この世界は二極の世界。磁石の棒、S極とN極、真ん中で切り取っても、またS極とN極に分かれる。どこまで行っても極なの。結局ここにニュートラルなポイントってないんですよ、それがこの世界、物理次元という世界。
だから僕たちは、意識のレベルで、このN極S極を、内包する必要があるんです。その時にニュートラルなポイントに立つことができます。
Sを善で、Nを悪としてもいいけど、善になろうとしちゃったら、あなたはニュートラルなポイントに立てるわけがない。光に行かなきゃ!ってやったら、分離の極み、決して統合なんてできるわけがない。
悪も自分の中に認めないといけないよということ。悪があっていいんです、自分の中に。ネガがあっていいんです別に、自分の中に。
それを本当の意味で100認められなかったら、絶対に統合は起きないんです。
でも思うじゃない、「こんなことを思う自分はダメ」って。こういうことは悪とみなし、それはいけないことだと否定するんです、責めるんです。これやってってどうやって統合するんですか?ってこと。
だから結局、僕たちはこの悪というものも自分の中にあるんだということを、完全に認める必要があります。
振り子、行ったり来たりする、善と悪、光と闇、男性性女性性、どっちも極める、ニュートラルなポイントを見出すために体験するんだから。
地球上にいる人たちで、人を殺したことのない人はいません。人を殺し殺されるという極の体験を通して、ニュートラルなポイントを学ぼうとするんです。
それがこの世界なの、だからいいんです、あって。
「私意地悪だな」って責めたりする人っているでしょ、いいんです意地悪があったって、あるに決まってるんです。これを否定したら、あなたは絶対にその先に行かないんです。
でもどうしても否定する傾向がある。目を醒まそうなんてすると、聖人君子になろうとするわけ、「まだこんな嫌なところがある」、一生それをやり続けます、見逃さない!って。
なんでそんなことやるのかというと、それを悪だって思っているから、いけないことだって思っているから、「ちゃんと見てそれを手放していかなきゃ!」そうやって、ずーっと自分の中を、いけない、いけない、悪はいけない、悪はダメなんだって、ずっとそこにフォーカスしているから、だからいつまでもこの握っている手が放せない。
そうすると先になんて行けるわけがない。
だからこれを認めてください、いいんです、あって。あっていいの、あるに決まっているんです。
対極の図、陰陽の、それがまさに表している。黒い勾玉の中にも白い丸があるでしょ、白い勾玉の中にも黒い丸があるでしょ、どっちも内包しているんですよ、それで一つなんですよって言っているんだから、それでいいんじゃない。そしたら責める理由なんてないわけ。
本当にあなたが悪というものを、自分の中にあっていいんだって、悪の居場所を認めてあげることができたら、めちゃめちゃ平和になります。「あ、いいんだこれで」って、そこで葛藤が起きないから、何もあなたに悪影響を与えません。そして相手にも悪影響を与えません、そういう周波数を出さないから。
ここね、すごい大事なポイントなんです。これを受け入れない限り、絶対あなたは目は覚めないから。
これが罠みたいなもの。
教えられた、「悪というものはダメなんだよ」って。教えた人は誰でしょう?闇の存在が植え付けたんです。
だから原罪ってあるでしょ、「あなた方は生まれながらにして罪のある存在なんです」、そうやってコントロールする為ですよ。
まんまとみんな引っかかっているわけ。そしてこの悪を駆逐しようとするわけ。
そうするとますます、自分の中にもっと目覚めないような条件ができ上がていくわけ。そうすると闇側はしめしめって思うわけ。目覚められたら困るんです、コントロールできなくなるから。
悪もあっていいんだってなったら、誰の中にも怒りも何も喚起できなくなるわけ、そして恐怖も喚起できなくなるわけ。その恐怖や怒りで誘導してきたのに、できなくなるわけ。
だから「これは人類の敵なんだよ、絶対許しちゃダメなんだよ」って、自分達がこれなのに(笑)
簡単に言うと、この彼らも、私たちの統合の上で大事な役割を果たしてくれているということ。
何も忌み嫌う必要ないのに、今それを叩こうとする動きが出ている。ここが問題。
行動しちゃいけないって言っているんじゃなくて、そういう意識で動くことが、ダメっていうのも否定ではなく、それじゃああなたが望んでいる方向には行かないですよということ。
そこをなかなか理解するのは難しいけど、落とし込んでください、自分の中に。そうするとめちゃめちゃ平和になるの。
自分の中にこういうものを見つけたとしても、私はすべての存在だから、そりゃああるよね。これでお終い。
それが溶かしていくんですよ、本当にこういったものを。これは統合と一緒。あなたが本当にそのことを明確に理解したときに、これは溶けて消えていきます。だってイリュージョンなんだもんこれって。