☆サンチャゴ巡礼2009（ログローニョにて） Pilgrimage to Santiago2009 （At Logrono）

ログローニョ駅　Railway station of Logrono

巡礼第7日目（2009年5月30日）　7th day（May 30th, 2009)

17時頃、ログローニョのホテルにチェックインしてから、一人でぶらぶらと市内のめぼしい観光スポットを巡りました。印象深かった主な観光名所は、次の通りです。

１．ピエドラ橋
　　この橋は、半円形のアーチが並ぶ石造りの美しい橋で、ログローニョのシンボルのひとつです。全長は200mほどですが、現在の橋は19世紀に再建されたものです。そもそも11世紀に創建されたときは、4連のアーチに三つの防御タワーがあったそうです。
　　この下を流れるエブロ川は、ログローニョ南西のカンタブリア山脈に水源を発し、カタルーニァ州南部の地中海に注ぐスペインで最長の川です。

ピエドラ橋　Piedra bridge

２．サンタ・マリア・デ・ラ・レドンダ準司教聖堂
　 市の中心部のひとつであるメルカド広場に、この聖堂が空高く聳えています。　
　 創建は12世紀ですが、その後何度か改装が行なわれ、18世紀に現在が見られるバロック様式のツイン・タワーが建造されました。1610年には、この聖堂前広場で、6人の魔女達が火炙りにされたと言う史実が残っているそうです。
　　私がこの聖堂を訪れた時には、結婚式が行なわれていました。

サンタ・マリア・デ・ラ・レドンダ聖堂 The Cathedral of Santa Maria de la Redonda

３．エスパルテロ将軍馬像
市の中心部にあるパセオ・デル・エスポロンと呼ばれる広場に、この像が立っています。エスパルテロと言う人物は、19世紀に活躍したスペインの軍人であり、かつ政治家です。彼は、度々首相の座を務め、自由主義的改革を推進しました。晩年は、ログローニョで過ごし、逝去した折には多くのスペイン国民がその死を悼んだそうです。

エスパルテロ将軍馬像 Statue of General Espartero on horseback

　　一通り観光を楽しんだ後、ログローニョ駅に出向き、翌日フランスに向けて出発するための鉄道切符を購入しました。
　

　　ところで、ログローニョの歴史を辿ってみると、ローマ時代にローマ人が入植したのが起源だそうです。11世紀にナバラ国王がサンチャゴ巡礼の経由地としてログローニョを選んだことが、その後の街の発展につながったと言われています。現在のログローニョは、リオハ・ワイン交易の中心地として有名です。人口は15万人で、リオハ自治州の州都となっています。

　　さて、夕方20時頃にホテルに戻り、ルネとジルに合流し、繁華街に出かけて夕食を取ることにしました。いくつかのレストランを物色の後、メルカド広場に面するレストランに入ることにしました。この店に入ると、顔見知りの巡礼者がいました。フランスのリールから来ていた男女の二人組みです。従って、5人一緒になってテーブルを囲むことになりました。

　　テーブルに座ると間もなく、歌を歌いながら賑やかにはしゃぐ一団が外から入って来ました。現地の若い青年たちでした。一人だけ、インディアンような扮装の目だった男がいました。お店の人に尋ねると、結婚式を数日後に控えた新郎が、仲間と共に前祝いをしているとの事です。扮装の男が新郎とのこと。面白い光景なので、旅の思い出に写真を撮らせてもらいました。

結婚式前の新郎仲間の祝賀会　Stag party by local Spanish guys

1.　　　2.　　　3.

4.　　　5.　　　6.

1.ログローニョ市内のワインツアー案内板　Signpost indicating wine tour
2.新婚カップルを待つサンタ・マリア・デ・ラ・レドンダ聖堂前の人だかり
Crowd waiting for newly weds in front of the Cathedral of Santa Maria de la Redonda
3.メルカド広場に面するレストラン街 Restaurants at Mercado Plaza
4.バールのカウンターにぶら下がる生ハム Jamon Serrano hunging above counter at bar
5.今夜の夕食を共にした巡礼仲間 Fellow pilgrims at dinner in Logrono restaurant
6.結婚の前祝をする新郎と私のスナップ Myself with a Spanish bride to marry soon