続きです。
ああ、もうあの濁った茶色い海の色すら離れがたい
このままもう一度着陸しましょう、と提案したい気分ですが
飛行機は一路北に向かって進みます。
当然と言えば当然なんですが
グレートバリアリーフ上空を飛ぶのですけれど
そんなこと、まるきり頭の中に無かったもので
余計に感動しております。
この星にはなんて美しいものがあるんでしょう
しばらく見えていたオーストラリア大陸も
とうとう見えなくなってしまいました
でも、
しょんぼり気分を元気にさせてくれる機内食がやってきた
今日のランチは
チキンとポテト、デザートはチョコレートケーキ
「おちこんだりもしたけれど、わたしは元気です」
赤道が近づいてきて、窓の外を見るとパプアニューギニア。
パプアニューギニア、
ケアンズに来なかったら地名としては知っていても
「なんとなく南方のくに~」くらいの認識しか持たぬまま
永遠に過ごしていたんでしょうね。
ニューギニア島はオーストラリア大陸のすぐ北に位置し
元々オーストラリア大陸の一部だった、
という事を学べたのもケアンズ旅行のおかげです。
ニューギニア島も通過して
いよいよ赤道直下も通過。
見て見て
あれってまるで
おリボンみたいじゃありませんか?
この島の名前、「おリボン島」に決定
こっち側、ずーっと太陽があったのでまぶしくて
窓を暗くしたため画面が青っぽくなっております。
すごい雲海です。ずっと向こうまで歩いて行けそう。
これ見て以来ついつい歌ってしまうのは
いっま~わたしはコバルトの風~
ジェネレーションギャップに引いている
ヤングジェネレーションな皆さん
「アメリカンフィーリング サーカス」で
おググり下さいませ。
ねえ、地平線や水平線って実際どのくらい先にあるんだろう?
と思わず夫に聞きましたが、
聞いたところでこの男が知っているはずが無いので
調べてみました。
ピタゴラスの定理で導き出すんだそうですよ。
ピタゴラスの定理、人生で初めて役に立ったかもしれない。
結局自分で計算した訳じゃ無いけれど
あの雲の端までは380キロくらいでした。
でもこの水平線の場合は随分高度が下がっているようですから
もっと短い距離になりますね。
ちびっこが海岸で見る水平線はわずか3キロ先程度らしいです。
拍子抜けするほど近いですねえ。
泳ぎの得意な親御さんだったら水平線の向こうに消えて
びっくりさせちゃうことも全然あり、だ
持参していた本も読まず何をするわけでもなく
そんなしょうもないことを延々考えておりましたら
もう軽食のお時間です。
やっぱり飛行機に乗るなら昼間に限りますね。
来るときは時間が経つのが遅かった~
ミートパイとティムタムでした。
ジェットスターの名誉の為に申しますが
チープなイメージはあれど機内食は美味しいし(有料だけれど)
水は無料で貰えるしシートはレザーだし(前後は狭いけれど)
全席モニター付きだし(情報ページ等を除いて有料だけれど)
そんなに悪くない、と思うのでありますよ。
(床のお掃除はもう少し頑張って欲しい気はする)
まぶしかった太陽もいよいよ沈みました。
翼の上に一番星
そして飛行機は
定刻通り成田に到着となりました。
6日前、勘違いしてウロウロしていた出国ロビー
大慌てであの階段を駆け下りて
ここで平謝りしながら搭乗券を差し出したら
それはそれはムっとした顔で
ひったくられるようにチケットを取られましたっけ
それでも10人くらい呼ばれた中で
血相変えて走ってきたの、わたし達だけだったのになあ
残りの8人はどうしたのかなあ
そうそう、第3ターミナルの困ったところがありました。
どうも荷物のターンテーブルが短いみたいなんです。
荷物が乗り切らないのでおんなじ荷物がぐるぐる回っていて
自分の荷物が出てくるまでに相当時間が掛かりました。
第3ターミナルは一般車が入れないので
シャトルバスに乗るかもしくはこの連絡通路を歩いて
第2ターミナルまで行かなければなりません。
向こうに行ってすぐ、ものすごく寒い日が続いたそうですが
急に暖かくなったのがこの日だったので助かりました。
もう夜なのに歩いていればコート無しでも平気なくらいだったんです。
途中に休憩スペースもあります。
やっと第2ターミナルに到着。
パーキングに預けてある車を届けて頂き
久しぶりの我が家へと戻ったのでした。
そしてチームしましま一同は
最初の写真の通りだったのでありますが…
たちまち通常営業
あ、こら、姐さん達
ちーのくんが寝てるからって
乗るんじゃありませんたら
のんびりまったりのチームしましま復活でありました。
長い長い長い旅行記、
お付き合いいただきましてどうもありがとうございました。
ケアンズ、ぜひともまた訪れたいとても素敵な所でした。
そして
グリーン島は要するに海水浴場だ。
もっともっといかにもグレートバリアリーフで
シュノーケリングしました感が欲しい
スカイレールでパンフレットを読まなかったために
多数の見落とし発生
キュランダ村で雨に降られてパニックになり
予定をこなせなかったし
パンフレットを読まなかったために多数の見落とし発生
キュランダ高原鉄道乗車中のスコールの為
バロンフォールズ駅で外に出られなかった
昼間のパロネラパークにも行きたい
(夜間はツアーのみですが昼間は自由に見学することができます)
カモノハシに会いたかった
等の反省点、心残りな点も多数あり
やってみたいことリストに「もう一度ケアンズに行く」が
早くも書き込まれております。
いつになる事やら判りませんが実現の折にはまた旅行記として
ご紹介させて頂くかも知れません。