雨の降る朝、
退屈なちーのくんの所にきりちゃんがきました。遊んでくれるのかしら?
『りっちゃん、ちょっと待って下さいにゃ。
早急に爪グシグシ、終わらせますにゃ~よ』
早急に、なんて言いながら結局待たされたきりちゃん、
早くも気分が盛り下がってしまいました。
それでも
おイスの下に隠れました。
さあ、ゲームスタートですよ~
おイスの上と下で隠れながら
ちょいちょいっとねこパンチの応酬。
きりちゃん、本当はコレが大好きなんですが
止まった
そして…
去って行くきりちゃん。
哀しいおかおで見送るちーのくんに
『りつこ、大事な用事を思い出しましたにゃ』
と言い残し
歩いて行きましたが
どこに行くのかと思えば
水飲んでるし
ちーのくん、せっかく遊んで貰えると思ったのに
振られちゃって嫌な気分です。
もう、ヤケになって爪グシグシ復活。
『りっちゃんが遊んでくれるって言うからグシグシだって中断したのに
にゃんたる無礼な振る舞いですにゃ
もうりっちゃんにゃんて、知りませんにゃん』
ってプンプンだったけれど
…いつの間にか
肉球に癒される
『肉球の癒しパワーは絶大ですにゃ。
今度おかあさんがイライラしている時にでも提供してあげましょうかにゃ~。
たちまちリラックスできちゃいますにゃ~よ』
…お気持ちだけで結構です。
お水をのんだきりちゃんはふらっと窓辺に行って
ぼんやりしています。
その様子を眺めているちーのくん。
『りっちゃん、どうしたんですかにゃ?』
そうね、きりちゃん、どうしたんでしょうね?
続きます。
長男幸夫のコスプレ写真を探していたら、こんなのも出て来ました。
本人の意向で掛けておりますが、モザイクなんていらないと思うんです。
だって、この頃の可愛らしかった面影なんて今じゃあ皆無なんですよ
時の流れって残酷です。
今ではガサツで粗野なゴツイやつの出来上がり。
当然の事ながらビビりのきりちゃんは幸夫が苦手。
行動が荒削りなので(何をするにも一々デカい音を発生させるんです)
怖いんですよね。
そして当の幸夫は気にしていないふりをしつつ、
結構寂しく思っているようです。