、患者の域を超えて親身になろうと努力している。
周囲もみんな、どうしていいかわからずに、自分のやり方で、しかも諦めずに励まそうとしているんですよね。
そんな彼らの支えを受けて、危険な手術に挑む決心をする…
「お涙ちょうだい」ものになりがちな題材を、淡々と、ユーモアを交えて描かれているのが、日本にはない感覚だなぁと感じました。
だから逆に、真剣に、自分や家族のことを思い浮かべながら見てしまいました
そう、若いとは言えない今日この頃、不具合があっても毎日元気でいられるのは幸せなんだと、日々実感していたので…
これは、脚本家の実体験に基づいているんだそうですね。
キャストも普通な感じの、派手さのない人たち。(知らないだけかもしれないけど)
だから、淡々と、それがリアリティを感じさせる要因なのかもしれませんね。
ちょっと心に染みる、考えさせられる、心温まる映画でした。
話は変わりますが、見に行った映画館にこんなチラシがありました↓
大好きな「ひまわり」と日本の名作「幕末太陽傳」
来月以降に上映なんだそうです。
「ひまわり」は、最初曲を好きになりましたが、あのメロディを聴いただけで泣ける
で、実際見た時は、力強さに感動しました。
一度は大スクリーンで見たいものです。
「幕末~」は有名なのに、一度も見たことがない作品。
こちらもぜひ見てみたいですねぇ。
是非行って下さい!
私はレンタルDVDとかテレビOAでしか観たことがなく。
年末に東京で上映してたので、行く気満々だったのですが…。
無念…。
オススメで~す。
こんにちは。
私は一度も見たことがないんです(^-^;
往年の名作を大スクリーンで見られる…有り難い企画です。
ぜひ行きます!!