![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/4b/bd7c7638170000de6d7e6d2444c56dac.jpg)
大西洋を背景にフィニステーラ岬の突端で撮影した私の写真
Photo taken at the tip of Finisterre Cape with the Atlantic Ocean at the back.
巡礼第21日目(2010年5月17日) 21st day (May 17th, 2010)
サンチャゴ・デ・コンポステーラ → フィニステーラ 約90km(バス)
フィニステーラ → フィニステーラ岬 3km(徒歩) (天気:快晴)
Santiago de Compostela → Finisterre ab.90km (by bus)
Finisterre → Cape Finisterre 3km (on foot) (Weather: Sunny)
“フィニステーラ”と言う言葉は、“フィニス”と“テーラ”の複合語で、「地の果て」と言う意味です。地理的にフィニステーラ岬は、スペインの最西端に位置しており、中世の頃はヨーロッパ大陸の終わる所と考えられていたようです。
中世以来、サンチャゴ・デ・コンポステーラに到着した巡礼者は、この地の果ての岬まで歩いて来て、長い巡礼中に汚れてしまった着衣を燃やす慣わしがあり、今でも大勢の巡礼者がこの儀式を行なっています。
私も、巡礼の仕上げとしてこのフィニステーラ岬まで行くことにしました。しかし、ここまで歩くと3日間もかかるので、バスを利用して日帰りで出かけました。
ガリシア広場にあるホテルを朝8時過ぎに出て、バスセンター(スペイン語:Estation de Autobus)に向かいました。歩いて、約30分程です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/82/c50c2380fad22457084ee135b4854e8f.jpg)
バスセンター Bus Station
バスセンターの窓口でフィニステーラまでの往復切符を購入し、バス乗り場に行ったところ、巡礼仲間のポーランド人女性、エヴァとマリに再会しました。そして今日一日、フィニステーラまでの旅をご一緒することになりました。
巡礼者で一杯のバスは9時に出発し、11時半にフィニステーラの町に到着しました。バスを降りるとすぐに、フィニステーラ岬の「灯台」(スペイン語:Faro)を目指しました。海岸沿いのなだらかな坂道を登って行くと、30分少々で灯台が見えてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/78/33598458cfd21bd750a653905c16d005.jpg)
フィニステーラ岬の灯台 Lighthouse at Cape Finisterre
灯台は、岬の先端の断崖の上に立っています。1850年頃に建造されたこの灯台は、高さが17mですが、光の到達距離は57kmもあり、大西洋を航行する多くの貨物船がその恩恵を受けています。
私達は、巡礼で着古した衣服を抱えて、それを燃やすために適当な場所を探しました。灯台の麓から斜面を少し下りてその先が絶壁になっている地点に、これまでに巡礼を終えた人々が既に衣服を燃やした痕跡のある窪み見つけました。
ここで、3人分の衣服を一緒にまとめて火をつけ、燃える様子を見ながら、巡礼が無事に終わった喜びを、しみじみとした感慨を持って味わいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/e2/21a30a65e28ad21ec1051e55dd01f4fe.jpg)
巡礼で着古した衣服の焼却 Burning the clothing worn during pilgrimage
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/ba/559e8e19954390250562bba9ce09d5d7.jpg)
衣服の焼却地点から見上げた灯台 Lighthouse seen from clothing burning place
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/1e/c71db277a451943ff4e44c9dd1c5f04a.jpg)
衣服の焼却地点から見下ろした大西洋 Atlantic Ocean looked down from clothing burning place
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/3a/9d2127865df99aaa2226757eb2c51c78.jpg)
大西洋を背景にしたポーランド女性のスナップ Two Polish ladies with the Atlantic Ocean at the back.
灯台下の斜面は、可憐な草花に覆われていました。
さて、衣服焼却の儀式が終わったので、13時半頃に岬に別れを告げ、フィニステーラの町に戻ることにしました。
フィニステーラは、人口が300人弱の小さな町です。主たる産業は漁業です。夏のバカンスシーズン以外は、賑あうことのない静かな町です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/8d/6dcad45b5a86d72596fa21c1161bc645.jpg)
帰路の坂道から見たフィニステーラの町 View of Finisterre seen upon returning to the town
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/83/e045f792db0e64ffacac7f5b5f25179c.jpg)
フィニステールの港(1) Finisterre Harbor (1)
フィニステーラの港(2) Finisterre Harbor (2)
フィニステーラに到着すると、港の景色が一望できるレストランのテラスに席を見つけ、3人でのんびりとおしゃべりをしながら昼食を取りました。ポーランド人は、日常生活で魚介類を食することは殆どないと言っていましたが、私の勧めで海鮮料理を注文しました。非常に珍しいモノに挑戦すると言うような面持ちでしたが、お皿はほぼきれいに空になりました。
帰りのバスで、サンチャゴに到着したのは、19時半でした。その後、一緒にサンチャゴの旧市街を散策した後、エヴァとマリに別れを告げました。
Photo taken at the tip of Finisterre Cape with the Atlantic Ocean at the back.
巡礼第21日目(2010年5月17日) 21st day (May 17th, 2010)
サンチャゴ・デ・コンポステーラ → フィニステーラ 約90km(バス)
フィニステーラ → フィニステーラ岬 3km(徒歩) (天気:快晴)
Santiago de Compostela → Finisterre ab.90km (by bus)
Finisterre → Cape Finisterre 3km (on foot) (Weather: Sunny)
“フィニステーラ”と言う言葉は、“フィニス”と“テーラ”の複合語で、「地の果て」と言う意味です。地理的にフィニステーラ岬は、スペインの最西端に位置しており、中世の頃はヨーロッパ大陸の終わる所と考えられていたようです。
中世以来、サンチャゴ・デ・コンポステーラに到着した巡礼者は、この地の果ての岬まで歩いて来て、長い巡礼中に汚れてしまった着衣を燃やす慣わしがあり、今でも大勢の巡礼者がこの儀式を行なっています。
私も、巡礼の仕上げとしてこのフィニステーラ岬まで行くことにしました。しかし、ここまで歩くと3日間もかかるので、バスを利用して日帰りで出かけました。
ガリシア広場にあるホテルを朝8時過ぎに出て、バスセンター(スペイン語:Estation de Autobus)に向かいました。歩いて、約30分程です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/82/c50c2380fad22457084ee135b4854e8f.jpg)
バスセンター Bus Station
バスセンターの窓口でフィニステーラまでの往復切符を購入し、バス乗り場に行ったところ、巡礼仲間のポーランド人女性、エヴァとマリに再会しました。そして今日一日、フィニステーラまでの旅をご一緒することになりました。
巡礼者で一杯のバスは9時に出発し、11時半にフィニステーラの町に到着しました。バスを降りるとすぐに、フィニステーラ岬の「灯台」(スペイン語:Faro)を目指しました。海岸沿いのなだらかな坂道を登って行くと、30分少々で灯台が見えてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/78/33598458cfd21bd750a653905c16d005.jpg)
フィニステーラ岬の灯台 Lighthouse at Cape Finisterre
灯台は、岬の先端の断崖の上に立っています。1850年頃に建造されたこの灯台は、高さが17mですが、光の到達距離は57kmもあり、大西洋を航行する多くの貨物船がその恩恵を受けています。
私達は、巡礼で着古した衣服を抱えて、それを燃やすために適当な場所を探しました。灯台の麓から斜面を少し下りてその先が絶壁になっている地点に、これまでに巡礼を終えた人々が既に衣服を燃やした痕跡のある窪み見つけました。
ここで、3人分の衣服を一緒にまとめて火をつけ、燃える様子を見ながら、巡礼が無事に終わった喜びを、しみじみとした感慨を持って味わいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/e2/21a30a65e28ad21ec1051e55dd01f4fe.jpg)
巡礼で着古した衣服の焼却 Burning the clothing worn during pilgrimage
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/ba/559e8e19954390250562bba9ce09d5d7.jpg)
衣服の焼却地点から見上げた灯台 Lighthouse seen from clothing burning place
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/1e/c71db277a451943ff4e44c9dd1c5f04a.jpg)
衣服の焼却地点から見下ろした大西洋 Atlantic Ocean looked down from clothing burning place
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/3a/9d2127865df99aaa2226757eb2c51c78.jpg)
大西洋を背景にしたポーランド女性のスナップ Two Polish ladies with the Atlantic Ocean at the back.
灯台下の斜面は、可憐な草花に覆われていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/60/5d/89ddb6b23e9a88a1a6b48132c94546eb_s.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/17/82/7d691c158a78863a9d1524452c1104ad_s.jpg)
さて、衣服焼却の儀式が終わったので、13時半頃に岬に別れを告げ、フィニステーラの町に戻ることにしました。
フィニステーラは、人口が300人弱の小さな町です。主たる産業は漁業です。夏のバカンスシーズン以外は、賑あうことのない静かな町です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/8d/6dcad45b5a86d72596fa21c1161bc645.jpg)
帰路の坂道から見たフィニステーラの町 View of Finisterre seen upon returning to the town
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/83/e045f792db0e64ffacac7f5b5f25179c.jpg)
フィニステールの港(1) Finisterre Harbor (1)
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フィニステーラの港(2) Finisterre Harbor (2)
フィニステーラに到着すると、港の景色が一望できるレストランのテラスに席を見つけ、3人でのんびりとおしゃべりをしながら昼食を取りました。ポーランド人は、日常生活で魚介類を食することは殆どないと言っていましたが、私の勧めで海鮮料理を注文しました。非常に珍しいモノに挑戦すると言うような面持ちでしたが、お皿はほぼきれいに空になりました。
帰りのバスで、サンチャゴに到着したのは、19時半でした。その後、一緒にサンチャゴの旧市街を散策した後、エヴァとマリに別れを告げました。
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