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「
3000人が1日に、どっと押し寄せ後は閑古鳥。
よりも、
100人が30日間ひきも切らずだらだらと路歩きなどに。
「左琴」「右書」ならぬ古書・新書に導かれて、
あなただけのピンポイント地方めぐりを!
」 「左琴」(万葉集巻五参照) (c)ちふ・ぴーきん
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copyright (c)ち ふ
絵じゃないかおじさんぐるーぷ
<ドン作雑文集より>
国道を折れて、山道に進んでいった。その道は、私の練習用のコースであった。細いくねった上り下りの山道が20kmばかり続いているのである。
この道を往復すると、山陰から紀伊半島までの山中の走りは、だいたいマスターできるのである。それほど変化に富んだコースでもあるのだ。鹿路トンネルは、その山道への結界門とも呼ぶべきトンネルである。100m足らずの長さであるが、明かりはついていない。入口には、氷がはりついていた。
「これは、ヤバイぞ」
咄嗟に、サヤカのスピードを弛めた。凍結は、大事故につながる。無理はしない、これは私の鉄則である。Oさんに言わせると、
「こんな雪の降る日に、バイクに乗るのが、そもそもの無茶」だと言うのだが、私は、もう少しだけ奥の方に無理の線を引いている。これも、見解の相違だ。道路が凍結していなければ、雪は雨よりも扱いやすいと思っている。雷の恐さに比べると、これはもう比較にならないほど、走りやすいのである。ただし、寒さに耐えれればの話なのだが・・・
つづく
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