TARAKOさんの訃報。
先日の鳥山先生に続き、驚いている。
いや、本当に言葉が出ない。
その日の朝、たまたまX見たら、フォローしてるベテラン声優さんが訃報を投稿されてた。でも、ニュースで流れてこない。デマ?!そんな淡い期待も、午後には打ち消された。
最近の楽しみはラジオ、と先日書きました。
いろんな番組を探しては、お気に入りに登録する日々。
その一つに、ポッドキャストで見つけた、2年前に終了した戸田恵子さんのラジオ番組があります。
番組終了の2,3年前に、TARAKOさんがご出演されていた回を、偶然にもつい先日聞いて、とても楽しかった。
声のコンプレックス、下積み時代、「まる子」との出会い、長寿番組への想い・・・
戸田さんを、声優時代のニックネーム「グリコさん」と呼んでいたのがとても懐かしく、声優ファンだった昔を思い出させてくれて、嬉しかったのに。
おなじみのチラシです。
やはり、「ちびまる子ちゃん」との出会いは大きかったようですね。
TARAKOさんの、どこかひねくれた感じの、唯一無二の声がなかったら、あのマッチングがなかったら、あそこまでヒット、長寿番組にはなってなかった気がする。。さくら先生と声が似ていた、ということが決め手だったみたいですね。きっと、人物像も似ていたのかもしれない。
他の作品にもご出演されてましたが、あの作品でジャンプアップ、という感じでした。
戸田さんも「アンパンマン」という、長寿作品にご出演されていて、お互い、作品の世界観・キャラクターを大事に、そして、出演者を家族のように思っている、という共通点も語ってました。
過去の番組とはいえ、お二人の楽しそうなトークを聞いたばかりだったので、余計にショックでした。
長寿番組故に、出演者や関係者が亡くなる、という経験も、お二人にはありました。
まさか、主人公を演じたそのご本人が、突然亡くなるとは。
流石に最近は見ていなかったけど、番組開始当初は楽しみにしてました。
大好きだった富山敬さんが、ついにおじいちゃん役か・・・という違う意味での楽しみもあって。
リメイクとか、世代交代とか、以前に書いたことがあります。
もちろん、作品を後世まで残していくためには必要なことだと思いますが、私は古い人間のせいか、同じ作品でも人が変わってしまうと「違う番組」と感じてしまいます。
「ルパン三世」がまさにそうでした。
急だったため、仕方なかったし、変わった方にも申し訳ないのだけど、やはり「お芝居」「持ち味」が違う。
主人公役が亡くなった時点で一旦終了・・・という選択肢があっても良いのではないかと。
「ちびまる子ちゃん」は、ルパン以上に、きっと誰もが、彼女以外の声を考えられないと思う。
そして、もし、後任が立ったとしても、違和感しかないと思うし、演じる方もきっとしんどいと思う。
余談ですが。
2011年、青春きっぷで旅した時、立ち寄った「清水駅」。
今はわからないけど、当時駅構内には、まるちゃん風のイラストがあちこちに。
地元に馴染んでました。
もちろん、そのイラストを見て思い浮かぶのは、TARAKOさんの声・・・
突然すぎて、誰もが受け止められないけれど、誰もが納得する形になればいいな。
まずは、TARAKOさん、今までありがとう。
そして、おじいちゃん役のお二人と、お姉ちゃん、そしてさくらももこ先生・・・天国で出会ってるかな。
心よりご冥福をお祈りします。
2024年はまだ3月。
それにしても、突然の、残念な訃報が多すぎて、気持ちが落ちつかない。