Lupinus-ルピナス-

絵本のルピナスさんのように自分なりの「世の中を美しくすること」を見つけたいと思っています。

消化器への贈り物

2009年02月11日 | 育児・病気の記録
母が年末頃から右側の背中が痛いということで、ずいぶん気分が落ち込んでいました。
やはり体の痛みというのは、気持ちを萎えさせるものみたいです。
こういう状態はよくないと思い、私が最近かかりつけの病気を心と体全体で診てくれるホリスティック医療を行う病院の先生に相談することにしました。

まず先生が母の今の気持ちを聞いたところ、母は「こうなる前は私はなんて幸せなんだろうと思っていた。悔しい。もっと生きたい。死にたくない」というのが正直な気持ちだと答えました。

そして最初に見つかった大腸がんになった場所が右側の上のあたりでしたが、大腸には「悔しい」という思いと関係がある臓器で、母はちょうど56歳くらいにそういう思いが強かったのだそうです。
大腸は肛門のところが0歳、直腸のところまでが10代、S状結腸から下行結腸が20代から44歳、横行結腸が45から55歳、上行結腸が56から60歳、盲腸が還暦とぐるりと一回りします。ちょうど56歳ころは母は仕事でトップの立場にあって、仕事のことで色々あった時期だったので、その気持ちが溜まっていたのもしれません。身体にそのときの感情の記録が出るということなのですね。

臓器にはそれぞれ役割があって、肺は悲しみ、肝臓は怒り、腎臓は恐れなどだそうです。肺は悲しみを慈しみに変えて、空気中に呼吸を通じて戻し、肝臓は怒りの毒素を無毒化し、腎臓は恐怖や不安などを安心にかえて尿にして排泄します。

そして癌になった人は世の中にある怒りや悲しみの感情が、自分だけの浄化だけでは足りないとなったときに、大勢の人の感情を浄化してくれる役割をしてくれているのだそうです。

癌はにくむべきやっつける敵ではなく、浄化の役割を果たしている存在であるということ。

先生からいろいろな話を聞いて、母の心に光が差し込んだように見えました。傍から見ていても母の表情が変わっていくのがわかりました。
今までは、死ぬかもしれないという恐怖でいっぱいだったのが、今まで頑張って色んな感情を処理してきてくれた自分の体への感謝と、癌になったことにはこのような意味があったと理解し、癌というのは怖い存在ではないと思えたようです。

先生からの宿題は、7、14、21、28、35、42歳(までだったかな?)のときにお世話になった人とそのときの気持ちを思い出すことでした。
そのときのことを振り返ると、気持ちが変わってきますよ、とのことでした。

最後にダイジェストドロン(胃腸・消化器への贈り物)というお水をいただきました。いままで頑張ってきてくれた臓器にお礼の贈り物をするということなのでしょうね。

実は、昨日母から電話があり、肝臓にも癌がみつかったということでした。この相談の前にすでに肝臓にも影があることがわかっていたので、たぶんそうだろうという話だったのですが、母の電話での声が以前に比べとても落ち着いていて、気持ちも大分安定したのだなと思いました。もちろんショックだったとは思います。私も想定していたとはいえ、できるならもう増えてほしくはなかったです…

だけど、私が望むことは、母が病気におびえて暮らすのではなく、充実した気持ちのまま生き切ることです。
それは私にも言えること。自分も生ききらなければ…と実感して思います。
今回、相談したことが心の面でとてもプラスになったので、こちらの先生にも定期的にお世話になりつつ、私たちもいろいろな面でカバーしてあげなければと思います。


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2 Comments

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感情の記録・・・   (ひょろりん)
2009-02-24 18:16:48
polinちゃん

いつもお母様の記事のときは、とても他人事とは思えず、
お母様が少しでも多くの笑顔で
polinちゃんやお孫ちゃん、ご家族との時間、
働いていらっしゃる時間を充実した気持ちでお過ごしになられたらいいなあ、と
心からお祈りしています。

癌は浄化の役割を果たしている存在…
すべてのことに意味があるというなら、癌も
ただ憎むだけの、たまたま不運でなってしまったモノ、ではないんですねぇ。
そう言って下さる先生のところに連れて行ったことって、
本当に親孝行だと思うよ。

ちょっと自分に当てはめてしまった(笑)んだけど、
憎しみや怒りを持続させて心の中に持ち続けていることって
ものすごく臓器に負担をかけていることなのですね。
もっと広い心で生きなくてはなぁ、とすごく反省しました
わはは、心狭いっすね、
気付かせてくれてありがとう!
それと、私も7年周期ごとに感謝したい人を
思い出してみました。
すると私は幸せだったんだなあと思えてくる。

今からmixiに行ってきま~す♪
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ひょろりんさん (polin)
2009-02-25 04:23:11
コメントありがとう♪
母のようなことって、うちだけの特別なことではなく、
結構周りで同じような方が多いんだって、
母の病気があってから思いました。
なので、もしうちの状況が他の方の参考になるかも
知れないと思ったので、情報をシェアしようと書いてます。

私もね、その話を聞いたとき、そういうマイナスの感情の処理がへたくそで、なんとなく緊張して生きているところが自分にあるから(母と性質が似ているの)、
自分もそういう感情をためすぎず、うまく浄化できるようにしなきゃなあと思った。

心が狭いとかじゃないよ☆
色んなことが起こったときにでてくる感情は、最初はそのまま出してもいいと思うんだ。
でも、その後に気がつくことがあるから、それから少しずつその感情に折り合いをつけていけばいいんじゃないかと私は思う。

母もまだ孫が小さいから、今死んだら忘れられちゃうのが嫌だ~といってます。
それくらいの勢いでいってくれれば、案外大丈夫なんじゃないか、と思ってます♪

いつも、気遣ってくれてありがとうね♪

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