時代劇専門チャンネルが誕生して、25年とか。
時代劇大好きな私、いつからお世話になってるかしら・・・
本当に、ありがたいチャンネルです。
偶然でしょうか。
今年に入って、時代劇の大スター、片岡千恵蔵さんの生誕120年の特集で、かつての名作を放送。
晩年の、いい味出してる頃しか知らないので、若手時代の貴重な映像です。
それに続いて、こちら↓
タイトルは置いといて
里見浩太朗さんと高橋英樹さん。
時代劇で一時代を築いたお二人の対談。
このツーショット、あるようで、なかなか珍しい光景。
正直、英樹さんは、時代劇から距離を置いて久しい・・・(スミマセン)と思ってるのですが、里見さんは今でも現役の、絶滅危惧種的、国宝級(いい加減にしろ)時代劇スターだと思ってます。
聞き手には、こちらも時代劇でお馴染み、原田龍二さん。
とにかく、そのお二人の対談。
憧れのスター、思い出の衣装、殺陣のこだわり、影響を受けた人たち・・・・なかなか聞きごたえのある内容でした。
そういえば、映像でこういうお話、なかなか聞く機会もないですからね。もちろん、録画・永久保存です
今、時代劇で主役が張れる、もしくは、重鎮といわれる方は・・・・このお二人と、
杉良太郎さん、松平健さん、北大路欣也さん・・・くらいなのかな。
別番組で、マツケンさんのインタビューがあったのですが、この特集で、今このチャンネルに一番貢献されてる欣也さんのお話が聞けなかったのは、ちょっと残念
それぞれ、個性・持ち味が違いますよね。
里見さんは高貴、英樹さんは豪快だけどどこか真面目、杉様は下町育ちの情にもろいヤンチャなイメージ、松平さんはどこか浮世離れしてる感じ、そして欣也さんはオールラウンドプレーヤー・・・個人的な印象ですけど、そんな感じ。皆さんどことなく「品がある」のは、共通点かしら。
別企画では、こちらも時代劇の大スター、バンツマこと、阪東妻三郎さんのかつての名作「雄呂血」を美しく蘇らせるという番組が。
バンツマさんもそうですが、かつての大スターたちは、今では考えられないような下積みから這い上がって、困難を何度も乗り越えて、地位を築いた方たちばかり。その背景にも驚かされます。
バンツマさんもそうですが、かつての大スターたちは、今では考えられないような下積みから這い上がって、困難を何度も乗り越えて、地位を築いた方たちばかり。その背景にも驚かされます。
そういう苦労が、芝居にもにじみ出ているのでしょうか。
あの迫力は、今ではなかなか出せないものかもしれませんね。
あの迫力は、今ではなかなか出せないものかもしれませんね。
話はまた逸れちゃいましたが。
「時代劇は衰退」とは言いたくないですが、楽しかった娯楽作ではなく、重厚な文学作品の方向にばかり進んでしまっているのが、ちょっと残念。
何度か書いてますが、娯楽時代小説の新作は、シリーズ化されるほど、結構発表されていますよね。
対談のお二人が主演されていたような、そういう楽しい作品を待ち望んでいます。
対談のお二人が主演されていたような、そういう楽しい作品を待ち望んでいます。
主演がね、なかなか。
歌舞伎界以外で、時代劇、娯楽作に真剣に取り組んでくれそうな人がいないのかなぁ…
主役がいれば、脇役も。
もちろん、一番欠かせないのは、斬られ役のみなさま。
とくに、東映剣会の方たちは、ありがたい存在。
対談のときも、会場となった東映の撮影所でお二人をお出迎え。
みんな「若かりし頃の仲間」という感じで、見て育った側も、嬉しくなっちゃって。
みんな「若かりし頃の仲間」という感じで、見て育った側も、嬉しくなっちゃって。
斬られ役以外の、敵役。
かつては、「名前知らないけど、この人!」みたいな方がたくさんいたのだけど…
いまは、愛すべき(何度も書いてますが)
石橋蓮司さん、本田博太郎さん
くらいかなぁ…
主役がいて、脇役がいて、斬られ役がいて。
多くのスタッフがいて。
多くのスタッフがいて。
誰一人欠かせない。
ある意味、「総合芸術」の時代劇。
この先も、続くことを願っています。
改めて、いい番組でした。
再放送も、もちろん楽しみにしています!