YAMAHA GX750 デフ周り

2011年08月15日 | GX750
このブログをお読みいただいている方から、デフ周りについてのご要望をいただき

確かにあまり書いていなかったなあ~ ということもあり

点検ついでにアップしてみることにしました。


スイングアームから後ろの構成ですが、以下のような組み合わせになっています。

・スイングアーム : GX750
・ドライブシャフト&
 ユニバーサルジョイント : GX750
・デフBOX : XJ750EⅡ
・ホイール : XJ750EⅡ
・ディスク板 : SRX600

で、スイングアームから後ろを、ごっそりXJ750に換えてしまうのが

一番早い(ピポット部分の幅は同じ)のですが、ホイールベースが40mm延長

になるのと、リヤサスマウントが80mm近く後方へ移動するため

かなり長めのリヤショックに換装する必要があります。

もちろん取り付け角度の問題もありますし、これはこれで大きな改造を伴い

また、ホイールベースの延長も、吉と出るか凶と出るか みたいな感じですので

現在は、GX750のスイングアームを使用しているというわけです。


この辺りの作業をし始めた時、デフをこんな感じで比べて・・・


何となくそのままイケそうな気がして、サクサクと組み立ててみたのですが

いざ、ホイールシャフトを差し込んでみると

わずかにデフのセンターから、数ミリ前方にシャフトが位置しているわけです。

きちんと計らないとダメですね。

これはイカン! ということで、あれこれ計ったところ、デフとスイングアームの間に

スペーサーが必要なことがわかりました。

そこで削りだしたのがコレです。



我家のスーパーミニ旋盤をこき使って、丸一日がかりの作業でした。

デフとスイングアーム側の嵌め合いの径が違うんですね。

これ側面から見ると、こんな感じです。



ここに付くわけですね。


一応、自分の作った物の寸法はこんな感じです。





これで無事に、GX用スイングアームと、XJ用のデフの合体に成功するのですが

実は、この組み合わせですと、ドライブシャフトはGX用を使うことしか出来ません。

何故なら、XJ用のものはかなり長いのですね。

ユニバーサルジョイントの形状がまるでことなるようで、その辺りの寸法との

兼ね合いでしょうか。


しかしながら、GX用がそのままポン付けかというと、ここにも一工夫(苦し紛れ)

がありまして

全てを取り付けると、ユニバーサルジョイントからデフまでの長さより

ドライブシャフトの方が、15mmほど短いことがわかりました。

これは、ユニバーサルジョイント側のシャフト差込深さが60mmくらいあることから

そこの奥に硬質ゴムの詰め物をして、シャフトの遊びを無くしています。

これしないと、シャフトが遊んで、デフ側の差込から外れてしまうのですね。





この辺りの加工や部品選択は、あくまで私個人の判断でやっておりますので

あくまでも自己責任でお願いします。


YAMAHA GX750 公道復帰完了

2011年08月06日 | GX750
ユーザー車検に成功しました。

成功というほどの事ではありませんが、それでもひとつの区切りが付きました。


車検場へ行く前に、近くの予備検査工場で光軸調整をお願いしました。

手際のいいお姉ちゃんが、チャチャっと調整してくれて、1000円!

おまけに冷たいコーヒーまでサービス。




車検場でまずは書類の作成と提出です。

書類を作って、代書屋さんで自賠責に入ろうとお願いした時です。

「この廃車証は原本じゃないねえ。おそらくこのままでは通らないよ」


・・・・


そんなの知らないよ~

「じゃあ、とりあえず窓口で聞いてみますね」


そう言って、窓口で確認すると・・・

「古い書類だからねえ。大丈夫ですよ」



な~んだ、大丈夫じゃん!


こんな感じで、自賠責に入るため、再度代書屋さんい行こうとしたときに

念のため、窓口に尋ねておきました。

「ホントに大丈夫なんですね! 自賠責入ってきますから」

窓口→「わかりました。揃ったら受付しますから持ってきてくださいね」



ここまで言われれば、その通りにするのは当然ですよね。



で、自賠責に入って、印紙などの支払いを済ませて窓口へ行くと

ポンポン!ってハンコを押して、「それじゃ、検査の受付窓口行ってください」


こう言うわけで、検査窓口に行って、書類を提出しました。



そしたら、検査窓口の年配の係員が

「あれ? これって写しだなあ。原本ないですか?」

こう言ってきたのです。

こっちはそんなの知らないし、買った時にもらった書類をそのまま出しただけです。



「さっき、あちらの受付で確認したら、大丈夫って言われて、ハンコも押してあるでしょ」


検査窓口→「でもねえ、これだと受けられないですよ」




ちょっと待ってよ!。おたくらの仲間が大丈夫って言ってるんだけどなあ~



その旨を、最初の窓口でもう1回確認します。

「さっきおたくが大丈夫って言った書類を、検査窓口はダメだって言ってるよ」

「どういうこと?」


受付→「・・・・」


「ちょっと待ってくださいね」



奥の方で、何やら話し合ってます。


上司のような人が出てきて

「あのですねえ、これ写しみたいなんですよ」


「写しだろうとなんだろうと、こっちはわからないけど、それをさっき確認してお金払ってきたんだけど」

「今更、そんなこと言われても、こっちもそうですか!ってわけにいかないでしょ」
「そっちでなんとかしてよ」


こう言い放って、待ちます。


しばらくすると

「あのですねえ、書類は本物みたいですが、ちょっと手続きに数日掛かるんですよ」

「どちらにしても今日の検査は無理ですねえ」



ムカッ!


「あのねえ、そっちの受付印があるじゃん」

「念押ししてお金払ったんだけど」


すると

「じゃあ、今日なんとか手続きするので、明日来てもらえますか?」


バカかこいつら


「あのねえ、それが出来ないから、さっきさんざん確認したんだよ」

「自賠責だって1ヶ月余分に払ってるけど、次はいつ来れるかわからないわけ」

「勝手なこと言ってないで、そっちのミスなんだから今やってよ!」



待つこと30分


今、品川陸自に照会して、大丈夫なことがわかりましたので、今日検査してください」


やりゃ出来るじゃん。最初からやれよ!


ホントにお役所仕事丸出しですね。



書類ですったもんだして、予約した検査時間はとっくに過ぎてます。



いざ検査ラインに入ると、もう他の受検者は終わってしまって

検査官もひまそうです。


「じゃあ、こっちに入ってください。」


そう言われてラインに入ると、あれこれ2人の検査官に念入りなチェックを受けます。


「そんなに見なくていいのになあ~」


「はい!OKです。じゃあ騒音測定しますので、3750回転まで上げてください」


何だよ、そのハンパな数字


レッドゾーンの半分の回転まで上げるらしいのですが、おれのは7000回転だぜ。

計算まちがってねえ・・・


後ろでタコメーターを凝視してます。見なくていいのになあ~


で、指定の回転まで上げると

「あれ、115デシベルもあるなあ~ そんなにあるかなあ」


こう言ってます。

規定値上限は99デシベルです。

軽くオーバーしてるじゃん(笑)


「もう1回上げてくれる?」


アクセル捻って回転を上げます。

今度は102デシベル


「はい!いいですよ」


OKじゃないよねえ・・・


結果を聞くと


「えっと、音が規定値超えてるのと、ライトスイッチにオンオフの文字がないんですよ」

「あと1時間あるけど直せます?」



もちろんやりますよ。


「すぐに対策してきますから。」


そう言って、気は焦るばかり


とりあえずライトスイッチは、白い修正ペンで書いちゃいました。



明らかに書きすぎww



音をどうしよう・・・



もう、こうなったら何でもありです。

マフラーの出口につけていた、ディフューザーの裏側に、空き缶を裂いて作った

板を巻きつけて、細いドライバーで穴を開けました。


こんなんでいいのかなあ~


音も明らかに小さくなりました。




再度、検査ラインへ


両方とも合格!


「よく対策出来ましたねえ。これでOKですよ」


すげーいい加減。こんなもんなんですね。


晴れて公道復帰となりました。










まだまだ、改善点が多いのですが、これで堂々と乗ることが出来ます。

いや~ なんとも低速の気持ちいい車体です。


あとでわかったのですが、タコメーターの動作不良で回転指示の上がりが不十分でした。


もしかしたら5000回転くらい上がってたんかなあ~


明らかに、これより大きな音のバイクがちゃんと検査合格でしたから

検査官がおかしいなあ~って言っていたのも、うなづけます。

YAMAHA GX750 車検準備

2011年08月05日 | GX750
だいぶ更新が滞っていますが、いよいよ公道復帰の時が来ました。

車検前に全体の再点検をして、あとは気になるところを・・・


まずはこれなんですが



いきなり小さなOリングの写真見せてもわからないですね。

ガソリンコックの負圧バルブなんですが、ちょっとお漏らししているみたいです。




この負圧バルブの先端に付いているのが、このOリングなのですが

純正部品で、このOリングだけっていう販売をしてないようです。

アッセンブリで購入するとなると、部品としてはかなりお高いようで

かといって、お漏らししたままというわけにはいきません。


そこで探し回ったところ、某ホームセンターにてゲット出来ました。

汎用品かというと、実はそうではなく、ホンダの農機具のエンジン部品でして

これが見事にピッタンコ!

5000円近くの出費(GXはコックが両側なので倍ですね)も覚悟したのですが

120円で済んでしまいました。


新しいゴムは、やはり密閉力が違います。

しっかりと、ガス漏れを止めることが出来ました。

もちろん、耐ガス製品なので安心です。


さすが! 世界のホンダ


お次は、改造した油圧クラッチなのですが、むき出しのままでした。

こりゃ、検査官に何を言われるかわからない・・・


ということで、カバーを作りました。


0.5mmくらいのステンレス板を、おおまかに切り出して

あとは、小さなハンマーでトンカン!トンカン!

こんな物を作りました。




装着するとこんな感じです。



もちろん、目立たないように、この後は黒に着色しました。

余計な部分は目立たない方が、いいに決まってます。



さあ、これで準備は整いました。

全体をきれいにして、いざ! 車検場へ!