絵じゃないかおじさん

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あ@仮想はてな物語 中国道でサヤカが ?!(2/3)

2018-05-11 07:51:18 | 仮想はてな物語 


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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
                       


 私は、どうしていいかわからなかった。
 サヤカであるのはわかっている。
 けれども、彼女は今は人間の女性だ。
 Oさんには似てはいるが、Oさんではない。
 違うから、私は迷うのだ。
 肩にそっと手を置いて慰めてやりたかった。
 彼女が、Oさんなら何のためらいもなく、そうしたであろう。

 サヤカは、そのうち私から遠ざかっていった。
 右足が痛いのか少し引きずって歩いている。
 追っかけようとするが足が進まない。
 あまりにも遠くに行ってしまうので、
[おーい]と声をかけようとしたが声がでない。


 あーあ、どうしょうもないのかと、心を絞りこんだ時に目が覚めた。
 何故あんな夢を見たのだろう。
 夢なんていうものは何か現実と関連性を持っていても、
 良いはずなのに、思いあたるフシはない。


 次の日の土曜日は丹後半島を一周する予定であった。
 中国自動車道・舞鶴自動車道(福知山I・C)から、
 9号・178号を通って、
 時計回りに海岸線沿いに走る予定だった。


 天気は秋晴れ。
 ツーリングには、もってこいの日であった。
 だが、秋の天気は変わりやすい。
 ましてや山陰地方までゆくのである。
 どう変わるかわかったものではない。
 TEL天気予報では曇りはするが、降水確率は30%以下だった。


 行くのみ!


 中国道に入ってまもなくの時であった。
 走りがおかしい。
 サヤカのハンドルが微妙に震えるのである。
 私はピンときた。
 昨夜の夢はこれだったのか。


 すぐさまパーキング・エリアにサヤカを止めて点検した。
 私は、サヤカが足を引きずって歩いているのを思い出したので、
 タイヤをすぐさま疑った。
 前は何ともない。
 後のタイヤを叩けば少し凹むのであるおかしい。
 これぐらいの力でこんなになるはずないのにと思ったので、
 入念にチェックした。


つづく

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