YAMAHA GX750 マフラー編 その3

2010年06月24日 | GX750
昨日は内部のサイレンサーを新造したところまででした。

新造というには汚すぎですけど・・・


この完成予想図に近いものにしました。









途中がないじゃん!  


ですよね





中に入れて、溶接して蓋しただけですから・・・









こんな感じになりました。









まだ仮止めですから、接合部分はテープですよ!



エキパイの集合に、思ったより苦労したのですねえ~



それは何故???


熱です。溶接の。 やってみないとわかりませんが、想像以上の歪が発生します。



一応、こんな簡単な治具を作って、固定しながら溶接したのですが、木の治具ですから、鉄の歪には勝てませんね。














もうちょっと横から撮影すればよかったのに。。。









メッキはどちらにしろアウトなんで、耐熱でつや消し黒に塗りました。




この後にエンジンを始動してみましたが、ちょっと暴力的なサウンドです。

うるさいというより、アメ車のV8サウンドみたいな感じ。




って、いきなりエンジン始動しちゃってますが、これがすんなり掛かってしまいました。


もちろん、この後にディフューザーパイプを作ったのは、言うまでもありません。


YAMAHA GX750 マフラー編 その2

2010年06月22日 | GX750
引き続きマフラー編


エキパイは生きているので、そのまま活かしたい

集合部分も、等長管の作りを活かしたい

サイレンサーの部分は・・・





ご覧の通り、いい色ですから、調理しないわけにはいきません(笑)















まずは開腹してみましょうねえ~














なんじゃコリャ~  状態ですわ(泣


あまりに酷くて、いい写真が無いのですが、このサイレンサーが包まれている外側の筒はと言うと・・・


内側が腐食してて、肉厚が薄くなってたり、まあ使い物にならない状態です。


そうなっちゃうと、このサイレンサーも使わないか~

正直、使う気になれませんでした。



そうと決まれば、即廃棄ですな!





じゃあ、どうする??



考えてみました。






短くしたサイレンサー外筒に合わせた、消音機を作ればいいわけですね。


もう、この頃になると、部品が無いのは当たり前! みたいな感じになっていて、結論出るのは早いです。







こんなものを作ってみました。


即廃棄とか言いながら、バラして再利用してるし・・・






さあ、組み立ててみよう~


ってなわけで、組み立て編へ →






YAMAHA GX750 マフラー編 

2010年06月21日 | GX750
スペイシーも今日無事に納車でひと段落。

オーナー君よ! 初めてのスクーター気をつけて乗ってよ~


ということで、久々のGXネタです。

一見、何とかなりそうだったマフラーですが・・・






これが酷い状態でして・・・

まずは、車体から外す時に、真ん中のエキパイが、集合部分で折れました(笑)





既に後ろ半分は切断している写真ですが、このエキパイ折れの時に、内部切開を決意したわけです。

幸い、エキパイの2重管部分はセーフだったのです。(これダメなら諦めてました・・・

じゃあ、サイレンサーはというと・・・

切断したサイレンサーを持って、左右に傾けると・・・

波打ち際に居るような音がするじゃないですか(ヤバすぎ







迷わず切り開いてみます。

サイレンサー前方には、まるでトランペットに似た開き具合の、管が入っているんですねえ~




さすが! 楽器メーカー


なんて思ってしまうわけです。

この、ややテーパー状の内部管は、音質に関係あるんでしょうね。



じゃあ、後方はどうなってるの??


こりゃまたビックリ!





大穴開いてるし、このサビの色具合の美味しそうなこと。。。












お次は、集合部分を覗いてみましょう。







きれいな曲率を持った、GX750のエキパイですが、ちゃんと等長管になっているのですね。


こういうの見ると、さすが! って思います。





それにしても、ノーマルマフラーって、手の込んだ作りですよねえ。




さあ、どう調理しますか・・・

スペイシー125(完成)

2010年06月20日 | 乗り物いろいろ
スペイシー125のレストアも最終段階。

と言うか、週明けに引き渡す予定でいるので、ラストスパートした。

作業で手が真っ黒なんで、あまり写真はありませんが、各カウルの割れを簡単に補修。

FRPでと思ったのですが、ポリエステル樹脂がなくなってたので、簡易的に。

まあ、そのままでも大丈夫なようには直したので。

そして最後の大物であるマフラー加工へ突入。

まずは、あの臓器のようなマフラーを、カバーやらステーやら、グラインダー全開で、切り刻みました。

なんで切り刻んだかというと、エキパイを流用するためです。

そして、途中を溶接して角度調整後、サイレンサーとのフランジを鉄板から切り出して、ボルト止めします。

なかなか良い出来上がりですわ。



サイレンサーステーは、このCB400SF用の標準をそのまま使用。

スペイシーのサイレンサー取り付け穴に近いところにしたので、強度は十分です。

結構重さがあるので、重心近くにバンドを持ってきたわけです。

排気漏れもなく、これがエンジン掛けたら、すげーいい音!

まったくうるさい感じはないし、ものすごく乾いた歯切れのいい音質になりましたよ。






カバー類を取り付けて、近所を試走。

なかなか登坂能力高いじゃないの!

出足もスムーズ(駆動系もOHしたからね)。

気持ちよく走れますよ。

一応、ボディーラインに合わせた角度にしてみました。

ちょっと後ろが出ているけれど、なかなかいいでしょ!




そして、最後にトップケースの取り付け。

ホントにこりゃデカイわ!



すでに周りは暗い時間。

たっぷり働きましたぜ~

明日は、しっかりコーヒーご馳走するように!


今日はちかれたので終わり。引渡し時にオイル交換しますわ。


これにてレストア終了。

スペイシー125(続きその3)

2010年06月20日 | 乗り物いろいろ
スペイシーの作業も、いよいよ大詰め。

今日はホイール塗装をした。

車体色の黄色と黒を基調に考えているので、足元も合わせることに。

まずはリヤのホイールから外して、全体をペーパー掛けして下地作り。

ある程度、これをやらないと、あっという間にサビサビだから。



黄色のラインは、屋外用のカッティングシートから、5mm幅の帯を切り出して貼った。

オーナーさん。あまり近くで見ないように!

装着するとこんな感じになる。





さすがに黒ホイールは引き締まるなあ~

いい感じです。

ラインは、剥がれてこないように、貼った後にクリアーで止めてあるのでご心配なく。

フロントはタイヤ交換も兼ねるので、まずはタイヤを外して、ホイールだけにして作業。

ハブやブレーキパネルも塗装します。





前後のブレーキは、シューを新品にしたおかげで、非常にしっかりした効きになりました。

やっぱり、ブレーキはタッチが大事だからね。

で、フロントもこんな感じ。






何だか、足元を黒にしただけで、全体に車高が落ちたように見えるのは気のせい・・・

もちろん錯覚ですが、なかなかいい感じでしょ。





こういうバイクって、街中でおしゃれに乗りたいもんねえ。

最後のステッカーチューンが大事だから、オーナーさんしっかり仕上げてね!

ちなみに、トップケースの大きさも斜めから見るとこんなにデカイからね(笑)





明日は、フロントのグリルを塗装して、マフラー装着する予定。


いよいよ完成ですよ~