blogピュア1st.

Teacupブログより引っ越して来ました。
好きなマンガや、創作マンガについて語ります。

理想の教師像2

2005-09-16 01:21:23 | TV・アニメ
 「友だちのような先生」なんていうのは、とても許せない。「タメ口を許す先生」も同様だ。ボクがそう先生と接して来たしね。

 「友だちになる」って言ったって、何十名もいるクラスで、“友だちとして、すべてに平等に”なれるだろうか?・・・仲の良い友だちになれればいいが、馴染めない生徒も必ずいるわけだ。ならば理想の教師は友だちのようであっていいわけがない。

 また教師からの理不尽な仕打ちも受けて来た。何もボクだけじゃなく・・・。
「機嫌が良ければいい」が、虫のいどころで怒りをぶつけて来る教師もいる。


***

 高校の担任が倫理社会の教師で、この授業が「生徒の意見を積極的に聞いてくれる」楽しい授業だった。質問がまた面白かった。

「家族が強盗にあっている、キミならどするか?」とか「天皇制をどう思うか?」という質問などがあった。・・・そんな中に「理想の教師像は?」という質問があった。
 それらはプリントに書き込むようになっていた。

 ボクは「教師は人間的であってはならない」と書いた。
おそらく世間の考える《理想の教師像》からはかけ離れた答えだったろう・・・
先生はボクの答えを次の授業で読み上げてくれた。

 「おもしろいな」と一言、言ってくれた。


 ちょうどこの頃、ボクはボクの考える《理想の教師像》をマンガにしていた。

○『3年B組みいら先生』
http://www.cmo.jp/users/pure1st/3bmiira.html

 ↑…一部ご覧ください(笑)

***

 あれから20年以上が過ぎて、TVドラマ>『女王の教室』に一風変わった教師像が描かれ、賛否巻き起こしている。
 ボクがこのドラマに共感し、感動し、熱くなるのが少し解っていただけただろうか?

理想の教師像

2005-09-13 21:18:35 | TV・アニメ
 最近とても楽しみにしているTVドラマが、日本テレビ系『女王の教室』だ。公式サイトをたまたま見てみたら、「教育上よろしくない。放送中止を!」という掲示板への書き込みがあり、とても驚いたものだ。

 いじわるな意見もあって「実はいい先生でした、では納得しませんよ」と先の展開を牽制するのもあった。


『女王の教室』公式サイトはこちら


理不尽にも思える(天海祐希演じる)女教師に対して、子供達がどう切り抜けるのか?がドラマの見どころのはずだ。
…そうそう、楳図かずお『漂流教室』は子供達のサバイバルだった。この『女王の教室』サバイバル・ドラマなのだ。

だから「女教師の正体が“本当はいい人”であろうと、“悪魔”であろうと、それは構わない」と思う。


***


 そんなわけで興味深く視ているのだが、毎回「感動」してしまう。
こんなに熱くなるドラマはひさしぶりだ。


 実はボクは『金八先生』シリーズも、できるだけ見ようとしているんです。「それでもなにか感動があるのでは?」という期待があるから。
 …しかしこのドラマは、現実の出来事に置いていかれないような新機軸をシリーズごとにテーマにぶち込むのだが、それはすなわち「金八先生では、子供を救えない状況」をもあぶり出していく事になってしまった。
 学校崩壊ならぬ、《金八先生崩壊》を招いたのだった(それはそれで清いと思う)

 それが時代のリアリティだ。そのリアリティに対して、創りものであるドラマは何を描けるだろうかという点で、『女王の教室』『金八先生』への《カウンターパンチ》になっているのではないだろうか?

 それは「理想の先生とは?」という命題なのだ


***


 はっきり言うと、『女王の教室』の教師、【真矢】は《理想の教師像》なのだ。理想的であるゆえに、存在しないのだ。
ドラマだから存在するというわけだ。

 つまりドラマの意義とはここにあるのでは?


こどもたち

2005-05-25 00:33:42 | TV・アニメ
あの例の「少女監禁」の事件。
犯人のキャラクターはマンガのキャラを地でやってるみたいで、笑えたね~。

不謹慎でしょうか、失礼しました。
被害者の少女の受けた心の傷ははかり知れません。
・・・とはいえ、そうなる事を避けられなかったのかな~とも思いますよ。
未成年でしょう?
出会い系サイトを安易に利用するのはどうかと思う。それとも若い子たちには、それほど特殊な行為じゃないのかなあ?

***

『さんまの 恋のから騒ぎ』というテレビ番組をここ数回見てる。前はよく視ていたけど、しばらく離れていたんだ。

その中で、美人じゃないけど素朴なキャラで「動作&発言がかわいらしい」という女の子がいる。発言しながら照れたりするから憎めない。そういうキャラ。


それで先日、番組内で<合コン>の話題になって、・・・彼女たちしょっちゅう<合コン>やってるみたいね。テレビ出演でステイタスが上がるという判断なのか、お相手を物色するのは当然の権利かのよう。

彼女たちの話を聞いてると、<合コン>すれば「お持ち帰り」は当然!と、男どもは思ってるのね!・・・女の子の方は誰でもホイホイついていくわけではないようだけど。

それで先の素朴な女の子も「合コン=お持ちお帰り付き」と思ってるみたいで。もう「素朴でかわいい」なんてレベルではない。
男にデート代、送迎代払わせて当然とか、そうのたまう女もいて。司会のさんまだって、本音は呆れているだろう。


でもね、テレビに出て自分の私生活をネタにして、「愛人」だ「おねえちゃんと、エッチしちゃった」だと言っては笑いにしていたのは、さんまたち(たけしでもいいけど)なんだよね。

さんまを視て育った子供たち、みたいなもんだよね。

白獅子の星~先行ヒーローへのオマージュ

2005-03-19 11:59:31 | TV・アニメ
 時代劇専門チャンネルでの放送が終わってしばらくたつので、あの独特の興奮はやや冷めてきてますが・・・。でも今思い出しても面白かったなあ~と思うのだ。

 底視聴率のまま打ち切りになったのでしょう、本来描きたかった地点まで本編が届かなかったと思われるのが悔やまれる。今のクリエーターの感覚でリメイクしてほしいね。そうするとあの時(70年代に)描かれなかった『白獅子仮面』のあるべき姿が現れると思うんだよなあ~。


○最終回は、過去に倒した妖怪たちが復活。大挙して襲ってくる。さすがの<白獅子仮面>も苦戦し、その正体である<剣兵馬/つるぎひょうま>はひん死の重症を負ってしまう・・・。

・この危機的状況は、『ウルトラセブン』最終回の激戦ぶりを思わせる。

○兵馬は傷を押して<白獅子仮面>になり、<火焔大魔王>の住処に潜入。<火焔大魔王>を道連れに最期を遂げ、爆破、消滅してしまう。

・この自己犠牲はボクら世代だと、『ジャイアントロボ』を思い出してしまう。

○江戸に平和が戻り、町奉行<大岡越前>とその妹<縫>が語り合う。(セリフはうろ覚え)

…越前「白獅子仮面は死んでしまった。見よ。あれが白獅子の星だ」
…妹「兵馬様はきっと白獅子仮面だったのだわ。もう帰って来ないのだわ」

・『セブン』最終回、アンヌ隊員のダンへの想いを連想させる。

 そこに三枚目キャラクターの同心、田所が、
…田所「いや、兵馬さんは死んではいない。またきっと帰って来る」
と言うのである。

・彼はフルハシ隊員にあたるだろうか。

 このように『白獅子仮面』の最終回は、『ウルトラセブン』最終回をなぞっているように感じられる。
 打ち切りが決まり、唐突にこの展開なのだが、苦し紛れにやったことなのだろうか?
いやそうじゃないのだと思う。2クール以上続けば、この最終回へ向けての、壮大なストーリーが用意されていたのじゃないかと思うのだ。

 それが叶わぬのなら、せめて形だけでも『白獅子仮面』の終わりを描いてみたい…、そういう事だったのではないだろうか。