アルスーア付近に多く見られる穀物倉庫・オーレオ Horreos seen frequently in Arzua region
巡礼第17日目(2010年5月13日) 17th day (May 13th, 2010)
ポンテカンパーニャ → アルスーア 27km (天気:曇)
Ponte Campana → Arzua 27km (Weather: Cloudy)
この日は寒い朝でしたが、雨が降っていないのが幸いでした。目的地をアルスーアに定め、ハインツ並びにダニーと共に、8時20分にアルベルゲを出発しました。アルベルゲを出て左に曲がると、すぐに小さな谷川があります。橋を渡った先で巡礼道の標識を確かめてから、林に囲まれた山道を登って行きました。
ポンテカンパーニャの谷川 Hillside stream in Pontecampana
ポンテカンパーニャから上り坂となっている巡礼道 Pilgrim Road from Pontecampana is uphill path
坂道を登りきると、葉の形がリュウゼツランの様な野草が生い茂った草原が現れました。更に暫らく歩いて行くと、多数のウシがのんびりと牧草を食んでいました。ガリシア州に入って以来、ウシを放牧している光景が増えたような気がします。
リュウゼツランの様な野草が茂る草原 Grassland where herbs like agave grow here and there
たくさんのウシがいる放牧地 Grazing land with a lot of cows
ポンテカンパーニャから1時間経った頃、レボレイロの村に着きました。これまではルーゴ県でしたが、レボレイロからはコルーニャ県になります。この村は、人口が100人にも満たない小さなですが、13世紀に建てられたロマネスク様式の古い教会が建っていました。
レボレイロのサンタ・マリア教会 Santa Maria Church at Leboreiro
レボレイロから次のメリーデまでは6kmの道のりですが、平坦でほぼ真っ直ぐな巡礼道が延びていました。道端の眺めは、黄色の花をつけた潅木が並んでいたり、リュウゼツランの様な野草が茂る野原が広がっていたりで、自然の匂いが香っていましたが、十字架のモニュメントなども見掛けました。
レボレイロからメリーデまでの巡礼道 Pilgrim Road from Leboreiro to Melide
メリーデ郊外に差し掛かった頃、フレーロス川に架かる古めかしい石橋を渡りました。それは、中世に造られた橋でした。
メリーデ郊外の中世の橋 Medieval bridge at the edge of Melide
メリーデ市街地に入ると、街の中心部にサンクティ・スプリトゥス教会がありました。14世紀に建造されたゴシック様式の教会です。
メリーデのサンクティ・スピリトゥス教会 Sancti Spiritus Church at Melide
この村でやや早めの昼食を済ませてから、本日の目的地、アルスーアに向かいました。歩き出してから間もなく、トウモロコシ畑を見掛けました。
メリーデ郊外のトウモロコシ畑 Maize field at outside of Melide
ところでガリシア州には、この地方独特のオーレオ(冒頭の写真参照)と言われる高床式で校倉造り様式の穀物倉庫が存在します。アルスーアに向かう道中では、をあちこちで多数のオーレオを見掛けました。
アルスーア近辺で多く見られるオ-レオ Horreos seen abundantly in Aruzua region
メリーデから2時間ほど歩くと、カスタニェーダの村に入りました。この村落の車道には、“ウシに注意”の標識が立っていました。
“ウシに注意”の標識 Signboard saying "Beware of cows"
アルスーアの町に着いたのは、15時少々前でした。早速アルベルゲを探しました。すると、メインストリートに面した近代的なビルに、アルベルゲが表示があるのを見つけました。この日は、ここに泊ることにしました。
アルスーアのメインストリート Main street of Aruzua
アルスーアのアルベルゲ Albergue at Arzua
夕食は、スイス人二人と共に街のレストランに繰り出しました。私は、メインディッシュとして海鮮料理を選びました。それは、小エビと輪切りにしたタコの身を調理してイカ墨で着色した一品で、独特の風味を持っていました。
アルスーアの夕食で食べた海鮮料理 Seafood dinner at Aruzua
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