最終目的地:サンチャゴ・デ・コンポステーラ Destination:Santiago de Compostela
2010年も、前年に続きサンチャゴ巡礼の旅に出ることにしました。
2009年の巡礼では、フランスのサン・ジャン・ピエ・ポーからピレネー山脈の峠を越え、スペイン・リオハ州のロゴローニョまで歩きました。
今回の出発地は、色々考えた後、スペイン国内の主要空港から最もアクセスの便利なブルゴスBurgosを選びました。
最終目的地としてサンチャゴ・デ・コンポステーラSantiago de Compostelaを目指しますが、その計画内容は次の通りです。
1.巡礼区間
ブルゴス(カスティージャ・イ・レオン州の州都)からサンチャゴ・デ・コンポステーラ(ガリシア州ア・コルーニャ県の都市)までの約511kmの区間です。そのルートは、いわゆるフランス人の道と称される道です。
詳しくは、下記のマップをご参照下さい。
2.日程
日程は、約20日間です。その詳細は下記の表の通りです。
概ね、一日の歩行距離は25-30kmを目安としました。
途中で体調を崩した場合や不測のトラブルに備えて、行程の途中で2泊の予備日を入れました。
※上の図をクリックして、拡大してご覧下さい。
3.参考図書
文書は英文ですが、昨年と同様、次の書籍を活用しました。
書籍名: "Way of St. James from the Pyrenees to Santiago"
著者:Cordula Rabe
出版社:ROTHER・MUNICH
このガイドブックは、ポケットサイズであり、地図や各行程の高低差チャート、途中の通過点を含めた歩行距離や標準的所要時間が掲載されており、とても重宝です。殆どの巡礼者が携行していますが、フランス人はフランス語版、ドイツ人やスイス人はドイツ語版を携えています。
4.2009年の教訓による対応
1) 足の靴擦れ防止
靴摺れ対策は、多くの巡礼者にとって悩みの種です。
前回は、フランス人の同行者に借りて利用しましたが、効果抜群でした。
今回は、前年、パリで購入したLa creme、NOKを持参。通信販売でも購入可能です。
2) スペイン語の基本用語辞典
'08-'09新個人旅行「スペイン」(昭文社)の別冊付録
かんたん旅会話 スペイン語基本フレーズ集
3) ウオーキング・シューズ新調
これまでの登山靴が老朽化したので、今回の長旅でも心配のない登山靴を新調。
スペインに出発する1ヶ月以上前に購入し、自宅の近所でほぼ毎日5-10kmの距離を歩き、足にフィットしていることを確認した。
4) 携行品の減量
自宅でリュックの中身を計り、重量が概ね10kg以下になるように、調整した。
例えば、長ズボンは一着にしたり、スペアのカメラは取り止めたり、書籍は破って必要な頁に限定したりと、考えに考えて必需品の重量減を徹底した。
5) スパッツ(ゲートル)
2009年は、泥道対策としてロング・スパッツを着用しましたが、長すぎて取扱が不便でした。今回はハーフ・スパッツにしました。
6) LED小型懐中電灯
巡礼宿のアルベルゲは、10-20人が同室となる大部屋が多いのですが、夜10時には消灯です。夜中にトイレに行きたくなったときなどに備えて、小型の照明器具が便利です。
7) その他
他に細かなこと色々ありますが、それは別途解説します。
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