チームしましま

我が家のカフェ猫たち、その名もチームしましま

地の果てまでの距離を考える

2017-03-13 12:10:00 | 旅行記 ケアンズ編

 

 

 

 続きです。

 

 ああ、もうあの濁った茶色い海の色すら離れがたい

 このままもう一度着陸しましょう、と提案したい気分ですが

飛行機は一路北に向かって進みます。

 

当然と言えば当然なんですが

グレートバリアリーフ上空を飛ぶのですけれど

そんなこと、まるきり頭の中に無かったもので

余計に感動しております。

 

 この星にはなんて美しいものがあるんでしょう

 しばらく見えていたオーストラリア大陸も

 とうとう見えなくなってしまいました

 

でも、

 

しょんぼり気分を元気にさせてくれる機内食がやってきた

 今日のランチは

 

チキンとポテト、デザートはチョコレートケーキ

 「おちこんだりもしたけれど、わたしは元気です」

 

赤道が近づいてきて、窓の外を見るとパプアニューギニア。

 パプアニューギニア、

ケアンズに来なかったら地名としては知っていても

 「なんとなく南方のくに~」くらいの認識しか持たぬまま

永遠に過ごしていたんでしょうね。

ニューギニア島はオーストラリア大陸のすぐ北に位置し

元々オーストラリア大陸の一部だった、

という事を学べたのもケアンズ旅行のおかげです。

 

ニューギニア島も通過して 

 いよいよ赤道直下も通過。

 

 

見て見て

あれってまるで

 おリボンみたいじゃありませんか?

 

この島の名前、「おリボン島」に決定

 こっち側、ずーっと太陽があったのでまぶしくて

窓を暗くしたため画面が青っぽくなっております。

すごい雲海です。ずっと向こうまで歩いて行けそう。

これ見て以来ついつい歌ってしまうのは

いっま~わたしはコバルトの風~

ジェネレーションギャップに引いている

ヤングジェネレーションな皆さん

「アメリカンフィーリング サーカス」で

おググり下さいませ。

 

 ねえ、地平線や水平線って実際どのくらい先にあるんだろう?

と思わず夫に聞きましたが、

聞いたところでこの男が知っているはずが無いので

調べてみました。

ピタゴラスの定理で導き出すんだそうですよ。

ピタゴラスの定理、人生で初めて役に立ったかもしれない。

結局自分で計算した訳じゃ無いけれど

 

あの雲の端までは380キロくらいでした。

 

でもこの水平線の場合は随分高度が下がっているようですから

 もっと短い距離になりますね。

ちびっこが海岸で見る水平線はわずか3キロ先程度らしいです。

拍子抜けするほど近いですねえ。

泳ぎの得意な親御さんだったら水平線の向こうに消えて

びっくりさせちゃうことも全然あり、だ

 

持参していた本も読まず何をするわけでもなく

そんなしょうもないことを延々考えておりましたら

もう軽食のお時間です。

やっぱり飛行機に乗るなら昼間に限りますね。

来るときは時間が経つのが遅かった~

 ミートパイとティムタムでした。

 ジェットスターの名誉の為に申しますが

チープなイメージはあれど機内食は美味しいし(有料だけれど)

水は無料で貰えるしシートはレザーだし(前後は狭いけれど)

全席モニター付きだし(情報ページ等を除いて有料だけれど)

そんなに悪くない、と思うのでありますよ。

(床のお掃除はもう少し頑張って欲しい気はする)

 

まぶしかった太陽もいよいよ沈みました。

 翼の上に一番星

 そして飛行機は

定刻通り成田に到着となりました。

 

6日前、勘違いしてウロウロしていた出国ロビー

 大慌てであの階段を駆け下りて

 ここで平謝りしながら搭乗券を差し出したら

 それはそれはムっとした顔で

ひったくられるようにチケットを取られましたっけ

それでも10人くらい呼ばれた中で

血相変えて走ってきたの、わたし達だけだったのになあ

残りの8人はどうしたのかなあ

 

そうそう、第3ターミナルの困ったところがありました。

どうも荷物のターンテーブルが短いみたいなんです。

荷物が乗り切らないのでおんなじ荷物がぐるぐる回っていて

自分の荷物が出てくるまでに相当時間が掛かりました。

 

第3ターミナルは一般車が入れないので

シャトルバスに乗るかもしくはこの連絡通路を歩いて

第2ターミナルまで行かなければなりません。

 向こうに行ってすぐ、ものすごく寒い日が続いたそうですが

急に暖かくなったのがこの日だったので助かりました。

もう夜なのに歩いていればコート無しでも平気なくらいだったんです。

 

途中に休憩スペースもあります。

 やっと第2ターミナルに到着。

 パーキングに預けてある車を届けて頂き

久しぶりの我が家へと戻ったのでした。

 そしてチームしましま一同は

最初の写真の通りだったのでありますが…

 

たちまち通常営業

 

あ、こら、姐さん達

ちーのくんが寝てるからって

乗るんじゃありませんたら

 のんびりまったりのチームしましま復活でありました。

 

長い長い長い旅行記、

お付き合いいただきましてどうもありがとうございました。

ケアンズ、ぜひともまた訪れたいとても素敵な所でした。

そして

グリーン島は要するに海水浴場だ。

 もっともっといかにもグレートバリアリーフで

 シュノーケリングしました感が欲しい

スカイレールでパンフレットを読まなかったために

 多数の見落とし発生

キュランダ村で雨に降られてパニックになり

 予定をこなせなかったし

 パンフレットを読まなかったために多数の見落とし発生

キュランダ高原鉄道乗車中のスコールの為

 バロンフォールズ駅で外に出られなかった

昼間のパロネラパークにも行きたい

(夜間はツアーのみですが昼間は自由に見学することができます)

カモノハシに会いたかった

等の反省点、心残りな点も多数あり

やってみたいことリストに「もう一度ケアンズに行く」が

早くも書き込まれております。

いつになる事やら判りませんが実現の折にはまた旅行記として

ご紹介させて頂くかも知れません。

 

 

 

 

 


テーブルの上の山問題

2017-03-10 12:10:00 | 旅行記 ケアンズ編

 

 

 珍しくちーのくんをべろんべろんするらってくん。

 あんまりべろんべろんするから

 

やっぱりちーのくんが目を覚まして

 寝ぼけ眼ながら前足をべろんべろん。

 

イクメンエンジン始動 

 おみみをべろんべろん

 そしたららってくん

 『う~ん

今日はらっちゃんが

 

イクメンパパになろうと思ったのににゃ~

 あんなに夢中でべろんべろんしたからよ

 

~テーブルの上の山問題について~

 

・夫はイイかっこしいです。

・夫は人目を気にします。

・夫は見栄っ張りです。

・夫の判断基準は「みんな」です。

みんながどうした、みんながこうした…

それが的確に「みんな」の行動を把握できているのならばまだしも

哀しいかな、うちの夫の観察力というものは著しく低レベルです。

そんな夫と旅行の度揉めるのが

「会社へのばらまき土産問題」でありまして

夫が言うには箱を開けて

「良かったら食べてください」はNGなんだそう。

まあ、ここは良いでしょう。

個包装が必須なんですね、って事は理解できます。

となると、例えば北海道ならばマルセイバターサンド、

広島ならばもみじ饅頭、京都ならば阿闍梨餅をおひとつづつ…

って感じじゃありませんか?

が、しかし、夫は主張します。

今の部署はそれじゃダメなんだ

「みんな」そういうのを3種類くらいずつ配ると

ねえ、それって何の必要があってするの?

 

お休みで負担をかけてしまうアシスタントのお姉さま方には

いつも別途お土産を用意しています。

絶対それで十分だ。

後の男性社員には個包装のお菓子をひとつづつ配れば大丈夫、と

いくら言っても首を縦にふりません。

お菓子売り場でムッとした顔でグズグズ言うなんて

まるっきり子どものすることですが

このグズグズ野郎はれっきとしたアラフィフのおっさんなのだ

 

だんだんわたしもバカバカしくなってきちゃって

どうして常識的な事を言ってるわたしが

ドケチ女って思われなきゃいけないのかしら?

もういいです、どうぞお好きにしてください、って事になり

本人の判断に任せた結果がこれです。

 

 

 

テーブルの上の山の正体「19箱のティムタムたち」 

 これ、お一人お一人にね。

それに何故かハイチューみたいなソフトキャンディを

何粒かずつトッピング。

アシさんたちにはトワイニングの

オーストラリア限定ティーバック(勿論箱入り)をプラス。

これで良し、と満足そうな夫。

 

トランクにお土産を詰めていた夫が急に不安そうな顔をしました。

そして言うんです。

「ぴんぽんくまちゃん、

オレ、これをどうやって会社まで運んだらいいんだろう?」

 

………この大バカ野郎めが

 

ある日わたしは衣替えをしながら考えた。

この着なくなったお洋服、どうしようかしら?

年齢的にちょっとイタくなった服や買ったものの似合わなかった服

なんとなく着心地がしっくりこない服

(以前お話ししましたが、わたしは試着が大嫌い)

すこ~し色あせて来ちゃった夫のポロシャツ等々。

そこで思いついたのです。

旅行の時に着て現地でさようならしてくれば

帰りの荷物が減るよって。

 

わたしね、海外のスーパーが大好きなんです。

現地のスーパーで日本には無いモノを買うのは

ブランド物を買うより楽しみ

そこまでして帰りの荷物の削減をしたのに…

 

このティムタムの為にあれも我慢これも我慢

 

 

………この大バカ野郎めが

 

結局両手にティムタムをぶら下げて

ラッシュの電車で会社に行くことになった夫、

今回の件でばらまき土産とは何たるかは理解した

と申しておりました。

そしてよくよく思い返してみれば

頂くお土産は確かに「マルセイバターサンド一つ」程度であると。

 

………この大バカ野郎目が

 

 

 

とうとう最後の朝がやって来ました。

 ケアンズの早朝はいつもこんな空だったなあ。

 陽が昇るにつれて重たい雲が晴れて

 きれいな夏の空になるんですよね。

さあ、最後の朝食を食べに行きましょう。 

 昨日までは自重して来たけれど

今日こそはデニッシュ3個食べちゃうんだ‼

 

キャッチャーが来ていました。

 きっとキャッチャーですよ。

だってちゃんとパンくずキャッチできるから

 バイバイ、キャッチャー。

楽しませてくれてどうもありがとう。

 この小鳥も良く来ていたコです。

 

ケアンズの野鳥、ホントに可愛らしかったです。

 荷造りは完璧なので

 少しお名残のお散歩をしましょう。

 

このプールは一度も入らなかったです。

夫はあるものはフルに利用したがるタイプなので

入りたがりましたが

はい、そうですね。

わたし、プールは10分で飽きちゃうので

 

 

 ここはマティーズ・プレイグラウンド

子どもの遊具をそろえた無料の公園です。

 このお魚の辺りは浅いプール。

毎晩ちびっこたちで大賑わいでした。

 オーストラリアって子どもを大事にしている国なんだなあ

 

一周りしてホテルの近くまで戻ってきました。

 街の中心部までちょっと距離があったけれど

そのおかげでお散歩を楽しめたし

景色もローカルでのんびりしていて居心地のいいホテルでした。

 

公園の一角にはBBQスペースが。

 建国記念日の昨日は美味しそうな匂いがしておりました。

 

この後ホテルからお迎えのバスに乗って 

いよいよケアンズ空港に到着。

 空港って来るときはあんなにワクワクする場所なのに

 帰りはものすごく寂しい場所に見えますよね。

 

ロビーに有った自販機は何を売っているのかと思ったら

 ビーサンでした

どうしてロビーにただ一台の自販機がビーサンなんでしょうね?

 

 またまたチェックインに時間が掛かりましたが

やっと終了。

 さあ、出国ロビーに移動しましょう。

 来たときは「ようこそ」だったのになあ

 

ロビーの中央はこんな感じで

カフェもあるし免税店も何店舗かあります。

小さい空港なのでほとんど何にも無い、って聞いていたのですが

ブラブラして時間をつぶすには十分でした。

 ここでもカフェのコーヒーはやっぱり美味しかったそうです。

ケアンズで外れコーヒーは無しでしたね。

 

ほんのちょっと左に進んだだけなのに

 ジェットスターの搭乗口はこんなに殺風景

 

いよいよ飛行機に乗り込んで

(大丈夫‼今回は早々と乗りましたとも)

 定刻通り出発です。

 ケアンズ上空を旋回

 さようならケアンズ、さようならオーストラリア

 沢山の楽しい思い出をどうもありがとうございました。

 

続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


夢は想うものではなく叶えていくもの

2017-03-08 12:10:00 | 旅行記 ケアンズ編

 

 甘えんぼでお昼寝していたらってくん

 フルメンバーねこ団子で嬉しいね。

 シャッターの音で目が覚めちゃって 

 おめめをしょぼしょぼしていましたが

 

いつもは甘えんぼのらってくんだけれど

 

 今日はちーのくんをべろんべろんするんですって。

 一生懸命べろんべろんしているけれど

 それじゃあちーのくんのおめめが覚めちゃいそうよ。

 

パロネラパークの続きです。

 

パロネラパークとは

スペイン人ホセ・パロネラが1930年に作ったお城の跡。

お城をつくる、と言いますと、

例えば織田信長が安土城を建てた、と言っても

実際建てたのは当然大工さんたちです。

でもこのパロネラさん、

実業家ながらホントに自分で設計(なんと脳内で)施工

お城をDIYしたのです。

子どもの頃の夢であった「自分のお城を持つこと」を

あらゆる方向から実現した訳ですね。

子どもの頃から貧しい暮らしをし

夢を求めてオーストラリアに来るも厳しい肉体労働の日々。

それでもパロネラさんは夢を叶えるため必死に働き続け

ついには夢を叶えたのです。

「夢は想うものではなく叶えていくもの」という

パロネラさんの言葉を形にしたお城、

それがパロネラパークなのですね。

プラス妻や子どもたちへの愛情も詰まったこのお城は

テニスコートや映画館、展望台、レストラン

結婚式場として営業されていました。

しかし洪水で壊滅的な被害を受け、負けじと再建するも

今度は自らの病に苦しみます。

1948年、パロネラさんは60歳の生涯を閉じました。

その後家族によって経営は続けられましたが

度重なる洪水の被害を受けとうとう再建不能になり売却

何度かオーナーが変わる中1979年には火災で建物が全焼、

1986年の台風、洪水の大被害によりついに放棄され

廃墟化してしまったのでした。

時は流れて1993年、

オートキャンプで旅をしていたある夫婦、

パロネラパークの噂を聞いてどんな所だろうと訪れてみました。

熱帯雨林に埋もれた古城に心を奪われた夫婦は

気になってこの城のリサーチをしたところ

ホセ・パロネラの情熱と愛情を知るところとなるのです。

パロネラパークはこの夫婦の努力によって蘇り

再び多くの人々に愛される城となりました。

 

 

暗い森の中を進んでいくと

 

 

 

 割とあっさりお城に到着。

 「天空の城ラピュタ」のモデルになったといううわさもありますが

それはガセです。

スタジオジブリが公式に否定しております。

 

この通りボロボロですので立ち入ることはできません。

基礎の骨組みにはキュランダ村のベンチに使われていた

ご存じ、古いレールが使われております。

 

壁に波打った模様があります。

これはパロネラさんが手で壁を塗って付けました。 

 暗闇に浮かび上がる古城

妻マルガリータさんとのハネムーンでヨーロッパの数々の城を見て回り

調査を重ねたパロネラさんですが

やはりたどり着くところは故郷スペインのお城だったようですね。

ガウディの建築物も参考にしたというお城

 幻想的でとても美しかったです。

 

再び暗い森を進んでいくと水音が聞こえてきました。

視界が広がった先には

 

ハイ

大・大・大好物の滝

あまりに整った形なので人口の滝かと思ったら

自然のものだそうです。

 パロネラさん、このミーナ滝に一目惚れして

この土地を買うことを決めたんですって。

 滝を利用した水力発電所もつくられており、

長らく使えませんでしたが2009年に完全復活

現在は100%自家発電を実現しています。

 

滝の上に宵の明星。夢のような光景

 あんまり水量が多いとこの滝が太い一本になってしまうのですが

本日はベストな水量でした。

 

いつまでも眺めていたい景色ですが

 次のポイントに参りましょう。

 

この先の大階段はパロネラさんが初めて工事に取り掛かった場所。

一段一段手作りの階段ですから要足元注意となっています。

階段を上って左に曲がると小道が続いています。

 

恋人たちの小道です。

恋人が手をつないで二人並んで歩くのに

ジャストサイズに作ったそうですが

 にしてはちょい広めでした。

 

突き当りまで行くとまた建物。

建物に向かってライトを当てないように注意があります。

ここはトンネルの入り口。

建設に使うための土を掘っていたら通り抜けちゃって

その先に滝を見つけたのでトンネルとして整備したのだそうです。

滝はテレサの滝と言います。

このトンネル、

愛娘テレサちゃんへの誕生日プレゼントなんですって。

 

というステキなエピソードですが

現在はコウモリが住みついちゃって

ライトを当てると一斉に飛び出してくるデンジャラスポイントになっております。

 

ガイドのともちゃんが何かを捕まえました。

雨上がりの蒸し暑い夜なので蛍が居たんですね。

何とも言えない優しい明かり、

日本の蛍の二倍くらい点滅するのが興味深かったです。

 

次に向かったのは

カウリアベニューです。

 スカイレールのレッドピーク駅で見た大きな木です。

このカウリパインは100年間伐採しないことを条件に

オーストラリア政府からものすごく安く

(タダでは無かった気がする)譲渡されました。

立ち並ぶ巨木の姿がまるで神殿の柱のようです。

 

カウリアベニューを後にして

 

 

 

ここで

 

とても素敵な感動の演出があったのです

 

でもそれは秘密にしておきます。

このナイトツアーに参加した人がわたしたちと同じように

びっくりして、そして感動して欲しいから

 

 

このお城はテニスの試合の観覧席や

レストランとして使われたものです。

 お城の前には美しい噴水が。

 皆さんがこの噴水とお城をバックに

記念撮影をしているというのに

 

夫よ、何故そこでウロウロするのか

 夫が写り込んでしまった皆様、申し訳ありません

 

シャンパンのサービスもありました。

キュランダ高原鉄道で「マモーサ」を頂いたので

シャンパンも大丈夫、イケる、と思ってチャレンジしてみました。

 

美味しく頂きました

 

 お池の中の植栽も素晴らしいですね。

 オーストラリアに来るときに

スペインに恋人を残してきたパロネラさん。

せっせと送り続けたラブレターが届くことはありませんでした。

十数年のち、ようやく祖国に帰国したパロネラさんは

恋人の元へ急ぎますが

彼女は既に別の男性と結婚し、お母さんになっておりました。

失意のパロネラさんは一人の女性と知り合います。

なんと

元恋人のおかあさんたら、

「独身の妹がいるのよ」とパロネラさんに紹介してくれたのです。

やがてこのマルガリータさんと結婚したパロネラさん。

パロネラパークには少年の頃からの夢と

マルガリータさんへの愛が詰まっているのでした。

というようなお話を

この幻想的な風景を見ながらガイドのともちゃんから聞き、

感動の嵐とともにパロネラパークナイトツアーは終了です。

感動は感動でも

ちょっとやそっとのレベルじゃないほど感動しました

 

感動したんです、本当に。

しました、が

 

見てしまったんですよ、ギフトショップで

何って、それはね…

ガイドブックに載っていたパロネラ夫妻の婚礼写真を。

 

マルガリータさんには何の罪も無いんだ

あまりにもステキなお話だったので

勝手にイメージが膨らんでしまったのがいけないんです。

 

姉は結婚して子どももいたけれど妹は独身だった…、うん、納得。

お母さんが「妹は独身よ」と売り込んだ…うん、納得。

パロネラさん、

オーストラリアで死に物狂いで頑張ったので

故郷に里帰りした時は相当の資産家になっていたんですよね。

でもでも、

いくら花嫁のビジュアルがわたしのイメージとずれていようと

パロネラ夫妻の愛は変わらず光り輝く真実なのです

 

ケアンズ最後の夜に素晴らしい体験ができて大満足。

さて、いよいよ帰り支度を始めなければなりませんね。

この作業って…

何度やってもこの上なく寂しい

 

で、このテーブルの上の山問題が出てくる訳です。

 続きます。 

 

 

 


最後の目的地

2017-03-06 12:10:00 | 旅行記 ケアンズ編

 

 

いつも下敷きになっているちーのくんですが

今日はちょっと違うかも。

 

ほらね

ちょっとお行儀が悪い感じもするけれど

きりちゃんも黙ってることだし

 

いつも我慢のちーのくんだもん。

たまにはいいよね

っと見て見ぬふりなのでありました。

 

 

続きです。

 

 公園からホテルに戻る途中

並木のように木が植えられた所がありました。

 これはホウオウボクですが

遠目で見ていると色違いかなって思う黄色い花は

近づくと色も葉の形も全然違います。

 奥のピンクなんて 

 葉っぱも似ている気がするけれど

 よくよく見ると

 

 全く違うんですね。 

 でもピンクのグラデーションがとても可愛らしいです。

 くちばしが青い小鳥さんがここにもいました。

 ケアンズでは沢山のカワイイ小鳥に会えました

 

一度ホテルに戻って一休みしたら最後のお出かけ。

ケアンズに来たかったのは

キュランダ高原鉄道に乗ってみたかったからでしたが

ケアンズの事を調べるうちにもう一か所

どうしても行ってみたいところが見つかったのです。

雨の中行くのは困るなあ、と思っていましたが

今夜にかけてお天気は回復するようです。

バッグに虫よけスプレーを入れて、さあ、出発です。

 

お迎えのバスに乗って南へ下っていきます。

遠目に見ているだけだったコンベンションセンターの前を 

初めて通過しました。

これから高速道路で100キロくらい移動するんですって。

 

黄色いのは潜水艦ですね。

 ホームセンターにはペンキ塗りするペンギンの看板

 高速道路と言ってもこんな感じです。

そりゃあカンガルーの飛び出し事故も起こるだろう

この道は2週間ほど前に大雨が降って通行止めになったそうです。

その時期だったらこのツアーも中止になっていたかもしれません。

 

とんがった山が見えてきました。

 オーストラリア人って何のひねりも無く

見たまんま名前を付けるんですって。

植物やペリカン、グリーン島を思い返しても

大きくうなずける話です。

 

ですからこの山の名前はズバリ

 ピラミッドマウンテンです。

 

この町では年に一度マラソン大会がありまして

町の中心をスタートしこの山を登っておりてスタートに戻る、

というコースなのですが

2007年の優勝者ニールさんは

75分35秒という大会新記録を打ち立てたそうです。

どのくらい早いかよくわかりませんが

ニールさん、この白く見える沢の跡を駆け下りず

ゴロンゴロンと転がって捨て身の時間短縮を試みたとか。

それが功を奏し驚異の好タイムを生みましたが

満身創痍でのゴールとなり

賞金1000ドルは治療費で消えてしまったのでした。

 

というお話は本日のガイド、ともちゃんが教えてくれました。

このガイドさん、とにかくよく喋るひっきりなしにしゃべる

100キロの移動中ずーっとしゃべってて

もっと驚いたのは帰りの車内もマイクを離さなかったことでした。

あんまりよく喋るのでこれはぜひご紹介したいと

必死にメモった成果が発揮できて良かったです。

ところがです、メモの中に「セバスチャン」の文字。

誰?セバスチャンっていったい誰の事?

全く思い出せないのでありました

 

 出発から2時間ほどかかったでしょうか?

レストラン「ロスコーズ」に到着です。

まずここで食事をしてからさらに目的地を目指すのです。

 

このレストラン、元は評判のピザ屋さんだったのですが

イタリアンブッフェを始めたら大変な人気になったそうですよ。

テイクアウトのピザを買いに来ている地元の人たちも

沢山いらっしゃいました。

 

具だくさんなミネストローネ

 オムレツやグラタンやペンネにサラダ

 パスタにマリネ、そしてピザですがちょっと変わってて…。

どこかのピザに似ているなあって考えていたんですけれど

 食べ放題ピザのシェーキーズじゃないかしら?

 

分厚いステーキだと思ったら2枚重なっていました。

デザートもありましたよ。

 

 ケアンズに来てから堂々とティーバッグの紅茶が出てくることに

とってもびっくりしていましたが

遂にコーヒーがインスタントで登場。コレは夫が飲みましたが

美味しい、とのことですよ。

 

建国記念日なので国旗とワニの頭を持ったウエイターさんと

記念撮影を。

 この頭、本物だそうです。

それから…、思い出しました。

この方がセバスチャン氏でありました

 

レストランを後にして山道に入る事10分ほどで到着。

ここはパロネラパーク。

 私たちの最後の目的地です。

 

「夢は想うものではなく叶えていくもの」

 パロネラパークとはどんなところなのでしょうか?

 

山奥の森の中にあるパロネラパークなので

旅行会社のアドバイスで虫よけスプレーを持参したんです。

 入り口に自由に使えるスプレーもあったんですけれど

物凄くむせてる方がいらしたので

オーストラリアのはきついのかも知れません。

 

小さい懐中電灯も配られていよいよ準備OK。

 さあ、出発です。

 

続きます。

 

 

 

 

 

 

 


今日はお天気と仲良し

2017-03-03 12:10:00 | 旅行記 ケアンズ編

 

 『らっちゃん、何してるんですにゃ?』

 りんちゃんも来ましたよ。

 

『ハエがどこかに行っちゃったんですにゃ』

 りんちゃんもキョロキョロ。

 

そこにちーのくんもきたけれど

 ハエ、いるじゃない‼

 

お門違いな所を探すボーイズですが

 りんちゃんはちゃんと見ていた、

 

が、

動画終了

 

それにすら気づかないらってくんは

 ハエを追い求めて

 

わざわざこんな所に上るのです。

 ユーチューブはハエの事はすっぱりと終わらせて

ボンジョヴィをすすめているのに

 

当ても無くハエを探すのでした。

そう、2センチ幅のテレビの上で

 

 

 大きな建物がある、と思いきや

 近づいていくと

 

 

 

あらまああなたはベランダから見たクルーズ船じゃありませんか。

 こんなに大きくて立派な船だったんですね。

 それにしても芝生の広場のすぐ向こう側に大型船って

とっても変な感じがします。

 

ここからケアンズ駅の隣のショッピングモール

ケアンズセントラルを目指します。

5年前に買った革のサンダルが随分傷んでしまったので

履きつぶしてしまってもいいからと

グリーン島で濡れたまま履いたんです。

そしたらサンダルがものすごく臭くなったんですよ‼

革が濡れて生乾きが続くとそれは大変なことになるんですね

わたしは普段から代謝が悪いらしくてとっても汗をかきにくいんです。

ですからたとえブーツで一日歩き回っても

足が臭うって事、全くないんですけれど

この時ばかりは臭かった

何としても新しいサンダルを買わなければ

 建国記念日はセールをするらしくて

半額で新しいサンダルを手に入れることが出来ました

 

 祝日でお休みのお店も多かったです。

 ケアンズセントラルはお休みではありませんが

16時に閉店でした。

 

 アーケードの中にある夫が行きたかったカフェも

 残念ながらお休みでした。

 キュランダ村にも行ってみたいカフェがあったらしいのですが

スコールのせいで取り乱したので予定も何もわからなくなり

行けなかったんです。

カフェ2連敗でがっかりしておりました。

 

おなかが空いてきたのでもう一度マリーナに戻ります。

曇り空なのでまたまたボードウォークを通ります。

 

 グリーン島に行った時のフェリーターミナルにある

カフェ「アル ポルト」

名前はこんなですがイタリアン感は皆無でした。

 あ、でも、

お隣さんが食べていたシーフードパスタは美味しそうだったなあ

 

わたしはフルーツヨーグルトサラダのパンケーキ。

 このヨーグルト、

濃厚で酸味も少なめ「ツルヤの濃厚ヨーグルト」的で

美味しかったです。

 

夫は悩んだ末にハンバーガー。

何を悩んだかと申しますと、

このカフェはパンケーキが美味しいと聞いて来たからなんです。

でもメニューを見ていたら食べたくなったんですよね。

 パンケーキを分けてあげる、という事で納得し

ハンバーガーに決定。

これまた美味しくて自分の選択に自画自賛でした。

 

あっという間にすごい雨。

 今日は運が良くて、ホテルを出ようとしたら小雨になり

ケアンズセントラルの店内にいるときに土砂降り

出たらやんでいて、今はこの状態です。

そして食事が終わった頃には

 

すっかり雨が上がりました

 可愛らしいポスト

 鳥さんはお水を飲みに来たのかな?

 空を見上げると

 

雲が晴れてきましたね。

 この電信柱にはユーカリの木を使っているそうです。

 

おお、いかにもオーストラリアっぽい光景じゃありませんか

 勿論足元は

 

 

 

素足

 オーストラリア人て夏は素足派、多いらしいんです。

日本に住んでいても夏は素足で歩き「変な外人って言われる」って

愚痴っていたオーストラリア人を知っていますが

そりゃ無理ないですって

 

 歯医者さんの看板

 centreはcenterと同じです。イギリス表記ですね。

 

大きな建物を作っているようでこれまた大きなクレーン。

 祝日だというのにお仕事中でした。

 そういえば道路工事もお店のリフォーム工事も

やっていました。

何だか不思議です

 

とっても立派な公園なので

何か建国記念イベントをやっているんじゃないかと寄ってみたら

 何にもやっていませんでした。

ムンローマーチン公園です。

 

立派なステージもあるのにね。 

 植物園的な要素も持たせてリニューアルしたらしく

 

とにかく花壇が素晴らしい

 モンステラ属も

 

フィロデンドロン属も

 ドラセナ属も花壇で元気に育っています。

 状態も凄くイイので頻繁に手入れをされているんでしょうね。

 

ケアンズ郊外には植物園があってツアーに組み込まれていることも

多いらしいのですが

世界の植物を集めました、という要素が強くて旅行者が行っても…、

って感じみたいです。

 これだけ植栽が素晴らしい街なので

のんびり歩いているだけで沢山の熱帯の植物を

目にすることが出来ますよ。

 

こちらはホウオウボク

オーストラリアでは色合いと開花時期から

クリスマスツリーと呼ばれるとか。

 街路樹として沢山植えられていました。

 

このビジュアルですから「ネムノキ科」と言いたいところですが

 マメ科までは同分類ですがその先が違うみたいですね。

沖縄にも沢山植えられているようですよ。

 

 

雨はすっかり上がりましたがまだ雲が残っています。

 まだ日差しが穏やかなので可愛らしい姉妹が犬を連れて遊んでいました。

明るい日差しの下で遊ぶのはやっぱり気分がいいのかな?

とっても楽しそうでした。

 

ミランダ・カーやヒュー・ジャックマンはオーストラリア人ですが

オーストラリア人って美形で有名ですよね。

 ごくごくごく普通の一般市民なのに

ハリウッドスターのように美しい男女がそこここに居るのです。

とんでもない率で美形が転がっているのです。

まさに美形大陸オーストラリア

オーストラリアという国に畏怖の念を抱かずにはいられませんでした。

 

 

続きます。