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米カリフォルニア州「大麻解禁」で販売始まる
アメリカで最も人口の多いカリフォルニア州で、しこう品としての大麻が解禁され、全米での大麻の合法化に向けた流れがさらに進むのではないかと指摘される一方で、根強い反対意見もあり、今後の議論にどう影響を与えるのか注目されます。

アメリカ西部カリフォルニア州では、おととし行われた大麻合法化の是非を問う住民投票で賛成が上回り、1日から21歳以上であれば一定の条件でしこう品としての所持や使用が解禁されました。

州内ではおよそ100の店舗で販売を許可され、このうちオークランドの店舗では1日、早朝から大勢の客が並び、早速買い求めていました。

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購入した女性は「歴史的な日です。長い目で見れば多くの人たちの助けになると思います」と話していました。

アメリカでは大麻の合法化を認める意見が増えていることから、すでに西部のコロラド州などで大麻の販売と使用が許可されているほか、今回、最も人口の多いカリフォルニア州で解禁されたことで全米での大麻の合法化に向けた流れがさらに進むのではないかと指摘されています。

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一方で、連邦法では依然として大麻が規制されているほか、コロラド州では合法化されたあと大麻を使用した状態での交通死亡事故が急増するなど、身体への影響を懸念する意見も根強くあり、今後の議論にどう影響を与えるのか注目されます。(転載終了)

2018年のアメリカの話題は、何と言ってもカリフォルニア州の「大麻解禁」からスタートしています。

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日本では大麻=麻薬として扱われ、合法となって取り扱いが可能なのは、種と茎のみであり、麻の実ナッツやヘンプオイル、衣料品での輸入大麻が、主に「ヘンプ」としての名称で少しずつ馴染まれています。

一方で、海外では日本で違法となっている「葉」「花穂」を乾燥させた、いわゆる「マリファナ」が州ごとに合法化され、主に医療用や嗜好用として民間で利用できるようになっています。

現時点では、医療大麻は、全米50州の中で過半数以上の29州とワシンントンDCで合法化、その中でも全米に先駆けて最初に医療用の大麻を解禁したのは、アメリカで最も人口が多いカリフォルニア州でありました。

1996年のことです。

嗜好用の大麻は、医療用に比べて解禁の流れは遅く、2012年にワシントン州とコロラド州が合法化、2015年にアラスカ州と首都ワシントンDC、オレゴン州で合法化が進んでいました。

これらの州に加え、2016年11月8日の大統領選挙に合わせておこなわれた住民投票で、新たにカリフォルニア州、マサチューセッツ州、ネバダ州、メイン州が嗜好品としての大麻の合法化を可決しており、ついに今年にカリフォルニア州は医療用だけでなく嗜好用としての大麻が全面解禁となりました。

全米最大の人口を誇るカリフォルニア州の大麻が完全に解禁となると、これはもうアメリカどころか、世界規模で大麻解禁の流れが広がるのは間違いありません

一方で、州法では合法でも連邦法では大麻は、依然として違法のままであります。

すでに医療用においては、首都やカリフォルニア州に留まらず、過半数以上の州が合法としている中で国として禁止するのも、どこまで持つか・・・という流れであり、近い将来に大麻に関するアメリカの連邦法も大きく変わるざるを得ないか、もしくは州の独立という事態が起こってもおかしくはない状況となっています。

さて、その大麻の本家本元のアメリカGHQによって、戦後に一方的に禁止(封印)された日本の大麻はどうなるのでしょうか。

そもそも、この大麻を巡る合法・違法の論争は、単なる植物を巡る麻薬云々の対決ではなく、その背後にはもっと大きな意味や利権が陰を潜めていると言われています。

大麻を巡っての社会情勢は、その国をコントロールしている背後の勢力図の攻防の象徴でもあり、大麻を封印したいグループと大麻を解禁したいグループと、地球を巡って大きな対立構造のあるグループが長く争いをしています。

歴史は勝者が作り、社会のルールや常識もまた、時の権力者によって都合の良いように作られています。

薬草も毒、麻薬と決めれば、それが世界の常識ともなり、大麻に関しても、時の権力者達によって都合が悪い植物であり、長く不本意なレッテルを貼られていましたが、ようやくこれから本来の立ち位置に戻りそうです。

近代は石油メジャーを中心とした反大麻グループが実権を握っていましたが、21世紀に入ってから徐々に勢力図に変化が出始めて、今はちょうど過渡期でもあり、この先に大きく体制が変わってくる見込みのようです。

日本もまた、戦後からアメリカというよりは、その背後に暗躍するバチカンなどの支配を受けていましたが、バチカンもまた生前退位によって法王が変わり、日本もまた事実上の生前退位によって天皇が変わる節目のタイミングです。

次期天皇の時代になって、日本の大麻事情も大きく変化するとも言われており、日本の大麻解禁は2020年代から本格的に始まるのかもしれません。

なお、個人的には医療用の大麻はともかく、嗜好用の大麻については、特に賛否両論どちらでもなく、どちらかといえば、産業用として種や茎の部分の地上資源が広く有効活用されることを願っています。

嗜好用として使われている大麻、いわゆるマリファナは、薬効成分が濃縮されるように品種改良された大麻が多く、日本古来からの大麻とは、ちょっと違った品種となっており、大麻も使用目的によって、もっと細かい種類に細分化されないと誤解を招く要因にもなっていると思います。

いずれにしても、2018年から世の中は早速大きく揺れ動いています

これまでの歴史の勝者、時の権力者が作り上げた常識が次々に崩れていき、これまでの非常識が常識となる出来事が続いてくると思います。

凝り固まった考えや頭でいると、この時代の変化にはついていけず、これから先の時代は柔軟さが色々な意味で大事になってきそうです。

身体も心も頭も、すべてゆるくゆるく・・・。

2018年はゆるく生きるのもオススメです。