古今和歌集・新古今和歌集 日本の古典を読む5
今日は大晦日。今年出会った本の中でも本シリーズ「日本の古典を読む」は秀逸。以前チャレンジして二度も挫折していた源氏物語を始め、高校時代の古典の時間にわずかに触れただけであった「枕草子」「...
貫之集 213
ひさかたの つきかげみれば なにはがた しほもたかくぞ なりぬべらなる久方の 月影見れば 難波潟 潮も高くぞ なりぬべらなる...
古今和歌集 0991
ふるさとは みしごともあらず をののえの くちしところぞ こひしかりけるふるさとは 見しごともあらず 斧の柄の 朽ちし所ぞ 恋ひしかりける...
神田川のソメイヨシノ
2022年3月28日(月)晴小学生が春休みになったので今来週は朝の見守りもお休み。アラームをセ...
古今和歌集 0876
せみのはの よるのころもは うすけれど うつりがこくも にほひぬるかな蝉の羽の 夜の衣は 薄けれど 移り香濃くも にほひぬるかな...
古今和歌集 0854
ことならば ことのはさへも きえななむ みればなみだの たきまさりけりことならば 言の葉さへも 消えななむ 見れば涙の 滝まさりけり...
古今和歌集 0833
ねてもみゆ ねでもみえけり おほかたは うつせみのよぞ ゆめにはありける寝ても見ゆ 寝でも見えけり おほかたは うつせみの世ぞ 夢にはありける...
古今和歌集 0827
うきながら けぬるあはとも なりななむ ながれてとだに たのまれぬみはうきながら 消ぬる泡とも なりななむ ながれてとだに たのまれぬ身は...
古今和歌集 0792
みづのあわの きえでうきみと いひながら ながれてなほも たのまるるかな水の泡の 消えでうき身と いひながら 流れてなほも たのまるるかな...
古今和歌集 0787
あきかぜは みをわけてしも ふかなくに ひとのこころの そらになるらむ秋風は 身をわけしても 吹かなくに 人の心の そらになるらむ...
古今和歌集 0753
くももなく なぎたるあさの われなれや いとはれてのみ よをばへぬらむ雲もなく なぎたる朝の われなれや いとはれてのみ 世をば経ぬらむ...