blogピュア1st.

Teacupブログより引っ越して来ました。
好きなマンガや、創作マンガについて語ります。

Pの怪談、第一夜

2007-08-12 00:04:49 | 怪奇・ホラー
『首なしの訪問』





作/ピュア1st.





 母に連れられて、大人の会話に加わる。
楽しい会話ならいいのだが、大人は時々
ひそひそ話になる。何を話しているのか
解らないが、そういう時とてもマズい空気を
感じるものだ…。



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【ビーケーワン怪談大賞ブログ】


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「800字」で語る《創作怪談》に初挑戦してみました。
また、ボクなりの《実話怪談》にしてみたつもりです。

《実話怪談》は・・・つまり実話として語られます。ですが、そこに創作の余地がないわけではないのです。優れた怪談であれば、創作かどうかは問題ではないようなんですね。

ボクのは~・・・え~、実話ですよ。



残念ながら霊感はないのですが。




オカルト

2005-07-05 21:54:39 | 怪奇・ホラー

『オカルト』田口ランディ/新潮文庫/438円

『オカルト』の題名に曵かれて買った。
著者にまつわる不思議現象を書いた本だ。
 しかし著者は“霊感”はまったく無く、“超常現象もUFOも”信じないという。
そういう人の語る「オカルト」に興味が湧くではないか。

“掌編小説集”とあるけれど、エッセイ集という印象だ。
小さい頃の想い出も再現ドラマ風に語られていく。

思った通り、幽霊は出ないし霊現象も恐怖体験も出てこない
しかし日常をみつめ、過去を振り返る著述の中で、著者の“霊感”は研ぎすまされていくようだ

・・・“霊感”と書いたけれど、
「幽霊は信じないが、私は日本人として、内なる霊的なものを持っている」とある著名人が言っていた。共感できる。日本の風土の中で、霊的な歴史を共有していると思うし、誰もが霊的な存在だと思うからだ。

田口ランディも、「霊を信じる」のではなく、自ら霊的な存在として「オカルト」を語っているのだと思う。読み進むうちに、異常な出来事や異界に遭遇していく。
恐怖ではなく、涼しげな気配だ。




世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す

2005-05-07 14:10:37 | 怪奇・ホラー
○ボクはSFに詳しくないんで、これも<怪奇・ホラー>に加えちゃいます。

細かいことは忘れました(笑)が、なんとも心地よい映像なんですね!
なぜかってボクらが親しんできた【ウルトラ・シリーズ】などのSF観そのものなんです。日本のクリエーターは大いに影響を受けているんだと思います。


○宇宙人の飛来の目的は「地球移住」なのですが、地球上空に待機している円盤には何億だか何万だかの同胞が乗っている。…という事は母星はすでに崩壊している(?…この辺うろ覚え)。
宇宙人が自分達の科学力の優位性をアピールしながらも、悲愴感が漂うのは、【バルタン星人】に代表されるような、円谷の宇宙人像にも見られる傾向なのだ。

宇宙線観測所の【マービン博士】とその夫人の乗る自動車が【空飛ぶ円盤】に襲われる。
フロントガラスいっぱいに円盤が接近しても、二人は「見間違いか?」と思う・・・。 そんなバカな。のどかやなあ~(^^)

マービン博士の計画したロケットは11号まで飛ばしたが、ことごとく彼の宇宙人に撃墜されていた。宇宙人から見れば「自分たちに危害を加えるもの」と思ったからであった。
・・・これに近いテーマを探すと、『ウルトラQ』の「宇宙からの贈り物」や、『ウルトラセブン』の「超兵器R1号」があげられる。
地球人の開発行為が、他の天体の住人にとっては侵略行為、破壊行為にとられてしまうという事だ。


○しかし宇宙人たちは、いきなり武力で支配しようとは考えていない。
まずは地球の代表と交渉しようとするのだった。そこで思い出すのは「武力派ではない宇宙人」たち、【ザラブ星人】や【メフィラス星人】なのだが、特に【ザラブ星人】はこの映画の宇宙人と体型までがよく似ている!
  ↑
この点からも、本作『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』が日本のSFドラマに与えた影響は疑いのないものと言えるでしょう。


○マービン博士や一行が宇宙人に呼ばれ空飛ぶ円盤に乗り込む。
なんと【空飛ぶ円盤】の着陸地点は海岸なのだ・・・!
絵にならない事はないが、砂浜に降り立つ円盤って、メルヘンやなあ~

結局は武力衝突は避けられず、地球人の開発した<新兵器(円盤の飛行原理を超音波によって乱す)>で【空飛ぶ円盤】たちを撃退するのであった。


○エンディングはビーチでバカンスを過ごす、水着姿のマービン夫妻
とても<SF戦争映画>を見ているとは思えない(^^)。画面のムードはがらりと変わってしまうのだ。

しかしこのシーンでさえ、わが『ウルトラセブン』の中で見る事ができる。
「ノンマルトの使者」の冒頭で、ダンとアンヌがビーチで休暇を過ごすシーンがあるのだ。偶然の一致ではないね。やはり影響と見るべきでしょう。

低予算映画のため、ニュース映像などを上手く挿入して、むしろリアリティを獲得しています。


○1956年制作の<白黒作品>です。
【空飛ぶ円盤】は回転しながら飛ぶのですが、それをモデル・アニメーション…つまりコマ撮りで撮影しているんですね!とてもそうは思えないくらいスムーズに綺麗に飛行しています。

レンタルで借りてきたのですが、DVDの特典映像にはハリーハウゼンとジョー・ダンテ(だっけな?)の対談あり!楽しめます。



画像を追加しました~

2005-04-23 12:00:05 | 怪奇・ホラー
●過去の記事に画像を追加しました!

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『吸血鬼ドラキュラ』
『フランケンシュタインの逆襲』
『キングコング』


 …のイメージイラストを新たにご覧いただけます。
  見てくださいね。

フランケンシュタインの花嫁

2005-04-07 23:19:53 | 怪奇・ホラー
1935年のユニバーサル映画(米)で、同『フランケンシュタイン』('31)の続編にあたる。
ボクとしてはまず『フランケンシュタイン』を観てみたいのだが、利用しているレンタル店にはないのだ~…。

 場面はどこかの館。3人の男女が夜話しをしている。
このうちの女性が<メアリ>と呼ばれているので、彼女が『フランケンシュタイン』の原作者メアリ・シェリーなのだろう。

 そしてメアリが続編『フランケンシュタインの花嫁』を語るのだ。

 前作で風車小屋ごと焼け死んだと思われた<怪物>だが、地下水路に落ちてまだ生きていた。身内を殺された男が怪物の死体を確認しようとして穴を覗くが転落。怪物に襲われる。男の妻が夫を助けようとして引き上げると、それが怪物だった…という流れが<ドリフのコント>のよう。
 恐い演出なのか、よく判らない(笑)

 フランケンシュタイン博士とは別に、生命を創造しようと目論むプレトリアス博士がいて、共同で「人造人間を創ろう」と持ちかけるが断られる。この時点でフランケンシュタイン博士はもう2度と過ちは犯さないという思いだったのだろう。

 プレトリアスはなんと!怪物と手を組んで、「人造人間=怪物の花嫁」を創ろうとするのであった。(怪物は紆余曲折あって、言葉を話すようになっている)
 そしてまた、フランケンシュタイン博士の協力を得るために彼の妻を誘拐するのだが、その展開がサスペンスな感じでなかなか面白い。

 完成した<花嫁>はというと、ボクは「なんでこんなデザインなのだろう?」というような思いでいたのだけども、動いているのを見るとそう悪くも無い。
 で、彼女が何をするのかというと、<怪物>を見て「ぎゃああああああっ」と叫ぶだけ!なのだ。

・・・これはするどい!インパクトのあるシーンじゃないかな。また怪物の落胆ぶりはそうとう激しいものがある。
 そして怪物は嘆き悲しみ、花嫁とプレトリアスを道連れに自爆するのだった。

 「落胆するあまり自害する怪人」ならば、ボクは小学6年の時にマンガで描いた事があります。DVDを見ながら思い出しました。自分の醜い姿を知って自殺する<ミイラ>でした。

 映画のラストはあっけない印象。恐い映画なのか?というと、よく判らなくて、劇中の人物も意外なほど怪物を前にして怯えたりしない。
<野生の熊が町中に潜伏中>くらいには警戒している、といった感じだ。

 それでも古典的なホラーとしてムードは満点です。楽しめました。

 フランケンシュタインの怪物は、ボリス・カーロフ
 その花嫁は、エルザ・ランチェスター