ジャックが我が家にきてちょうど一年が経ちました。今思っていることを・・・
ジャックのプロフィール
ジャックラッセルテリア オス 8歳
色・ホワイト&タン
特徴・オッドアイ(右目がブルー、左目が茶色)、左前脚の爪がひとつ生まれた時からありません
数年前から、我が家でも犬が飼いたいね、と話をしていたのが始まりでした。
ペットショップで子犬を見ては可愛いね、欲しいね、でもね~と決め手がないまま過ごしていました。
考え方が大きく変わったのは東日本大震災だったかもしれません。
行き場のなくなった犬や猫たちが多くいるという話を聞いて
里親募集のサイトを見るようになりました。
いえ、その前からも見ていたかもしれません。でも、もう
生まれたばかりの子犬であること、ペットショップやブリーダーから買う
ということへのこだわりはなくなりました。
行き場のない犬や猫のなんと多いことか。びっくりしました。
飼うなら里親で。と主人とも意見が一致しました。
それからはより真剣にサイトを見るようになりました。
あ、この犬だったらいいかな、と思って連絡してみても
すでに行先が決まっていたり、条件が合わなかったり。
そんな時に見つけたのがジャックでした。
ジャックが里親募集に出ていた経緯はこんな感じです。
もともと数頭の犬や猫たちと一緒に割と裕福なご家庭で飼育されていたようです。
時々は自宅にドッグトレーナーさんも来てしつけや訓練も受けさせてもらっていたとのこと。
ただ、ワケがあってもう飼えないことになり・・・
ボランティアの方が保護して下さり、健康チェックなども行った上で募集にかけられた、ということです。
ボランティアの方の家にはご自宅のわんこちゃん四頭の他にも保護された犬が数頭。
そんな中に連れてこられてジャックは、初め何が自分の身に起こったのかわからず
おどおどしていたようです。
数日たってやっと、自分はもう元の家には帰れないんだということがわかり
その頃から夜泣きが始まったらしいです。
恋しくてたまらなかったんだと思います。
更にさかのぼること7年・・・
ジャックがそのお宅に飼われることになったきっかけは
ペットショップで売れ残っていたんだそうです。
飼いにくいといわれているジャックラッセルテリアという犬種であること、
目がオッドアイであるということが原因だと思われます。
ペットショップで売れ残った子犬たちがその後どうなるのか
詳しくは私は知りませんが、その方は可愛そうに思い
それから7年飼育してくださっていたのです。
オッドアイについては
視力には何も問題なく両方とも見えています。
ただ散歩中にすれ違う小学生たちに「目がこわ~い」と言われたり
「知り合いの犬もこんな目してたけど病院の先生からなんでこんな仔を飼ったのって言われてた・・・」とか
色々言われたりもします。
ジャックという名前はもともとの名前だったらしく
本人が呼ばれ慣れているならそれでいいか、と
そのままジャックと呼んでいます。
知り合いの方に7歳の犬を飼い始めた、と言いますと
7歳の成犬で、なつきましたかと言われたことがあります。
あぁ、大人になったら今更なつかないものなのかな、と思いましたが
ジャックは初めっからよくなついていました。
里親募集でボランティアさんといろいろやり取りをしたあとは
お宅に伺ってのお見合い→一か月のトライアル生活→正式譲渡という流れになります。
初めてお邪魔した時・・・・
ジャックはしれ~っと主人の膝に乗り嬉しそうにしていました。
ついでに私の膝にも乗ってきましたが安定感が悪く、主人の膝にまた移動しました。
その時のジャックの重みとか背中の感じは未だによく覚えています。
主人も「この犬はウチに来ることになるんだろうな~」と思ったそうです。
今までこのブログの中でジャックの事を書く時
〇〇は苦手「みたい」です、とか好き「みたい」ですというように表現していたのは
実はまだジャックの事がよくわかっていない為です。
未知数なんです。恥ずかしながら。
それに、トレーナーさんに訓練してもらっていたそうですが
私達夫婦は全く詳しくなく、ジャックに何ができて何ができないのかわかっていないんです。
犬としての人生を考えた時、我が家にいることが幸せなのかどうなのか
満足させてあげられていないんじゃないか、と思う時もあります。
ただ、一つ強く思っていることは
絶対にジャックを手放さない、ってことです。
ウチに来たことがジャックにとって良かったのか悪かったのか・・・
高価なドッグフードも食べさせてあげられないし
おもちゃもたくさん買ってあげられないです。でも
夜泣きもできないくらい緊張して不安な日を過ごすようなことは
二度と経験させたくないのです。
今私の膝に乗ってスヤスヤ寝ている顔を見るとなおさらです。
他の飼い主さんも同じだと思いますが、ウチの犬はとにかく世界一カワイイです。
こんなかわいい犬を手放すことは絶対できません。
我が家にやってきて一年。まだ一年。もう一年。早かったなぁ・・・。面白かったなぁ・・・。
これからも面白い毎日を過ごせますよう・・・。
※東日本大震災によって飼い主が仮設住宅に移ったり亡くなったりして行き場のない犬や猫たちはまだたくさんおり、現在はシェルターに一時預かりされています。飼い主さんがいる場合はそのまま預かるのですが亡くなられている場合は飼い主さんの意思確認が取れないので里親募集はできません。勝手に譲渡することができないからだそうです。
↓仙台のドッグウッド・・・ご参考まで
http://www.dogwood-jp.com/
↓里親募集サイト
http://www.satoya-boshu.net/
↓ボランティアさんのブログ
http://ameblo.jp/watermoon12/
今もお世話になっています。
この中でジャックは悠斗(ゆうと)君という名前で出ています。
是非ご覧ください。