絵じゃないかおじさん

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ピカ輪世代です。
(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

あ@仮想はてな物語(逸話) 井の中の蛙を南紀太平洋へ(1/3)

2019-02-04 07:57:47 | 仮想はてな物語 



逸話(いつわ、英: anecdote)とは、
Wikipediaによりますと、
世間や世人にあまり知られていない興味深い話、
世人の目から逸した(逃れた)話のこと。
のようですが・・・・


これらのお話は、
世間や世人にあまり知られていないと思われますが、
興味深いかどうかは分かりませんお話です。
(傘;傘;) カサ、カサ、よれよれ
(40+40=80)マークです。





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             平成はじめのころです。


 * イニシャル・セット


 御み頭のクリアー、謹んでお願い申し上げます。


 * 山辺の道/井のなかの蛙を南紀太平洋へ (001)
  (蛙のこえ:オッさんに連れられて大海へ)



 大和・三輪山の麓の
山の辺の道の傍に
古い井戸がある。



 私は数年前、
 その井戸のなかに、
 蛙を数十匹投げ込んでおいた。



 今日は、その井戸のなかから、
 一匹を選びだして、
 わが愛車H社製のバイク・Sサヤカで、
 熊野灘の太平洋へ連れていった。


                        つづく







あ@仮想はてな物語 井の中の蛙を南紀太平洋へ(2/3)



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 彼に、大海を見せたかったからだ。
 また、彼がどういう反応を示すのか、
 非常に興味があったからでもある。



(蛙のこえ:
  オイラの先祖は、大佛供の田圃のなかに
  住んでいたそうだ。


  ある日、ヘルメットを被ったオッさんがやってきて、
  おジイさんや、おバァさんを20匹ほど捕まえて、
  この井戸のなかに放りこんだそうだ。
  これが不幸だったのか、幸いだったのか。



  耕運機・トラックターなどの、
  機械モノに脅かされる心配もないし、
鳥や蛇もいない。



  食うものには困らないし、
  オイラにとって天国のような所なのだ。
  それが、今日は上からスルスルと糸が伸びてきて、
  その先に見たこともないような、 
  いい匂いのエサがついていたので、
  食らいついてしまった。


  何ともはや!


                        つづく







あ@仮想はてな物語  井の中の蛙を南紀太平洋へ(3/3)



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  黒ヘルメットのオッさんに箱に入れられて、
  とんでもない所に連れだされてしまった。
  小さな箱のなかで息苦しいし、
  何時間も揺られたので、
  すっかり目を回してしまった。)



 シーフード 三輪山麓の 古井戸に
  投げ込みて蛙 一匹釣りあげにけり

 (蛙のうた:見たことも 聞いたことも無い 良き匂いに
          つられてパクリと 口が動ける)



  169号 走りに走りて 大海へ
   井戸蛙を 佇ませたし

 (蛙のうた:暗やみに 上下左右の 揺れ小箱
         われの生命は 風前のローソクの灯)



   何処より 流れ来るか 大波の
    波打ち際に 蛙置きける

 (蛙のうた:くるくると 回る目をば 引き締めて
         四つんばいにて テトラポットと化す)



   井戸蛙よ 太平洋は 広かろう
    君の頭の回路 暴いてみたし

 (蛙のうた:大海と 言っても線が ひとすじに
         ただ引かれているだけの しょっぱい海)


   
    蛙君 お前の視野は 広がったか
     これぞキラメク 太平洋

 (蛙のうた:井戸のなかから 天を見上げて 日日暮らす
         その壮大さが アンタはわからぬ )
                                    ち ふ

                                  
                                この項おわり



   注)
     Sさやかは、爽やか   さやかの事です。
     Vさやかは、バーチャル さやかの事です。
     さやかは、Sさやか、Vさやかとして、
     この仮想ストーリィシリーズでは
     色々と変身いたします。


 
 仮想はてなシリーズは、昭和の終わりから平成のはじめの頃の
 お話が多くなっております。




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