2010年1月6日(水)
新年恒例の富士山を見る山歩き。2010年は2年ぶりに「pocknの山」といってもいい鬼ヶ岳に行ってきた。
大月インターから河口湖線へ入るとどんどん大きく見えてくる富士山。河口湖インターを出て登山口の西湖方面へ車を走らせ始めたあたりが朝日を浴びる富士山が一番見事に見える。こんな素晴らしい富士山が道路から眺められるのならこれから苦労して山に登らなくても… と思ってしまうほど。
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チェーン装着に苦闘。。。
国道から西湖方面への道に入ると、それまで車道には全くなかった雪が結構あった。ノーマルタイヤなので慎重に徐行で走らせたが、道路が凍り付いているうえに道が傾斜しているところでギブアップ。滑りでもしたらタイヘンだ。
「念のために」と昨夜一生懸命探してやっと見つけて積んでおいたチェーンの出番となった。ところが、チェーンを装着するのは10年以上ぶり。ジャッキアップしないで装着するタイプのチェーンだが、やり方を殆ど忘れてしまっていた。凍てつく車外でチェーン装着に格闘するハメに。途中「もうヤメて歩こうか」と何度も思ったがどうにか装着完了。。。ナナなんと、1時間半以上もかかってしまった。これは大きな誤算のタイムロスで、いつもの山歩きのコースを縮めることにした。
登山道も雪
鬼ヶ岳への登山道は8割程度に2センチ前後の雪がついていた。アイゼンなしでも大丈夫そうだったが、上に行くにつれて雪が締まってきたのでアイゼンをつけた。
鬼ヶ岳山頂の1つ手前で富士山方面の大展望が開ける雪頭ヶ岳山頂からの眺め。逆光気味の光に湖面をキラキラと照らす西湖を従えた富士山は一際雄大だ。
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東の方には河口湖、右奥に目えるのは山中湖。山中湖が高い位置にあるのがよくわかる。
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雪頭ヶ岳から鬼ヶ岳への斜面に入ると積雪がぐんと増えて本格的な雪道になった。これもチェーン装着と同様に予想外。この辺りは東京で雨や雪が降るようなときでないと本格的な雪にはならないはずだが、これほどの雪、いったいいつ降ったんだろうか。4本歯の簡易アイゼンを持ってればいいかなと思いつつ、念のため6本歯の軽アイゼンを持ってきていてよかった。
鬼ヶ岳
12時20分に鬼ヶ岳山頂到着。今日はここ止まり。霧氷は今回もなし。南アルプスの峰々はしぐれているのか雲がついていて稜線は見渡せない。でも視界は良く、重なる山並みの景色がいい。
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そして富士山の絶景はやっぱりすごい。
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富士山の山頂付近の斜面では雪が時々突風で舞い上げられている様子がみえる。
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北側を振り返ると、十二ヶ岳の稜線の向こうに去年ヒデさんと歩いた御坂山塊の主峰・黒岳がデンと構えていた。
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山頂には他に誰もいない。一番眺めのいい岩の上を陣取ってお湯を沸かし始める。
お昼にヒデさんにもらった「富山ブラック」という黒胡椒が効いたラーメンを食べた。コクがあって体も温まる。
日差しがあって風がないせいでマイナス10度にもかかわらず「寒い」と感じることなく、鬼ヶ岳山頂で昼メシを食べ、絵を描き、コーヒーを沸かし… 結局3時間近く過ごした。太陽の力は偉大だ!
3時をまわって鬼ヶ岳山頂から下山口となる鍵掛峠に向かう… つもりだったのが、なんと雪頭ヶ岳に戻ってしまった。歩き始めたとき、ちょっと違うかもと思って確かめたつもりだったのに結局間違えていたわけだ。雪頭ヶ岳⇔鬼ヶ岳は毎年のように歩いている道だが、雪があると景色が違って間違え易いのか…
下山して富士眺望の湯「ゆらり」でゆっくりといい湯につかり、食事も済ませて帰路についた。帰って6日後、東京が1日雨だったとき、富士五湖方面はずっと雪が降り続いたらしく、そのあと東京から見えた富士山周辺の山々はすっかり雪化粧していた。今頃は鬼ヶ岳周辺もさらに深い雪に覆われて更に静けさを増していることだろう。
《タイムデータ》
根場9:52→11:48雪頭ヶ岳12:05→12:20鬼ヶ岳15:13→(道を間違えて再び雪頭ヶ岳へ。。。鬼ヶ岳に戻る)→鬼ヶ岳15:36→16:17鍵掛峠17:02→17:53根場
【参考】
2009 新年富士を眺める山歩き(御坂山塊縦走)
2008 富士山を愛でる新年山行(鬼ヶ岳~節刀ヶ岳)
2007 富士山を愛でる新年山行(鬼ヶ岳~十二ヶ岳)
2006 富士山を眺める寒中山行(鬼ヶ岳~節刀ヶ岳)
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新年恒例の富士山を見る山歩き。2010年は2年ぶりに「pocknの山」といってもいい鬼ヶ岳に行ってきた。
大月インターから河口湖線へ入るとどんどん大きく見えてくる富士山。河口湖インターを出て登山口の西湖方面へ車を走らせ始めたあたりが朝日を浴びる富士山が一番見事に見える。こんな素晴らしい富士山が道路から眺められるのならこれから苦労して山に登らなくても… と思ってしまうほど。
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チェーン装着に苦闘。。。
国道から西湖方面への道に入ると、それまで車道には全くなかった雪が結構あった。ノーマルタイヤなので慎重に徐行で走らせたが、道路が凍り付いているうえに道が傾斜しているところでギブアップ。滑りでもしたらタイヘンだ。
「念のために」と昨夜一生懸命探してやっと見つけて積んでおいたチェーンの出番となった。ところが、チェーンを装着するのは10年以上ぶり。ジャッキアップしないで装着するタイプのチェーンだが、やり方を殆ど忘れてしまっていた。凍てつく車外でチェーン装着に格闘するハメに。途中「もうヤメて歩こうか」と何度も思ったがどうにか装着完了。。。ナナなんと、1時間半以上もかかってしまった。これは大きな誤算のタイムロスで、いつもの山歩きのコースを縮めることにした。
登山道も雪
鬼ヶ岳への登山道は8割程度に2センチ前後の雪がついていた。アイゼンなしでも大丈夫そうだったが、上に行くにつれて雪が締まってきたのでアイゼンをつけた。
鬼ヶ岳山頂の1つ手前で富士山方面の大展望が開ける雪頭ヶ岳山頂からの眺め。逆光気味の光に湖面をキラキラと照らす西湖を従えた富士山は一際雄大だ。
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東の方には河口湖、右奥に目えるのは山中湖。山中湖が高い位置にあるのがよくわかる。
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雪頭ヶ岳から鬼ヶ岳への斜面に入ると積雪がぐんと増えて本格的な雪道になった。これもチェーン装着と同様に予想外。この辺りは東京で雨や雪が降るようなときでないと本格的な雪にはならないはずだが、これほどの雪、いったいいつ降ったんだろうか。4本歯の簡易アイゼンを持ってればいいかなと思いつつ、念のため6本歯の軽アイゼンを持ってきていてよかった。
鬼ヶ岳
12時20分に鬼ヶ岳山頂到着。今日はここ止まり。霧氷は今回もなし。南アルプスの峰々はしぐれているのか雲がついていて稜線は見渡せない。でも視界は良く、重なる山並みの景色がいい。
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そして富士山の絶景はやっぱりすごい。
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富士山の山頂付近の斜面では雪が時々突風で舞い上げられている様子がみえる。
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北側を振り返ると、十二ヶ岳の稜線の向こうに去年ヒデさんと歩いた御坂山塊の主峰・黒岳がデンと構えていた。
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山頂には他に誰もいない。一番眺めのいい岩の上を陣取ってお湯を沸かし始める。
天気予報では今日は冬晴れの厳冬の一日で、風も強いと言っていたので覚悟していたが、太陽の日差しが暖かくて風も殆どない。 これなら気温の辛うじてプラスかな…? と思って持ってきた温度計を出しておいたらビックリ!なんとマイナス10度まで下がった。 視覚で感じた寒さにあわてて持ってきたものを全て着込み(昔じいちゃんにもらったラクダのモモシキも)、靴の先にはホカロンを仕込んだ。 | ![]() |
お昼にヒデさんにもらった「富山ブラック」という黒胡椒が効いたラーメンを食べた。コクがあって体も温まる。
![]() | マイナス10度のなか、水彩画では筆も絵の具もすぐ氷ってしまってダメかなと思ったが、絵の具をお湯に溶かしながら何とか描くことができた。 |
日差しがあって風がないせいでマイナス10度にもかかわらず「寒い」と感じることなく、鬼ヶ岳山頂で昼メシを食べ、絵を描き、コーヒーを沸かし… 結局3時間近く過ごした。太陽の力は偉大だ!
3時をまわって鬼ヶ岳山頂から下山口となる鍵掛峠に向かう… つもりだったのが、なんと雪頭ヶ岳に戻ってしまった。歩き始めたとき、ちょっと違うかもと思って確かめたつもりだったのに結局間違えていたわけだ。雪頭ヶ岳⇔鬼ヶ岳は毎年のように歩いている道だが、雪があると景色が違って間違え易いのか…
下山して富士眺望の湯「ゆらり」でゆっくりといい湯につかり、食事も済ませて帰路についた。帰って6日後、東京が1日雨だったとき、富士五湖方面はずっと雪が降り続いたらしく、そのあと東京から見えた富士山周辺の山々はすっかり雪化粧していた。今頃は鬼ヶ岳周辺もさらに深い雪に覆われて更に静けさを増していることだろう。
《タイムデータ》
根場9:52→11:48雪頭ヶ岳12:05→12:20鬼ヶ岳15:13→(道を間違えて再び雪頭ヶ岳へ。。。鬼ヶ岳に戻る)→鬼ヶ岳15:36→16:17鍵掛峠17:02→17:53根場
【参考】
2009 新年富士を眺める山歩き(御坂山塊縦走)
2008 富士山を愛でる新年山行(鬼ヶ岳~節刀ヶ岳)
2007 富士山を愛でる新年山行(鬼ヶ岳~十二ヶ岳)
2006 富士山を眺める寒中山行(鬼ヶ岳~節刀ヶ岳)