Lupinus-ルピナス-

絵本のルピナスさんのように自分なりの「世の中を美しくすること」を見つけたいと思っています。

自分がまいた種

2010年11月12日 | 日々のこと
また書くのが久しぶりになってしまいました。

この前の日曜日に高校時代の友達、私含めて5人とプチ同窓会をしました。
この夏に高校の学年全体の大きな同窓会があったのですが、同じ部だった仲の良い友人はほとんど参加しないということで、じゃあ私もいいや~と行かなかった消極的な私です(笑)。

部活の友達以外で会っている同級生は最近はいなかったのですが、その同窓会に行った友達から懐かしいから会いましょうと久しぶりにお誘いを受け、プチ同窓会となった次第です。

いや~すんごい楽しかった!
同窓会のときの写真と卒業アルバムを友達が持ってきてくれて(重いのにありがとう!)
うわぁこのひとだれ?とかちょっとこの人かっこよくなっているけど、誰だっけ??(でも、極少数)とか卒業アルバムで記憶をたどって、ご飯もそこそこに身元調べ(笑)

女子はなんとなく高校時代と変わっていない人も多かったけれど、男子は髪の毛の量が変わっていたり、体がふくらんだりしてわからない人多かった・・・^^;


そして、久しぶりにあう友達と話していておもしろいなあと思ったのは、自分がやったことは他人の中に残っているのに、本人は忘れてしまっているのが多いこと。

私が思い出した高校時代のお弁当のエピソード。高3のときのお弁当グループで私の隣は以前関西方面に住んでいた女の子で、私がお弁当に「納豆巻」を持ってきてふたを開けたところ・・・
「ごめん!私納豆ほんとにだめなんだ・・・」とつらそうに鼻をおさえていた(私の記憶なので詳細は定かではありませんが)かわいそうな彼女の姿を思い出しました(笑 ほんとにごめんね~)

そのとき一緒のグループだったお友達(納豆エピソードの彼女ではない)がいたので、その話をしたら、笑って私が納豆巻を「今日はごちそうなんだ♪」といってうれしそうにしていたらしいという証言をいただき、私がびっくりしました。私、そんなこと言ってたの???と。全然覚えてない。私、納豆巻がうれしかったんだ~^^;
そして、その友達も納豆が苦手だったとのこと、そこで初めて知りました(笑)ごめんね、これからはお弁当に納豆巻はやめておきます♪
このことを思い出さなかったらいつか娘のお弁当にも入れていそうだった・・・(娘は納豆巻が好き)

事実は覚えていたけど、そのときの感情はすっかり自分で忘れていて、他の人に教えてもらったのがちょっとおもしろかったです。

でも、これ私だけではなく、他のみんなもそうだったのです。
例えば、国語の教科書に載っていた夏目漱石の『こころ』の心理描写が私はいまいちわからなくて、当時よく一緒に勉強していたお友達に話したら彼女の解釈を説明してくれて、ほお~と思ったことがとても印象強く残っているのですが、彼女は全然覚えていなかった(笑)

自分は忘れていても、自分の行動や言動がこうやって人に残っていくんだな、と何となく感じて、不思議だなあと思ったのでした。
いいことも、悪いことも、笑えることも。
そう考えると、なるべくいいものを人に残していきたいなと改めて思いました。特に私をまるごと吸収していこうとする子どもには。


家に帰ってから、納豆巻のことをまた思い出して、あれってお母さんが「今日はごちそうよ~♪」といって作ってくれて、素直な私はそれを受けて「ごちそうだ~」と思ったのかもなあとふと思いました。


話はちょっと変わりますが、うちの母は基本は常識のある普通の人でしたが、ときどきびっくりすることをするときがありました。

高校時代、お友達が来たときに「おやつだよ~」と言って持ってきてくれたのは、お皿に盛った大量のゆでたまごでした。
いやいや、びっくりした。普通、友達が来たときに出すおやつってなんかケーキとか甘いものじゃないの??
お友達も非常にうけていて(笑)
去年、母が亡くなったときに友達にお知らせのメールを出したときも、そのときの友達はそのエピソードを思い出して泣き笑いしてしまった、ということでした^^

最近、自分の昔のことを思い出す流れが来ていると感じます。
バイオグラフィーワークをすると、そういうことが起きるとワークの先生が言ってました。
でも、今のところ楽しいことしか思い出さないなあ。


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