blogピュア1st.

Teacupブログより引っ越して来ました。
好きなマンガや、創作マンガについて語ります。

世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す

2005-05-07 14:10:37 | 怪奇・ホラー
○ボクはSFに詳しくないんで、これも<怪奇・ホラー>に加えちゃいます。

細かいことは忘れました(笑)が、なんとも心地よい映像なんですね!
なぜかってボクらが親しんできた【ウルトラ・シリーズ】などのSF観そのものなんです。日本のクリエーターは大いに影響を受けているんだと思います。


○宇宙人の飛来の目的は「地球移住」なのですが、地球上空に待機している円盤には何億だか何万だかの同胞が乗っている。…という事は母星はすでに崩壊している(?…この辺うろ覚え)。
宇宙人が自分達の科学力の優位性をアピールしながらも、悲愴感が漂うのは、【バルタン星人】に代表されるような、円谷の宇宙人像にも見られる傾向なのだ。

宇宙線観測所の【マービン博士】とその夫人の乗る自動車が【空飛ぶ円盤】に襲われる。
フロントガラスいっぱいに円盤が接近しても、二人は「見間違いか?」と思う・・・。 そんなバカな。のどかやなあ~(^^)

マービン博士の計画したロケットは11号まで飛ばしたが、ことごとく彼の宇宙人に撃墜されていた。宇宙人から見れば「自分たちに危害を加えるもの」と思ったからであった。
・・・これに近いテーマを探すと、『ウルトラQ』の「宇宙からの贈り物」や、『ウルトラセブン』の「超兵器R1号」があげられる。
地球人の開発行為が、他の天体の住人にとっては侵略行為、破壊行為にとられてしまうという事だ。


○しかし宇宙人たちは、いきなり武力で支配しようとは考えていない。
まずは地球の代表と交渉しようとするのだった。そこで思い出すのは「武力派ではない宇宙人」たち、【ザラブ星人】や【メフィラス星人】なのだが、特に【ザラブ星人】はこの映画の宇宙人と体型までがよく似ている!
  ↑
この点からも、本作『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』が日本のSFドラマに与えた影響は疑いのないものと言えるでしょう。


○マービン博士や一行が宇宙人に呼ばれ空飛ぶ円盤に乗り込む。
なんと【空飛ぶ円盤】の着陸地点は海岸なのだ・・・!
絵にならない事はないが、砂浜に降り立つ円盤って、メルヘンやなあ~

結局は武力衝突は避けられず、地球人の開発した<新兵器(円盤の飛行原理を超音波によって乱す)>で【空飛ぶ円盤】たちを撃退するのであった。


○エンディングはビーチでバカンスを過ごす、水着姿のマービン夫妻
とても<SF戦争映画>を見ているとは思えない(^^)。画面のムードはがらりと変わってしまうのだ。

しかしこのシーンでさえ、わが『ウルトラセブン』の中で見る事ができる。
「ノンマルトの使者」の冒頭で、ダンとアンヌがビーチで休暇を過ごすシーンがあるのだ。偶然の一致ではないね。やはり影響と見るべきでしょう。

低予算映画のため、ニュース映像などを上手く挿入して、むしろリアリティを獲得しています。


○1956年制作の<白黒作品>です。
【空飛ぶ円盤】は回転しながら飛ぶのですが、それをモデル・アニメーション…つまりコマ撮りで撮影しているんですね!とてもそうは思えないくらいスムーズに綺麗に飛行しています。

レンタルで借りてきたのですが、DVDの特典映像にはハリーハウゼンとジョー・ダンテ(だっけな?)の対談あり!楽しめます。



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (PAGEBOY)
2005-05-08 10:12:00
円谷プロの「ウルトラ・シリーズ」は今でも大好きです

特に[金城哲夫]さん(メインライター)のシナリオは僕の創作テキストになっています
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Unknown (ピュア1st.)
2005-05-08 23:17:23
『ウルトラマン』の魅力は言葉では言い尽くせない
のですが、『ウルトラセブン』のほんとの良さが分
かったのはだいぶ後になってからでした。

『セブン』が良いのは大人も楽しめるそのテーマ性
ですよね!金城さんの持ち続けた「テーマ」も作品
に深みを与えていましたね。

***
PAGEBOYさんのマンガの感想を書きましたよ~
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Unknown (ピュア1st.)
2005-05-10 00:11:40
【境界者】ですか。いいテーマですねえ~
そういう作品の「核」があると、作者は取り組みや
すいでしょうし、読者にとっても魅力あるものとな
るように思います。

ボクもウルトラ・テイストを作品に取り入れたいも
んですねえ~

ところで『怪談百八つ物語』をご存じなのですか?
PAGEBOYさん、謎めいていて面白いです~(^^)
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Unknown (ピュア1st.)
2005-05-10 22:16:58
『人食いアメーバの逆襲』ですか。
知りませんねえ~。今度レンタル店で探してみます
ね!

スティーブ・マックイーンは『タワーリング・イン
フェルノ』ですね、観たのは・・・。
あと『パピヨン』も観ているのですが、もう30年
以上経過してるので覚えてません。

良かったという印象はあるんですけど。あと主題歌
がとてもいい曲ですね!

亜砂都さん、またいらしてくださいね~
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Unknown (秋田恵微)
2005-05-12 14:39:32
古いSF映画は小さい頃からよく見ていたので(親
が見ていたから?)懐かしいですね~
『人食いアメーバの逆襲』も見ましたよ。古すぎて
詳しくは憶えていませんが、ラストは憶えていま
す。これもウルQっぽいですねえ(^^)

スティーブ・マックイーンといえば、私は「地球最
後の男」が好きです。これはちょっと前に別の人と
も話していてビデオが出ているということでした。
これは一度だけTVで見てすごく印象的でした。原
作があるのですが、内容は随分変わっているようで
す。
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Unknown (ピュア1st.)
2005-05-13 00:00:02
秋田さんはSFドラマ/映画は、よくご覧になって
いそうですね~。

ボクも(SFに限らないけど)海外ドラマは当然の
ように見ていたのですが…『宇宙家族ロビンソン』
『宇宙大作戦』なども視てたはずですよ。

ところがある時からピタリ!と見なくなりましたね
え~。
『謎の円盤UFO』も視ていなかったし、映画も
まったくと言っていいくらい観ない子供でした。
SF小説も読みませんでした。


『エイリアン2』『未来世紀ブラジル』でやっと…
「あ、SFって面白いかも」と気づきはじめたんで
す・・・。

それと同時に手塚治虫の初期『ライオンブックス』
と出会って、やはり同時期『ウルトラセブン』の再
評価と・・・

長くなるので止めます(笑)
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Unknown (秋田恵微)
2005-05-13 12:12:31
すみません、間違えていました(^^;)
地球最後の男はスティーブ・マックイーンではなく
て、チャールトン・ヘストンでしたね。
(よくこの二人、間違えます(^^;)

「宇宙家族ロビンソン」はたまたま先日妹がアマゾ
ンでDVDが出ているのを見つけました。
つい欲しい!と思っちゃいましたが、ちょっと思い
とどまってしまいました(^^;)
ドクタースミスが好きなんですよね(^o^)

SFドラマと言うと「巨人の惑星」というのをよく
見ていたのですが、ケーブルでもなかなか再放映し
てくれませんね。これも好きなドラマでした。

「未来世紀ブラジル」はなかなか難解な内容でした
ね。ショーン・コネリーでしたよね、確か。

難解といえば「ブリズナーNo.6」というドラマも
…これはエヴァンゲリオンなどに影響を与えたと言
われてますね。

と、話し出すと止まらなくなるのでこの辺で(^^;)
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Unknown (ピュア1st.)
2005-05-14 19:26:15
「宇宙家族ロビンソン」で、対立する異星人が2人
いて、主役達がどちらにつくか?で仲たがいしたん
です。
・・・対立する異星人は、一方は理知的で一方はグ
ロテスクな容姿をしていたのですが、その実体は正
反対だったというエピソードがありました。

 「善し悪しを見た目で判断してはいけない」とい
う教訓だったんですが、強烈なインパクトを受けま
したよ。

 他は何にも覚えていません(^^;
やはりあのロボットがいいかな・・・。
ドクターもいい味のキャラでしたね。

『巨人の惑星』もありましたね~・・・
でも本編はまったくと言っていいほど見なかったの
ですね~。

昔のテレビドラマは、ワンダーにあふれてますね!
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