8月5日(水)のち時々霧
出遅れた白馬岳登頂
今朝は縦走路を進む前に、天気が良ければ白馬岳山頂からご来光を拝もうと思って4時に起きたのだが、テント場の周囲はガスに覆われていた。「こりゃダメだ… 山頂はもういいや」と思って二度寝してしまったのが大失敗。なんだか外が陽気な声で賑やかなので覗いたらすっかり晴れ上がっていた。もうすぐ5時、日の出はすでに過ぎていた。
急いで白馬岳頂上へ登り、360度の大絶景を堪能した。今日の縦走路、白馬鑓ヶ岳の奥には鹿島槍が雲海に浮かんでいる。
クリックで拡大
昨日歩いてきた朝日岳方面の山並みもみんな見渡せる。
今日は難所の不帰キレットを控えているし、午後は雨が降るらしいのでゆっくりしていてはいけないのだが、やっぱりスケッチもしたい。二度寝してしまったことがますます悔やまれる…
でもやっぱりスケッチをしてしまった。おれって危機管理能力なさそう…
スケッチを終えて今度こそ出発。もっといたかったなー…
テント場のある町営白馬山頂小屋の後ろにポッコリ膨らむ丸山と、
その上に浮かぶ剣・立山
テント場をたたんで出発したのは8時。かなり遅い。でもストックを使えばコースタイム通りに歩けるだろうし… というのは甘いかな…
テント場のすぐ後ろの展望台、丸山からは携帯(AU)がつながる。
杓子岳を巻くと白馬鑓ヶ岳が眼前に迫る。
クリックで拡大
鑓ヶ岳に着いたあたりからガスってきた。鑓ヶ岳を下りて天狗平へ。あたりはガスガスだ。
天狗山荘の前に看板が出ていた。「この先の不帰キレット経由唐松岳へのコースは難所が多く時間もかかるため、午前11時以降は行かないように!」ということが書いてある。もう11時をまわっている。「いかん、急がねば…」冷たくてうまい水を補給して11時15分に出発。途中「天狗の頭」での昼飯はアルファ米をもどしてカレーでもと思っていたが、少しでも時間短縮のためにカロリーメイトで済ませ、最初の難所、天狗の大下りに差しかかった。
不帰キレット
天狗の大下りは石が積み重なる標高差300mの斜面を文字通り急下降する。要所には鎖があって慎重に下りる。
途中ガスの合間から時おりみえる恐竜の背中のような稜線が不帰キレットか!?
20キロ近いザックを背負っているので後ろに振られないように3点確保で鎖やハシゴを慎重に伝って岩場に取り付く。ちょっとした気持ちの緩みは命にかかわることにもなる。常に「絶対に落ちないぞ」と自分に言い聞かせながら進む。
不帰キレットは主な頂点ごとに不帰一峰、不帰二峰… と名前がついている。キレット最低部を出て30分後に「不帰一峰の頭」に着いた。そこからまたいくつもの岩稜が続く。取り付いた岩の頂点まで登りつめて「これが不帰二峰か」と思いきや、そうではなくて更に急峻な岩が立ちはだかりガッカリするという連続。ガスで全貌が見渡せないので気持ちも焦る。「絶対に落ちないぞ」という暗示を持続させるのが大変だ。
「不帰二峰」に着いたのは一峰から1時間後だった。そこには「不帰二峰の北峰」とある。ということは、次は三峰ではなく「二峰の南峰」ってこと?いったいあとどのぐらいで唐松岳に着くのだろうか…? 不安がよぎったが、北峰からは道も幾分なだらかになって歩き易くなり「二峰の南峰」には楽に行け、「次は三峰だ」と気合いを入れなおしてアップダウンを繰り返す。
するとガスが切れて目の前に大きな頂が見えた。「あそこが三峰だな…」と思った頂上に何人か人影が見え、くつろいだ話し声が聞こえる。こんな険しい銃走路の途中で随分くつろいでるなぁ、と思ったのだが、そこは三峰ではなく唐松岳の頂上だった。知らないうちに三峰は通過して唐松岳の山頂近くに差しかかっていた。
16時19分、二峰の北峰からちょうど1時間、不帰キレット最低部を出て2時間50分でとうとう唐松岳山頂(2696.4m)に到着した。歩いてきた不帰の峰々がガスを押しのけるように天に向かって連なっているのを見て、ここを無事に通過できたことに胸を撫で下ろした。
一番手前のピークが気づかなかった不帰三峰。後ろに二峰の南峰、北峰と続く。
不帰キレットのコースは昭文社の地図では難路ということで点線で記されている。確かに急峻な岩場をいくつも通過するので慎重を要するが、要所にはハシゴや鎖がつけられていて道自体はしっかりしている。難易度は涸沢岳から北穂高岳、大キレットを通って槍ヶ岳へ向かう道と同程度と思っていい。
唐松岳のテント場は小屋から5分ほど下ったところに棚田のように段々になっている。小屋から一番近いテラスに設営した。そこには既に一張テントがあった。これまでに見かけたテントはみんな下にシートを敷いていたが、このテントはシートがなかった。僕も地面に直にテントを設営していたのだが、雨が激しいときはどんな具合か気になってテントの主にシートについて聞いてみた。
「シートを敷くってのは知りませんでした。でもそれだと更に重くなりますよね… それに今まで雨で下がビショビショになったことはないですよ。」とのコメント。やっぱシートはなくていいようだ。
小屋まで登って(これが結構シンドイ)夕食をとった。同じテーブルで昨夜白馬山荘で会った2組のご夫婦と再会し、苦労をねぎらい合った。それにしても自分より20歳ぐらい年上の方々があの岩場を越えて来るのだからすごい。4人とも本当にお元気だ。
テント場に戻るともう一張りテントが増えていた。その人としばし言葉を交わした。体育会系のそのごつい若者が「これどうぞ」とドーナツを手渡してくれた。こうして食料のおすそ分けをするのがテント人のルールなのかな…?残っている食料はいくらかあったのだが、小分けにできるようなものがなく何も渡せなかったのがちょっと心残りだった。
8月6日(木)霧のち時々
再び唐松岳山頂
今朝も起きたらガスが下りていた。昨日のこともあるので日の出の頃には晴天になることに望みをかけて頂上へ。でも今日は日の出の時刻になってもガスは晴れない。
朝食を食べながら頂上で粘っていたらその甲斐あって徐々にガスが切れて剣~立山方面が見渡せた。その右側に連なる毛勝三山もちょっと気になる山だ。
薄いガスがたなびいてきてブロッケン現象がかなりはっきりと見られた。
この白馬岳を中心とした山域は東側が切り立っていてそこにガスがぶつかるせいか、この縦走中に何度もブロッケンを見た。ブロッケンが出るとみんな大騒ぎするけれど、ブロッケンが出るのはガスっているとき。おれとしてはブロッケンを見るよりスッキリと晴れた眺めを見る方がずっといい。
今回の縦走で頂上で一番ゆっくりできる唐松岳だったが、なかなかガスが晴れず、やっと晴れてきたあとも白馬岳や五竜岳、鹿島槍などは雲に隠れたままだった。
不帰キレットの奥に白馬三山があるはずだが…
しかし思えばこの4泊の縦走で雨が降ったのは登り始める前の蓮華温泉だけ。あとは1滴の雨にも遭うことなく、ガスったりはしたが毎日必ず素晴らしい山岳風景を楽しむことができたのだからありがたいことだ。
テント場に戻る途中からは唐松岳山頂と、その右奥に不帰キレットの切り立った峰々が並んで見えた。
テント場に遅くまで残るのはだいたいいつもおれのテント。でもこうして日に当たればすっかり乾いて軽くなる。
1つぽつりと残るpocknのテント
下山
長かった縦走路を終えてあとは一路下山。唐松小屋からの下山路側はガスが立ちこめていて、下山を始めてすぐにライチョウに出逢った。
下山路もあちこち花盛り。北アルプスの北部はやっぱり花の宝庫だ。
やがてダケカンバの樹林帯へ入る。この辺りのダケカンバはかなりの樹齢を重ねていて、中にはおとぎ話に出てきそうな化石のような幹をした老木も見かける。
ゴンドラを降りた辺りは標高も1000メートルを下回っている。太陽が照りつけ、高原の涼風は感じられない暑さが襲ってきた。そんな炎天下の車道を歩いて温泉に向かった。やっとたどり着いた第二郷の湯で4日ぶりに汗を流した。昔ながらのいい温泉だった。だけど風呂上りに鼻血が… 疲労と気圧の変化のせいだろうか。
温泉を出て近くの蕎麦屋に入り、まずは冷たい生ビールをグビッと飲む。「うまい!」
天ざるでお腹もいっぱいになり、白馬バスターミナルから新宿行きの高速バスに乗った。心も体もリラックスしてバスの揺れが気持ちのいい眠りに誘った。
帰宅後に体重を量ると例によって5キロオーバー。顔もむくんでいる。やっぱりおれはハードな山旅をすると体がむくんで体重が増える。両足の薬指の爪も黒く変色。 鼻血にむくみに爪の壊死… 山登りは健康にいいというが、ホントかな…? でも山はいい。次は秋の紅葉を楽しみに行きたい。
朝日岳~雪倉岳~白馬岳へ戻る
出遅れた白馬岳登頂
今朝は縦走路を進む前に、天気が良ければ白馬岳山頂からご来光を拝もうと思って4時に起きたのだが、テント場の周囲はガスに覆われていた。「こりゃダメだ… 山頂はもういいや」と思って二度寝してしまったのが大失敗。なんだか外が陽気な声で賑やかなので覗いたらすっかり晴れ上がっていた。もうすぐ5時、日の出はすでに過ぎていた。
急いで白馬岳頂上へ登り、360度の大絶景を堪能した。今日の縦走路、白馬鑓ヶ岳の奥には鹿島槍が雲海に浮かんでいる。
クリックで拡大
昨日歩いてきた朝日岳方面の山並みもみんな見渡せる。
今日は難所の不帰キレットを控えているし、午後は雨が降るらしいのでゆっくりしていてはいけないのだが、やっぱりスケッチもしたい。二度寝してしまったことがますます悔やまれる…
でもやっぱりスケッチをしてしまった。おれって危機管理能力なさそう…
スケッチを終えて今度こそ出発。もっといたかったなー…
テント場のある町営白馬山頂小屋の後ろにポッコリ膨らむ丸山と、
その上に浮かぶ剣・立山
テント場をたたんで出発したのは8時。かなり遅い。でもストックを使えばコースタイム通りに歩けるだろうし… というのは甘いかな…
テント場のすぐ後ろの展望台、丸山からは携帯(AU)がつながる。
杓子岳を巻くと白馬鑓ヶ岳が眼前に迫る。
クリックで拡大
鑓ヶ岳に着いたあたりからガスってきた。鑓ヶ岳を下りて天狗平へ。あたりはガスガスだ。
天狗山荘の前に看板が出ていた。「この先の不帰キレット経由唐松岳へのコースは難所が多く時間もかかるため、午前11時以降は行かないように!」ということが書いてある。もう11時をまわっている。「いかん、急がねば…」冷たくてうまい水を補給して11時15分に出発。途中「天狗の頭」での昼飯はアルファ米をもどしてカレーでもと思っていたが、少しでも時間短縮のためにカロリーメイトで済ませ、最初の難所、天狗の大下りに差しかかった。
不帰キレット
天狗の大下りは石が積み重なる標高差300mの斜面を文字通り急下降する。要所には鎖があって慎重に下りる。
途中ガスの合間から時おりみえる恐竜の背中のような稜線が不帰キレットか!?
天狗の大下りを下りきると、ガスが切れて切り立った高い岩が目の前に現れた。いよいよ不帰キレットに差しかかった。「不帰キレット」とか「不帰の峰」といった名前はそれだけで緊張する。「帰らずの身になってたまるものか!」 |
20キロ近いザックを背負っているので後ろに振られないように3点確保で鎖やハシゴを慎重に伝って岩場に取り付く。ちょっとした気持ちの緩みは命にかかわることにもなる。常に「絶対に落ちないぞ」と自分に言い聞かせながら進む。
不帰キレットは主な頂点ごとに不帰一峰、不帰二峰… と名前がついている。キレット最低部を出て30分後に「不帰一峰の頭」に着いた。そこからまたいくつもの岩稜が続く。取り付いた岩の頂点まで登りつめて「これが不帰二峰か」と思いきや、そうではなくて更に急峻な岩が立ちはだかりガッカリするという連続。ガスで全貌が見渡せないので気持ちも焦る。「絶対に落ちないぞ」という暗示を持続させるのが大変だ。
「不帰二峰」に着いたのは一峰から1時間後だった。そこには「不帰二峰の北峰」とある。ということは、次は三峰ではなく「二峰の南峰」ってこと?いったいあとどのぐらいで唐松岳に着くのだろうか…? 不安がよぎったが、北峰からは道も幾分なだらかになって歩き易くなり「二峰の南峰」には楽に行け、「次は三峰だ」と気合いを入れなおしてアップダウンを繰り返す。
するとガスが切れて目の前に大きな頂が見えた。「あそこが三峰だな…」と思った頂上に何人か人影が見え、くつろいだ話し声が聞こえる。こんな険しい銃走路の途中で随分くつろいでるなぁ、と思ったのだが、そこは三峰ではなく唐松岳の頂上だった。知らないうちに三峰は通過して唐松岳の山頂近くに差しかかっていた。
16時19分、二峰の北峰からちょうど1時間、不帰キレット最低部を出て2時間50分でとうとう唐松岳山頂(2696.4m)に到着した。歩いてきた不帰の峰々がガスを押しのけるように天に向かって連なっているのを見て、ここを無事に通過できたことに胸を撫で下ろした。
一番手前のピークが気づかなかった不帰三峰。後ろに二峰の南峰、北峰と続く。
不帰キレットのコースは昭文社の地図では難路ということで点線で記されている。確かに急峻な岩場をいくつも通過するので慎重を要するが、要所にはハシゴや鎖がつけられていて道自体はしっかりしている。難易度は涸沢岳から北穂高岳、大キレットを通って槍ヶ岳へ向かう道と同程度と思っていい。
唐松岳のテント場は小屋から5分ほど下ったところに棚田のように段々になっている。小屋から一番近いテラスに設営した。そこには既に一張テントがあった。これまでに見かけたテントはみんな下にシートを敷いていたが、このテントはシートがなかった。僕も地面に直にテントを設営していたのだが、雨が激しいときはどんな具合か気になってテントの主にシートについて聞いてみた。
「シートを敷くってのは知りませんでした。でもそれだと更に重くなりますよね… それに今まで雨で下がビショビショになったことはないですよ。」とのコメント。やっぱシートはなくていいようだ。
小屋まで登って(これが結構シンドイ)夕食をとった。同じテーブルで昨夜白馬山荘で会った2組のご夫婦と再会し、苦労をねぎらい合った。それにしても自分より20歳ぐらい年上の方々があの岩場を越えて来るのだからすごい。4人とも本当にお元気だ。
テント場に戻るともう一張りテントが増えていた。その人としばし言葉を交わした。体育会系のそのごつい若者が「これどうぞ」とドーナツを手渡してくれた。こうして食料のおすそ分けをするのがテント人のルールなのかな…?残っている食料はいくらかあったのだが、小分けにできるようなものがなく何も渡せなかったのがちょっと心残りだった。
8月6日(木)霧のち時々
再び唐松岳山頂
今朝も起きたらガスが下りていた。昨日のこともあるので日の出の頃には晴天になることに望みをかけて頂上へ。でも今日は日の出の時刻になってもガスは晴れない。
朝食を食べながら頂上で粘っていたらその甲斐あって徐々にガスが切れて剣~立山方面が見渡せた。その右側に連なる毛勝三山もちょっと気になる山だ。
薄いガスがたなびいてきてブロッケン現象がかなりはっきりと見られた。
この白馬岳を中心とした山域は東側が切り立っていてそこにガスがぶつかるせいか、この縦走中に何度もブロッケンを見た。ブロッケンが出るとみんな大騒ぎするけれど、ブロッケンが出るのはガスっているとき。おれとしてはブロッケンを見るよりスッキリと晴れた眺めを見る方がずっといい。
今回の縦走で頂上で一番ゆっくりできる唐松岳だったが、なかなかガスが晴れず、やっと晴れてきたあとも白馬岳や五竜岳、鹿島槍などは雲に隠れたままだった。
不帰キレットの奥に白馬三山があるはずだが…
しかし思えばこの4泊の縦走で雨が降ったのは登り始める前の蓮華温泉だけ。あとは1滴の雨にも遭うことなく、ガスったりはしたが毎日必ず素晴らしい山岳風景を楽しむことができたのだからありがたいことだ。
テント場に戻る途中からは唐松岳山頂と、その右奥に不帰キレットの切り立った峰々が並んで見えた。
テント場に遅くまで残るのはだいたいいつもおれのテント。でもこうして日に当たればすっかり乾いて軽くなる。
1つぽつりと残るpocknのテント
下山
長かった縦走路を終えてあとは一路下山。唐松小屋からの下山路側はガスが立ちこめていて、下山を始めてすぐにライチョウに出逢った。
今回の縦走中でライチョウに会うのは3度目。親子の姿を見かけたこともあった。 南アルプスでは鹿がライチョウの食べる高山植物をすっかり食べ荒らしてしまってライチョウはいなくなってしまったそうだが、この辺りはまだまだライチョウがたくさんいる。鹿が増えて高山地帯までやってくるのも温暖化のせいなのだろうか。北アルプスのライチョウはいつまでも元気に命をつないでいって欲しい。 |
下山路もあちこち花盛り。北アルプスの北部はやっぱり花の宝庫だ。
やがてダケカンバの樹林帯へ入る。この辺りのダケカンバはかなりの樹齢を重ねていて、中にはおとぎ話に出てきそうな化石のような幹をした老木も見かける。
唐松岳からの下山は八方尾根のリフト駅まで歩けばいいのでラクチンだ。そのうえずっと高山植物が目を楽しませてくれる。 天気がいいときは五竜岳や八方池からの白馬三山などのビューポイントも多いが、八方池では残念ながらガスで山岳風景は見れなかった。 小屋を出てリフトまで、途中八方池で30分ほどの休みを入れて2時間25分。あとはリフトとゴンドラを乗り継いで一気に八方駅だ。 |
ゴンドラを降りた辺りは標高も1000メートルを下回っている。太陽が照りつけ、高原の涼風は感じられない暑さが襲ってきた。そんな炎天下の車道を歩いて温泉に向かった。やっとたどり着いた第二郷の湯で4日ぶりに汗を流した。昔ながらのいい温泉だった。だけど風呂上りに鼻血が… 疲労と気圧の変化のせいだろうか。
温泉を出て近くの蕎麦屋に入り、まずは冷たい生ビールをグビッと飲む。「うまい!」
天ざるでお腹もいっぱいになり、白馬バスターミナルから新宿行きの高速バスに乗った。心も体もリラックスしてバスの揺れが気持ちのいい眠りに誘った。
帰宅後に体重を量ると例によって5キロオーバー。顔もむくんでいる。やっぱりおれはハードな山旅をすると体がむくんで体重が増える。両足の薬指の爪も黒く変色。 鼻血にむくみに爪の壊死… 山登りは健康にいいというが、ホントかな…? でも山はいい。次は秋の紅葉を楽しみに行きたい。
朝日岳~雪倉岳~白馬岳へ戻る