4mini 禁じられた遊び(第4話)

2012年02月27日 | 4mini

先週の木曜日に、朝ちょっとダルいなあ~と思って、出社前に液状の風邪薬を飲んだら 

だんだん調子悪くなって、早めの帰宅。 

もう家に着いたころには、そのままバタン。 

翌朝、どうにも体が動かず、休んで病院行ったら、見事にインフルエンザでした。 

熱も計っていなかったので、病院で検温したら、すでに40度オーバー 

どうりで視界が歪むわけです。 

そんなことで、週末の予定もキャンセル(ごんすけさん、すまんです) 

今日もまだ出社出来ずだったのですが、体のほうはなんとか午後には回復しました。 

実際になってみると、怖いもんです。あんな熱出したことなかったので 

ホントに呼吸が熱く感じるんですね。 

ってなわけで、午後はちょっとズルぽくなってしまいましたが、時間ができたので 

1時間半ほどガレージでリハビリすることに。 

皆さまも、予防をしっかりしてくださいませ。 




私ごときのブラスターなんぞ、おはずかしい手作り物ですが 、直圧式ブラスターについて少々 

作り方とかは、ネットにたくさんありますし、私もネットで拾って作ったわけでして 

ここのところ、作業といえばブラストばかりなので、今日はちょこっと書いてみたいと思います。 


この「直圧式」なのですが、何が「直圧」なのかっていうと 

メディア(研磨材)の格納容器に、直接圧力を掛けるところからきているようです。 (たぶん)


ちょっと逸れてしまいますが、当初は「落下式」(重力式とも言う)を使っていました。 


上の青いタンクにメディアを入れて、ノズルの直前で合流させて噴射するのですが 

合流してからエアー圧で加速するものの、距離が短いために、かなり高圧にしないと 

十分な効果が得られません。 

お手軽なんですけど、強力なコンプレッサーが必要なのと、メディアがすぐに 

終了してしまう欠点がありました。 

これだけでも、6000円くらいしたような。それでも面白がって使ったのですが 

だんだんメディア補充が面倒になっちゃって、使わなくなってしまいました。 



そんなときに、直圧式のサイトを発見して、これだ!って思って作ったわけです。 

そして作ったのがこれ 


近所にガス会社に勤めている人がいたのですが、これやってるときに 

いつも外から遠巻きに見てるんですよねえ。 

あるとき話しかけられて「これって何のガス使ってるの?」って言うわけです 

「ただの圧搾空気ですよ」って答えたら 

どうやら、ガスっていうのはボンベの色で識別しているらしく 

赤いボンベっていうのが、どうも無いみたいなんですね。 

普段から怪しいことしてるから、ものすごーく気になっていたようです。 


で、この直圧式の方式ですが、簡単な絵にしてみました。 


コンプレッサーからのエアーは、レギュレータで圧調整と水分離をしています。 

この水分離が大切で、水分を分離しないでメディアに混入すると 

メディアが湿って、一気に詰まってしまいます。 

レギュレータの直後で分岐して、それぞれメディアタンクと、下方に向かいます。 

そして、合流点で圧の掛かったメディアとエアーが混ざって 

ホースの中を加速しながら、ノズル(2mm)で更に圧力アップして噴射されるという流れです。 


あと重要なポイントとしては 

メディアタンク下につけた、コックです。 


これで、メディア量を調節してやります。 

このコックの開き加減が重要で、強く掛けようとして開きすぎると 

ホース内のエアとメディアの比率が、メディア大になってしまい 

流速が落ちてしまいます。 

そうなるとどうなるかって・・・ 

ホース内のメディア速度がどんどん落ちて、しまいにはメディアだらけになって 

ノズルの先から、ドボッ!って感じで垂れるような出方になります。 

こうなると、まったくブラスト力がないわけで、一度このコックを閉めて 

ホース内のメディアを出さなくては、再噴射出来なくなります。 

実際にブラストしているときは、メディアが出ているか出てないか 

肉眼ではわかりにくいほどの量で十分なのです。 

なので、直圧式は少量のメディアを長時間使えるタンク式ブラスターとして 

アマチュアには向いているのかもしれません。 

なんだか、直圧式の宣伝マンみたいな文になってしまいました。 


これらを作る材料なのですが、ノズル以外が全てホームセンターで揃います。 

ノズルも2000円程度出せば、3本セットくらいで購入出来ますし 

配管に使っている継手やバルブなども、全て水道工事コーナー行けば 

いろんな種類のものがありますので、あれこれ考えながら作るのは 

なかなか楽しいものです。 

エンビ管も、こんなに長さが必要なわけでなく 

ちょっと欲張って長めにしたのですが、これですとメディアが8kgくらい入ります。 

もう4kgもあれば十分ですし、今はブラストBOXから漏れちゃってかなり減ってますから 

2kgくらいしか入ってないかも・・・ 


ただ、何となくなのですが、管の長さに対して、メディア半分・エアー半分くらいの 

分量が、圧の掛かり方がいいような気がします。 

こういうのも、使っているうちにいろいろと勝手がわかってくると思います。 



今日はブラストBOXに裂け目が出来てしまい 

いろいろやりたいパーツに掛けることが出来なかったのですが 

今使っている120#だったかのガラスビーズでも、結構サビは落とせるもので 

2キロのエアー圧で、したのサビサビが結構きれいになりましたよ。 


こんなくらいまで取れました 



なんだか4miniの記事じゃなくなってしまいましたね。 

マイミクのJB店長さんにお願いして探していただいたフロントを仮組みしてみました。 

NS-1のフォークにRD50のハブとディスクです。 


いい感じのクリアランスが生まれて、作業がしやすそうです。 

広すぎてもかっこ悪いし、狭すぎても苦労するしって部分なので 

これくらいが、ちょうどいい~ のですね。 

店長さんありがとです。 

4mini作業よりも、ブラストBOX製作が先になりそうな気がしてきました・・・ 


4mini 禁じられた遊び(第3話)

2012年02月20日 | 4mini

そろそろ作業を開始しようと思います。 

まずはホイールから分解しました。 

これはリムを換えるつもりなので、全バラですね。 

おっと! その前に、スポークの順序を間違えるといけないので記念撮影。 




で、GX750のレストアで学んだこと。 


部品の整理整頓。 

これをやらないと、後で痛い目にさんざん遭いましたので(笑) 




サビサビなんですが、深く腐食している部分もないので、スポークも再利用です。 

フロントのニップルだけは、ちょっと交換みたいですが・・・ 




アルミの部品も、長年放置するとこんなもんですねえ。 

まだいい方かもしれません。 

フロントは、初期型RD50のハブを使うのですが、こんなところに音叉マークがありました。 



リヤハブのブレーキシュー当たり面もサビちゃってます。 





これらを、我が家のスーパー直圧式ブラスターで一気に変身させると 



ブレーキシュー当たり面もきれいになりました。 



スポークも、とりあえずブラストしておきます。 


スポークは材質が鉄ですから、防錆処理を施さないと、もちろん錆びてしまうのですが 

何故かブラストしておくと、サビの進行が非常に遅い気がします。 

ブラストのメディアが当たった瞬間に静電気が発生して、サビの発生を抑えるとかなんとか 

そんなことが書いてあったような気がします。 

本当のことはよく知りませんが、錆びにくいのは確かです。 


スーパー直圧式ブラスターですが、最近メディアの漏れがひどくて 

そろそろ作り変えないとダメみたいです。 (何がスーパーって、漏れがひどくて・・・

ただ、この直圧式っていうのは、非常に低圧(2キロ程度)で十分にブラスト出来るため 

少量のメディアでも結構な時間ブラストすることが出来ます。 

ホームセンターで売ってる、車のシガーライターから電源を取るようなコンプレッサーでも 

作り方で使えるわけですね。 

ブラストマシンについては、またそのうち書いてみたいと思ってます。


4mini 禁じられた遊び(第2話)

2012年02月14日 | 4mini

今のところは、部品集めと、各部の寸法計測や加工の検討をしているところですが 

エンジンは、とりあえず載ることがわかったので、ひとまず置いておいて 

車体周りをあれこれ考えているところです。 


悩ましいのはリヤ周り 

例の出っ張っている、スイングアームピポットですが 


これです。 

シャフト径は、スイングアームと同一で、幅の問題だけクリアできれば楽勝~ 

なんて思っていたのですが 

これ、写真だとちょっと判りずらいんですけど、この出っ張っている先端5mmくらいが 

シャフトと同一径で、内部は太くなっていました(泣) 

要するに、この出っ張りを切り取ってしまうと、今のシャフトではガタガタになってしまうと 

いうわけです。 

フレームとスイングアームを重ねてみました。 


出っ張っている部分を、ほとんど切り取らないと、このスイングアームは 

ピタリとハマッてくれないわけです。 



フレームを寝かして、スイングアームとリヤホイールを装着してみました。 



スイングアームピポットの位置より、少し下にはめ込んでいるので、実際の角度では 

ないのですが、だいたいこんな感じになるのかなあ~と。 


思ったより長さがなかったので、リヤサスも立ち気味になってしまいます。 

全体の感じからしても、ちょっと寸足らずの車体になってしまいますね。 

装着したリヤサスの長さが、上下の穴間で320mmでした。 




まあ、90ccのフレームですから、こんなものかもしれませんが 

サイドフォルムは、ちょこっと拘りたいところでもあります。 


それと、CB50のスイングアーム幅と、リヤサスのフレーム側取り付けボルトの幅も 

比べてみました。 


スイングアームの方が、幅が片側で10mmほど広いみたいです。 




以上のことからして、いくつかの選択肢が出来てきます。 

 ①別のスイングアームを探す。 

 ②スイングアームピポットの出っ張りを切り取って、今のシャフトに合うカラーを埋め込む。 

 ③スイングアームを縦に一度切断して幅を広げる。 



①はまず何が合うか、いろいろ探すことから入らなければなりませんが 

無加工で取り付けられるため、チェーンラインなどを考慮すれば、さほどの苦労はないかと。 

ただし、ポン付けはあまり面白くないかなあ・・・ 


②は加工としては多くないと思うものの、現在のピポット部分をそっくり取り替えて 

溶接加工しなければならず、プレスフレームが歪まないかという懸念があり。 


③は加工がたくさんあって楽しそう。スイングアームの幅拡張は冶具を作ってやれば 

溶接歪の心配はないと思うが、フレーム側のサス取り付けボルトも、合わせて拡張する 

必要がある。ただし、モノショックという逃げ道もあるかも。 



まだまだ悩み妄想を続けますが、③は面白そうです・・・ 


4mini 禁じられた遊び(第1話)

2012年02月06日 | 4mini

久しぶりの投稿です。

11月にカウルの型取りに失敗 

↓ 

その後ちょっとツーリング 

↓ 

義母が急死 


こんな感じで昨年の終盤は時間が流れて 

気が付いたら、2ヶ月ほど日記も書いていませんでした。 

カウルの製作は?って言うと、冬場は寒くてFRPの乾燥が悪いので・・・ 

ということにしておきます。 

材料は揃っているので、もう少ししてから再開します。 



天気がよいので、近場をフラッと流しました。 


近くの橋の上ですが、真正面に富士山がきれいに見えましたので 

たまにはGXの写真をパチッ!と。 

最近はあまり乗る機会もなかったのですが、始動にちょっと手こずったものの 

走り出してしまえば、まあまあ調子はいいです。 




暮れに知り合いから、バイクを直して欲しいと連絡がありました。 

息子が乗っているコレなんですが 



なんとなんと!焼き付いちゃったみたいです。 

4ストで焼きつきなんて初めてです。 

何が原因かっていうと、オイルが入ってませんでした。 

激しい漏れを起こした跡も無いし、オイル下がりか上がりで燃えちゃったんですかねえ。 

かろうじて排出されたのは100ccほど。 

キタコの88ccキットが組んであって、一応オイルポンプも交換されていたし 

強化クラッチも組んであったし、キャブもまあまあ合わせたものを装着といった感じで 

特に悪いところは見当たらなかったのですが、ピストン&シリンダーと 

最悪なことにクランクもご臨終でした。 

ヘッドがノーマルだったので、ガスはちょっと薄いというか、供給不足だったようですが 

それでもここまで逝っちゃうかなあ~ってほど、中がガリガリでした。 


88ccへのボアアップは、4ミニでは定番のチューニングみたいですが 

スリーブが1mmあるかないかくらいのギリギリチューンで 

手でつまむと、スリーブが歪んじゃうくらいペラペラです。 

そんなことで、ろくにメンテもしないだろうと思い、72ccを勧めました。 

そのかわりに、ヘッドをビックバルブ仕様に換えて、まあ差し引きゼロに近い 

感じに仕上げてお引取り。 

今回もごんすけさんに、色々パーツの手配をお願いしちゃったりして 

いつもすみません。助かりました。 



そんなことで、モンキーは無事に退院されましたが 

スペアーエンジンを入手しての修理だったもので、パーツがたくさん残ってしまったわけです。 



このモンキーエンジンですが、ノーマルの仕様がこんな感じ 

◆ボア×ストローク(mm) 39.0X41.4 ・圧縮比 10.0 

小さいですよねえ。 

壊れたときの仕様は 

◆ボア×ストローク(mm) 52.0X41.4 ・圧縮比 10.0 

ピストン径を比べてみると、思いっきり違います。 

おまけに、4ストといえども、バラすのも組むのも、めちゃくちゃ簡単。 

多くの人が、深みにハマッていく気持ちがわかります。 


ただですねえ、ノーマルに比べて、かなりのボアアップと言えども 

やはりトルクを感じないのですね。 

今回修理した仕様が 

◆ボア×ストローク(mm) 47.0X41.4 ・圧縮比 12.0 

この仕様で72ccとなり、前より16ccもダウンしたわけです。 

たった16ccなんですが、元々が88ccしかないわけですから 

実に2割も排気量ダウンしたわけで 

750ccに換算すれば、600ccになっちゃうわけですね。 

ところが、ヘッドがノーマルだったもんで、88ccの実力を十分発揮してなかった仕様 

とも言える訳です。 

なので、72cc仕様であっても、ヘッドが変わったことで、むしろ前より力強い感じがして 

もちろん太いトルクを感じることはないのですが 

しっかり爆発しながら、軽く回っていく、そんなエンジンになったわけです。 




こういう結果を体感してしまうと、色々調べたくなってくるんですねえ。 

モンキーについては、山のように情報は出てきます。 

マニアが多いんですねえ。 

しかしなあ、どれもポン付けが多いなあ~っていうのも事実。 

そういう手軽さがあるからこそ、人気があるのでしょうけど 

すぐ付いちゃうのは、なんとなく面白くないしなあ~ 

なんて思いながら、ネット上を徘徊していると 


◆ボア×ストローク(mm) 47.0X49.5 

なんていうクランクとピストンが出品されてまして 

もちろんシリンダーも付属しているのですが、この仕様ですと、86ccになるわけですね。 

何用だかわかりませんが、すぐに宅急便さんが持ってきてくれました・・・ 



あまりメジャーではないようですが、85ccボアアップキットというのもあって 

◆ボア×ストローク(mm) 51.0X41.4 

88ccキットより、1mmボアに余裕がありますから、まあ強度的には大丈夫かと 

ただし、このキットは、あくまでもストローク41.4mm仕様ですから、 

何mmかのカサ上げが必要になってくるわけです。 

カサ上げするには、シリンダーの合わせ面と同じ形の板を切り抜いたりしなきゃならないし 

カムチェーンも伸ばさなければいけないし、圧縮のことも考えなくてはいけないし 

あ~なんだか面白そうだなあ~ 



しかし、モンキーのあの小さな車体は乗ってて恐ろしいし・・・ 






いろいろ妄想は続いておりまして 


そのうち、宅急便さんが、こんなものまで届けてくれて 


CD90とか書類には書いてあったり 



はたまた、週末に友人ごんすけさんの家へ遊びに行ったら 

こんな物や 


こんな物まで頂いてしまい 




これだけは手を出してはいけないと思っていたのですが 

あ~もう引き返せない