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統合は、手放すというが、自分から切り離すのではない。
「許せない!」と思ったとき、周波数を形にして手放す。「許せない」という思いを手放すことで、許し受け入れるということをやっている。統合とはこれ。切り離すのではない、すべてを受け入れる技術。
悟っていくというのはどういうことかというと、すべては完全であるということを理解するということ。
眠っているときはその完全性が見えない状態なので、「これは嫌!」「こんなのは絶対無理!」そうやってどんどん自分の意識を分離していってしまう。「こんなのはヤダ」って言って「いや!」っていうのは、外を切り離しているのではなく、自分の中を分離しているの。これをやってしまうと、ますます複雑性の中へと入って行くことになるんです。どこまでも迷いの森の中に入って行き、抜け道はないわけ。
目覚めていくためにどうするの?といったら、これらは実はイリュージョンで、僕たちがこの分離する意識から生み出してきたイリュージョンで、これは真実の姿ではないんだよ、本当はもっと僕たちは大いなる意識で、完全性を兼ね備えた意識なんだよ、というところへと戻っていくこと。
そのためにはこの分離している、「無理!」「嫌!」「絶対ダメ許さない!」というのを、一つ一つ手放すことで、受け入れるということをやっていくことが、どんどん自分に意識とエネルギーを取り戻していくことになる。
そうすると、どんどん自分の、分離していた線が消えて行って、その完全性が見えてくることになる。この完全性が見えてきたときに、自分がこの完全性に戻ったときに、戻れば戻るほどに、すべては完全であると理解することができるようになります。
そうじゃない意識では完全なんて思えないものも、「あこれも完全なんだ」っていうことがわかるようになる。
病気をしている子供はどうなの?この子はこの子で病気を通して学ぶことがあるかもしれない、これを学びにやってきたのに、それを取り除いてしまったら、この子は学ばないで向こうに帰ったら、またここに学びにやって来る。…それが目を醒ましていくということであり。
受け入れなきゃ!ということでもない。完全性が見えてくるとナチュラルに受け入れられるようになる。
受け入れられない状況と、受け入れられる状況とで、何が違いますか?っていったら、
「受け入れられない!」となったときその現実をそのまま固定します、実は。「受け入れられない!」って言って、その現実にグッとフォーカスしてしまうと、「これは違う!」と言ってフォーカスしてしまうと、この現実はガチっと固まって動けなくなってしまう。
「これは完全なんだ」と受け入れると、実は変化する余地ができる。
そうすると、この子が学んだ暁には、ちゃんと治っていくような治療方法と出会うような流れができて来たりする、柔軟に流れができていくことになる。
だからその意識になって損することは1つもないわけ。
だけど「その意識になってください」「ハイなります」というふうにはできないのよ。
だからあなたが受け入れるための技術として使ってみてくださいねということなんです。
意識が変化するとあなたの現実は確実に変わっていきます。
先ずはあなたが、「この子がかわいそう」とか「どうしてこんなことになっちゃったんだろう」と言って常に悶々と悩み苦しむところから、まずはあなたが抜けるよね。これが抜けるだけで、この子にどれだけプラスになることか。この子と一緒になって、辛いわね、苦しいわね、戦っていきましょうねってやっちゃったら、これがガチっと固まっちゃって、もう動かないじゃない、もう誰も抜けられないそこから。
だけどあなたがそこを抜けて、「これも完全性の中の一部なんだな」っていうふうになったときに、あなたがそこに固めないから、変化の余地ができるんだよね。これがとても大事なこと。