copyright (c)ち ふ
(いつ食べても、あの子の卵はおいしい。
気持で食べるからおいしいのだろう。
味などは、二の次、三の次なのだ。
あの子の心がこもる懐に抱かれていたというだけで、
オレは大満足する。
しかし、いつかは、あの子は来なくなってしまうだろう。
毎日、毎日気がかりでならない。
あの子が来なくなった日は、人間の恋人が現われた証拠だ。
こんな苦しい生活も堪らない。
恋という奴は打てども打てどもまいらぬものらしい。
いや、奴はますます強くなるような気がする。
なぜ、人間の女になど、心が傾いたのだろう。
オレには分からない。
不可思議な現象だ。
これも運命なのか。
今のオレには何のすべもない。
験なき想い、片念い。
川の流れが澱んだような侘しさだ。
憂き世、辛けしか・・・
つづく
(いつ食べても、あの子の卵はおいしい。
気持で食べるからおいしいのだろう。
味などは、二の次、三の次なのだ。
あの子の心がこもる懐に抱かれていたというだけで、
オレは大満足する。
しかし、いつかは、あの子は来なくなってしまうだろう。
毎日、毎日気がかりでならない。
あの子が来なくなった日は、人間の恋人が現われた証拠だ。
こんな苦しい生活も堪らない。
恋という奴は打てども打てどもまいらぬものらしい。
いや、奴はますます強くなるような気がする。
なぜ、人間の女になど、心が傾いたのだろう。
オレには分からない。
不可思議な現象だ。
これも運命なのか。
今のオレには何のすべもない。
験なき想い、片念い。
川の流れが澱んだような侘しさだ。
憂き世、辛けしか・・・
つづく
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