セパハンはちょい溶接不良(不足)があったので、しっかり溶け込ませて完成。
さあ今度は角を作るぞ! ってことで、ちょっと前に製作したカウルステーベースからの角出しと
ベースをフレームに固定するところまでを作業しました。
これが作ったカウルステーベース
フレームのステアリングネックの部分に前方から当てて、後ろに引っ張るような取り付けを考えました。
まずはお決まりの部品作りから。
左はカウルステーベース
上のヘラみたいなのが角
あとはベースを引っ張るボルト類になります。
まずはベースに角を付けましょう。
この角にプツプツと穴が開いていますが、ここには6mmナットを挟み込んで溶接してあり
あとからあれこれ装着するときに簡単にねじ止め出来るようにしてあります。
角はベースにねじ止めなので、例えばカウルを小さい物にするとか
後から変更に耐えるように交換式にしました。
ホントはフレームにパイプを直付けしてしまえばそれで終わりなんですけど
レーサーなどは目的が単一ですからそれでいいにしても
一般使用となると、そりゃオーナー変われば好みも変わるし、そういう時に出来るだけ間単に
対応出来る仕組みの方が良いと考えた結果です。
角出ししたベースをどうやってフレーム固定するかというと
こうです。
フレームにちょうど左右に貫通する穴が開いており、そこに9mm丸棒を通して両端に6mm穴を開けて
ベースと長ねじで接続して引っ張るという方式にしました。
錆びないステンの長ねじも売ってますけど、どうしても張力を考えると柔らかめの鉄がいいかと考えて
ここは鉄製に塗装を採用してます。
4つのボルトを順次締めていくと、さほど強く締めているわけでもないのに
ベースはまったく動きません。
ねじの張力ってすごいですねえ~
あとはこの角の先にライトやら電装やら色んなものがまとわりつくわけで
ここはしっかり作ってやりました。
さあ~ライトはどんなのにしよっかな!
我が家にやってきたエストレヤの細部をよく観察して、補修部品の注文をしてます。
結構掛かるなあ~
まあ、ぼちぼちといきましょう。
交換すべき部分はというと
■外装
これはもう再塗装しかないので、まずはベースカラーの白に塗りました。
このあとデザインを決めてラインを入れたりしてウレタンクリアーで完了ですね。
■足回り
フロントは洗浄とオイル交換くらいで大丈夫そうです。
ブーツは水が溜まるので好きではありません。潔く剥ぎ取りました。
リヤはショックは交換ですけど、これは後々。
スイングアームは分解ついでに塗装します。さびは残したくないからねえ~
フロントのステムベアリングも部品が来ました。
■電装系
リヤ周りをもう少しスリムにしようと思って分解しました。
ウインカーが交換されてましたが、割れたり削れたりしているのでこれも交換
これ安い割にいいかも。
テールランプの裏側は?っていうと、なんだこの配線処理は・・・
こういうのめまいがしそうです。
すっきりさせましょう。
作業するのに邪魔なリヤフェンダーとサブフレームはお引取り願いましょう。
これ重い!
■ブレーキ
前後共にホースとニップルを交換です。
とりあえずはこんなところでしょうか。
と言いつつ、こんなシートが乗ってます。。。
カウリングステーのベースも出来たし、装着を始めたいのですが
車体に対してどれくらいの高さにするかっていう基準がないと
ステーの形・長さ・角度などなど、ディメンジョンが決まりません。
基準はハンドルなんで、ハンドルを購入・・・
でもですねえ、最近のセパハンって造りもきれいだし悪くないのですが
やはり、この手の車体だとレーサー風のあのタイトなやつがいいんですよねえ。
でも、そういうのってタレ角が結構キツイです。
普段使いを考えると、もう少しタレ角の少ない、そうちょうど5度くらいがいいんです。
でも無いですねえ~
無けりゃ仕方ないんで作りました。
まずはセパハンを構成している部品の切り出し。
最近はこの手の素材も入手が簡単でいいですねえ。
途中は削ったり、溶接したり、手が汚いので写真なし
こんな感じに出来ました。
跨ってみて手首に負荷が掛からないいい感じです。
ハンドルをゆすったり、手前に引いたり押したりと、溶接の強度テストはOKなようですが
溶接がちょい怪しいところもあるので、後日しっかりと盛りましょう。
こちらは最後の難関であるカウリングステーの製作に入りました。
仕事の作業場が都内に移転してしまったため、平日はまったく作業時間が取れなくなってしまいました。
これは大きいです・・・
進めているRZ50については、前にも触れていますが出来上がり次第売却する方向です。
それでも自分が乗りたいようにしたい方向に変わりはありません。
フルカウルのステーといえば、ステアリングネックの部分に、通称「象の鼻」といわれる突起を溶接して
その先にカウルと接合するステーを付けるのがごく一般的だと思います。
今回、この車両に課したお題として「いつでもノーマルに戻せる」があります。
面倒なことをしないで溶接しちゃえばいいのですが、これは時期オーナーさんがどうにでも出来るようにと
考えた結果です。
それではまず鉄板からステーの土台となる部分の部品を切り出していきます。
ステアリングネックの太さが43mmなので、少し余裕を見て46mmのホルソーで穴を開けて
それを2分割したものを切り出しました。
それにしてもホルソーうるせ~
鉄の切断面(半円形部分)がステアリングネックにはまるようにするのですが
そのまま当ててネジで締め上げれば、当然フレームがザクザクになりますもんね。
ここはゴムで保護することにします。
こんなものがホームセンターで売っていますので、ちょうどよい長さに切ります。
ちょっと幅が広いゴムで直径46mmの曲面にはめるには浮き上がってしまうため
半分以下の幅に調整します。
うまくはまりました。
そのたあれこれ切り出して
直角を意識しながら溶接して
こんな物が出来上がりました。
あとはサンダーできれいにバリ取りして
これをこんな感じではめ込みます。
あとはフレームの後ろ側からネジで締め上げてしまえば
相当しっかりした「象の鼻の土台」が出来上がります。
カウルを外したい時は、これを外せばきれいさっぱりノーマルに戻るというわけです。
ここから先端に付くステーは、前回グースで作った物と同じようなステーを作るわけですが
グースで学んだことを加味して、一味加えたいと目論んでいます。
今日は結構上手くいったな!