ちょっとだけ覚悟した。

２、３日前のこと。足の親指をみたら、爪の根元の部分から縦に黒い筋があって、最近血豆ができるようなおぼえがなかったので、なんだろうと思い、ネットで「足の爪　黒い部分」で検索してみました。
・・・すると自分の予想とは違うこわいことが書いてありまして・・・
黒い縦筋がある場合、皮膚のがんであるメラノーマかもしれない・・・ということが説明してあって、それも進行が速いがんであるという。
写真で見ても、違うような気もするけれど素人にはなんなのかわからない。
ですので、娘の学校の給食が始まってからお医者にいって診察してもらおうと、今日までドキドキしながら日々を過ごしたのですが、久しぶりに本気で自分の健康と死について考えてしまいました。
母の闘病から死を体験して、私もいつか死ぬんだなあと死を意識するようになりましたが、でもそれはやはりまだ浅い意識であったなあと。
自分の寿命がもう長くないかもしれないと思えるようなことがあると、やっぱりいてもたってもいられないのですね。
私も自分が死ぬのはいいけれど、こどもがショックだろうなあ、私がいなくなったあとはどう乗り越えていくんだろう・・・と考えると気持ちが沈みましたね・・・
私が母の死を冷静に受け止められたのは、もう大人になっていて、独立していたからだろうと思うのですが、小さい子どもはそんなの無理だよなあ・・・小さい子を残してなんて死ねない～と色々考えてしまいました。この２、３日。
うちの父もがんばって一人暮らしをしていますが、男の人が家のことをするのはやはりなかなかに大変なことのようです。
私が先に行ってしまったら、だんなさんは大変だろうなあ、どうするのかな・・・とか。

そしてやっぱり母のことを思い出しました。母はがんだとわかったとき、本当に不安だったろうなあと。
こういう気持ちは、自分がそういう境遇にならないと本当にはわからないものなんでしょうね。
前も自分が卵巣が腫れたとき、そう思ったんですけど、人間はのど元をすぎれば忘れるんですね・・・

・・・で結局今日病院で診てもらいました。メラノーマでなく出血との判断でした。ほっとしました～
ダーモスコープという器械で丁寧に診てもらえて、詳しく説明も受けられたのでよかったです。２時間も待ったけど・・・

何でもなかったからよかったけれど、でも毎日をなんとなく過ごすのではなくて、小さなことでも充実感をもてるように自分にとって楽しいことや、勉強することをみつけていきたいなあと本気で思った数日間でした。
まだ私は何事も為していないんですよね。この先、何か自分なりに納得できるものに到達できるのかはわかりませんけど、到達できないとしても、毎日が充実していたと感じていたいなあと。