5月3日(金)
今年のゴールデンウィーク・ファミリー登山は四阿屋山(あずまやさん)。秩父鉄道終点の三峰口駅から更にバスに乗って行く奥武蔵と秩父の間にある標高772メートルの山で、たくさんの花と眺望に恵まれた変化に富んだ楽しい山歩きができた。
池袋から秩父鉄道へ乗り入れている西武線の快速急行に乗った。車内はずっとたいへんな混雑だったが、秩父鉄道へ入るあたりから急に乗客が減って、最後のほうはこんなにガラガラになった。
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三峰口から登山道入口へ行くバスへの乗り換えはギリギリ。駅員さんが精算に手間取ってしまって発車寸前のバスに飛び乗った。
約20分で下車した薬師堂バス停前にある薬師堂は風情のあるいいお寺だった。ここから登山開始。
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薬師堂の脇の車道を入ってまもなくの登山道「薬師堂コース」では早速この季節ならではの山ツツジが迎えてくれた。
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道は歩きやすくて比較的なだらか。芽吹き始めた幾種類もの広葉樹の新緑が目に染みる。
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歩いていると花のいい香りがずっと漂っている。道にはあちこちに藤の薄紫の花びらが落ちていた。藤は樹高が高くてよく見えないことが多いが、こうした開けた場所では藤の花を眺めることができる(画面左)。
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登山開始から小一時間ほどで車道と合わさり、小さな集落に着く。畑の上からは秩父の名峰・武甲山方面の眺望が大きく開ける。武甲山はセメント掘削で姿を変えてしまった山として知られるが、遠くからはこうしてピラミッド型の整った山容が望める。
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再び登山道に入る。新緑は相変わらず美しい。スギやヒノキの植林帯ではなく広葉樹中心の登山道を歩くのは、特にこの時期は気分がいい。
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いろいろな形の葉っぱにも注目…
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さっきの集落から約20分で山居広場という見晴らしのいい場所に出る。道の両側には季節の花が植えられていて目を楽しませてくれる。
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道は暗い杉木立になるが、そんな雰囲気にマッチした両神神社奥社の社が現れた。ここで薬師堂から登ってくるもう1本のルート、鳥居山コースと合わさる。お堂には雑記帳が置かれていて、息子はなぜか(やっぱり?)電車の絵を描いていた。。
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両神神社奥社からは道は岩が露出してきて斜面も急になり、山頂直下には長めの鎖場もある。足場はしっかりしているのでそれほど手こずることなく登れた。
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登山開始から1時間50分、12時35分に四阿屋山の山頂到着!日本百名山の両神山とその周辺の山々の眺めが見事。周囲の新緑は変化に富んだ彩りを装い、絵のような眺望が広がっていた。
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山頂はけっこう狭いが、この少し下にもちょっとしたテラスがあってベンチが置かれている。
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下山は両神神社奥社まで来た道を下り、そこから鳥居山コースを辿った。最初は急な下りが続くが間もなくなだらかになる。鳥居山コースも新緑が鮮やか。
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斜面はゆるくなって花にも目が行く。おもしろいキノコも!
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花や野鳥の姿やさえずりを楽しみながら下山を続けると、薬師堂から登山を開始して早々に右上の方に見えていた中華チックな東屋の展望台に出た。ツツジやオオデマリの花々に覆われた丘の上に建つ観景亭と名づけられた朱色の六角の東屋からは、今日登った四阿屋山をはじめ四方の展望が開けていて気持ちがいい。
ここから登山口の薬師堂はすぐだ。車道を5分ほど下れば道の駅 両神温泉薬師の湯があって温泉にも入れるが、バスも少ないので残念ながら温泉はパス。うまそうなまんじゅうを買って帰路についた。秩父鉄道の車窓から夕日に照らされた武甲山が見送ってくれた。
《行程》
薬師堂登山口10:45 →集落11:40 →12:00山居広場 →12:10両神神社奥社 →12:35四阿屋山(昼休憩 1:45)14:20発 →15:10鉄塔15:35→16:25観景亭
GW2012ファミリーハイキング 桜咲く百蔵山と猿橋を巡る~
GW2011ファミリーハイキング 鐘撞堂山~羅漢山~
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今年のゴールデンウィーク・ファミリー登山は四阿屋山(あずまやさん)。秩父鉄道終点の三峰口駅から更にバスに乗って行く奥武蔵と秩父の間にある標高772メートルの山で、たくさんの花と眺望に恵まれた変化に富んだ楽しい山歩きができた。
池袋から秩父鉄道へ乗り入れている西武線の快速急行に乗った。車内はずっとたいへんな混雑だったが、秩父鉄道へ入るあたりから急に乗客が減って、最後のほうはこんなにガラガラになった。
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三峰口から登山道入口へ行くバスへの乗り換えはギリギリ。駅員さんが精算に手間取ってしまって発車寸前のバスに飛び乗った。
約20分で下車した薬師堂バス停前にある薬師堂は風情のあるいいお寺だった。ここから登山開始。
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薬師堂の脇の車道を入ってまもなくの登山道「薬師堂コース」では早速この季節ならではの山ツツジが迎えてくれた。
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道は歩きやすくて比較的なだらか。芽吹き始めた幾種類もの広葉樹の新緑が目に染みる。
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歩いていると花のいい香りがずっと漂っている。道にはあちこちに藤の薄紫の花びらが落ちていた。藤は樹高が高くてよく見えないことが多いが、こうした開けた場所では藤の花を眺めることができる(画面左)。
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登山開始から小一時間ほどで車道と合わさり、小さな集落に着く。畑の上からは秩父の名峰・武甲山方面の眺望が大きく開ける。武甲山はセメント掘削で姿を変えてしまった山として知られるが、遠くからはこうしてピラミッド型の整った山容が望める。
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再び登山道に入る。新緑は相変わらず美しい。スギやヒノキの植林帯ではなく広葉樹中心の登山道を歩くのは、特にこの時期は気分がいい。
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いろいろな形の葉っぱにも注目…
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さっきの集落から約20分で山居広場という見晴らしのいい場所に出る。道の両側には季節の花が植えられていて目を楽しませてくれる。
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道は暗い杉木立になるが、そんな雰囲気にマッチした両神神社奥社の社が現れた。ここで薬師堂から登ってくるもう1本のルート、鳥居山コースと合わさる。お堂には雑記帳が置かれていて、息子はなぜか(やっぱり?)電車の絵を描いていた。。
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両神神社奥社からは道は岩が露出してきて斜面も急になり、山頂直下には長めの鎖場もある。足場はしっかりしているのでそれほど手こずることなく登れた。
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登山開始から1時間50分、12時35分に四阿屋山の山頂到着!日本百名山の両神山とその周辺の山々の眺めが見事。周囲の新緑は変化に富んだ彩りを装い、絵のような眺望が広がっていた。
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山頂はけっこう狭いが、この少し下にもちょっとしたテラスがあってベンチが置かれている。
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![]() | 山頂ではファミリー登山定番のpocknのおにぎりとゆで卵。ここで2時間近くのんびり。 pocknは両神山方面の眺めをスケッチした。 |
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下山は両神神社奥社まで来た道を下り、そこから鳥居山コースを辿った。最初は急な下りが続くが間もなくなだらかになる。鳥居山コースも新緑が鮮やか。
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そんな新緑の道を歩いていたら、目の前に巨大な鉄塔が現れた!ケージ付きのエレベーターまである。この野外エレベーターでてっぺんまで行ったらツリーハウスにいる気分を味わえそう。 | ![]() |
斜面はゆるくなって花にも目が行く。おもしろいキノコも!
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花や野鳥の姿やさえずりを楽しみながら下山を続けると、薬師堂から登山を開始して早々に右上の方に見えていた中華チックな東屋の展望台に出た。ツツジやオオデマリの花々に覆われた丘の上に建つ観景亭と名づけられた朱色の六角の東屋からは、今日登った四阿屋山をはじめ四方の展望が開けていて気持ちがいい。
ここから登山口の薬師堂はすぐだ。車道を5分ほど下れば道の駅 両神温泉薬師の湯があって温泉にも入れるが、バスも少ないので残念ながら温泉はパス。うまそうなまんじゅうを買って帰路についた。秩父鉄道の車窓から夕日に照らされた武甲山が見送ってくれた。
《行程》
薬師堂登山口10:45 →集落11:40 →12:00山居広場 →12:10両神神社奥社 →12:35四阿屋山(昼休憩 1:45)14:20発 →15:10鉄塔15:35→16:25観景亭
GW2012ファミリーハイキング 桜咲く百蔵山と猿橋を巡る~
GW2011ファミリーハイキング 鐘撞堂山~羅漢山~
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