今回はmacOS Catalina Patcherを使って対応機種以外のMac Pro 2009(その他サポート外のMac等)に、macOS Catalinaをインストールする方法です。失敗はありましたが比較的簡単だったので、興味のある方はご覧ください。Patcherはターミナルを使うちょっと敷居の高い感じだったのですが、このバージョンではターミナルは1度も使いません。くれぐれも自己責任でお願いします。もしものことを考えて、前準備として2つのパーテーションに分けた内蔵HDDを増設し、1つにはMojaveのクローンを入れ、もう1つにはCatalinaのインストール用にADFSでフォーマットしCatalinaと名前を付けました。このクローンから起動して作業を進めます。あとブータブルUSB用に32GBのUSBメモリーをMac OS拡張ジャーナル、GUIDパーティションでフォーマットしてUSBメモリーと名前を付けました。
まずmacOS Catalina Patcherをダウンロードします。
ダウンロードをクリック
macOS Catalina Patcher.appをクリック
Continueをクリック
macOS Catalina Betaのダウンロードが始まります。OSのダウンロードが終わると、インストールの方法の画面になります。
Create a Bootable Installerを選択、Startをクリック(スクリーンショットはBackとなってますが)
先に作っておいたUSBメモリーを選択してStartをクリック。しばらく待っていると
完成するのでQuitをクリックしてMacの電源を切ります。実はこのブータブルUSBの作成で1度失敗しています。インストーラーとして認識されません(この時はADFSでフォーマット)。フォーマット形式のせいかは分かりませんが、Mac OS拡張ジャーナルでフォーマットし直してもう1度やってみたら成功しました。
続いてOptionキーを押しながら電源を入れ、このブータブルUSBから起動します。私の場合はMac用のグラボではないので、この技は使えません。システム環境設定の起動ディスクでこのブータブルUSBを選択して再起動します。(写真が間違っていたので差し替えました。)
続けるをクリック
先にフォーマットしておいたCatalinaを選択しインストールをクリック
インストールが始まります。
来た〜!ようこその初期設定画面です。
このMacについて
対応機種にPublic Betaを入れた時は問題なかったのですが、今回はWiFiが繋がりません。おそらくHandoffに対応していない古いWiFiカードのせいだと思います。とりあえずLANケーブルで繋ぎました。Safariなどアプリがよく落ちますが今後、改善されると思います。リリース前のOSを試せるのは大変楽しいものです。しかもサポート外のMacで・・・。
この方法は少し手順が違いますが、Matt DonoghueさんのYouTubeを参考にしました。
お聞きしたいのですが、MacPRO2009にCatalinaBetaをインストールされた際に、バッチファイルのインストールはどのタイミングで行いましたか?
それと日本語入力は正常に動作しましたか?
まず、macOS Catalina BetaインストーラーのUSBメモリーを作り、Macに挿してOptionキーを押しながら電源を入れ、このUSBから起動してインストールを始めます。
日本語入力は全く問題ありません。ただ私の場合、Wi-Hiが使えなくなってしまったので、今は放置状態です。
追伸です。「バッチファイルのインストール」という作業はありません。macOS Catalina Patcherは簡単にいうと、すでにパッチのあたったOSのインストーラーです。
「バッチファイルのインストール」の件ですが、YouTubeでインストールの説明を行なっている動画を見た際、インストールの途中で「macOS Post Install」と言うイントーラーを起動してインストールされている事を知りましたので、お聞きしました。
こちらの説明ページに有る写真にも写っていたので、使われたのかなぁ?と思っていました。
うちの環境は、
MacBook Air Late 2010 + Catalina 10.15.2
iMac Early 2009 + Catalina 10.15.1
両方とも、Catalina Patcher を用いたインストーラでインストールしました。Catalina になってからは、macOS Post Install を行なったことはありません。
日本語入力の話が出てきたので、私が遭遇した問題と対策ですが、
私はかな入力派なのですが、私の環境では純正の日本語入力だと変換ができず、例えば「あ」と入力すると、変換候補を出さずにそのまま「あ」が入力されてしまいました。「じ」なんかは入力できず、「し゛」みたいな濁点が別になってしまう、みたいな感じでした。これは、「Google 日本語」をインストールしてそちらを使うことで対策できました。
https://www.google.co.jp/ime/
ベータ版使用時には、Apple ID のパスワードを入力しても正しく入力されませんでした。また、私は既存環境に上書きインストールはせずに、別のパーティションにクリーンインストールしてから元の環境から移行するという方法を採ってますが、移行の途中で元環境の自分のパスワードを入力しても認識されないことがあり、どうもアルファベットでなく日本語文字がそのまま入力されているような感じなのか、インストール後にエディタを使って判明したのですが、入力モードを英字にしても日本語ひらがなが入力されていることがわかりました。ただしかな入力派特有かもしれません。10.15.2 のインストールでは、当初、インストール完了、データ移行完了まで行ったのに、ログイン画面でパスワード入力が失敗して入れず。再度インストールし、移行の際、最初に設定するキーボードをUSにしたところ、インストールしてログインできました。現在、MacBook Air Late 2010 の方だけCatalina 10.15.2 になっています。iMac Early 2009 の方はこれからですが、しかし同じMac を10年使ってるって、すごいなーと思うのでした。