blogピュア1st.

Teacupブログより引っ越して来ました。
好きなマンガや、創作マンガについて語ります。

泣いてたまるか

2005-03-10 21:28:32 | メデイア・映像
 デアゴスティーニから渥美清『泣いてたまるか』がシリーズで刊行された。創刊号買ってみた。

これ視てたよ!昭和41年からTV放映された喜劇ドラマだ。
どんな内容だったかは何一つ覚えてないけど、主題歌は覚えてるよ。懐かしいネ。

これで渥美清は人気が出て、後に『男はつらいよ!』シリーズを撮るとか…解説にある。(そう、ボクは『泣いてたまるか』の最終回は奄美大島で渥美演じる主人公が「ハブに咬まれて死ぬ」と小さい頃に聞いて記憶していたけど、『男はつらいよ!』もTVシリーズがあったらしいから、どっちの事だかよくわからないデス)

DVDの第一話を視てみた。たしかに可笑しい。笑える。喜劇なんだもんね。
でも主人公はなんだか悲しい思いしてるし、まわりも悲しい人々ばかりのようだ。
先のサイトの解説読んでも「報われない」男のドラマと紹介されてる。
でも喜劇なんだ。

報われないから笑うしかないんだね。
どこか松本零士『男おいどん』を思い出す。おいどん(大山登太)は希望の火は消さないのだけど、たいていは悔し泣きをしながら寝るのだ。大四畳半で寝て終わる。

TVドラマ『泣いてたまるか』は、同じ主題歌で青島幸雄のシリーズも視た事がある。そちらはどんな内容なのか判らない。
渥美清版は、今回DVD刊行で判ったんだけど、放送毎に違った登場人物として渥美が登場する!・・・これは数十年ぶりに知った。そうだったのか・・・。

昔のドラマの方が実験精神を感じるね。それにしても昭和40年頃のTVドラマはどこかしらドキュメンタリーな肌触りがするのは何故だろう。同じく<白黒作品>の『ウルトラQ』にしても同様だ。またそれが心地よいのだが。

『泣いてたまるか』検索結果。


キングコング

2005-03-06 14:17:32 | 怪奇・ホラー
これは<怪奇・ホラー>なのか?というのはありますけど、カテゴリーを細かに増やしすぎてもなんなので、『…ドラキュラ』『フランケンシュタイン…』からの流れで書きます。

オリジナルの『キングコング』を見るのは2度目。今回は¥500のセルDVDを買ったので見てみた。

初公開当時はどういうジャンルとしてとらえられていたのだろう。<ゲテモノ映画>でしょうか。事件の発端となる人物は有名な「ジャングル映画の監督」。実際にもそういう<ジャングル映画>や<魔境映画>が流行っていたんでしょう。

1933年の製作だから…、72年前の作品だというのはすごいね。日本の【怪獣映画】のモトがここにあるというのは言うまでもないのだろうけど、「怪獣といえば南海の孤島」だもんね!で、そこに「未開人がいて」というのも基本

手塚治虫の『ジャングル大帝』が誕生するのも、『キングコング』の時代の影響があるのではないかと思う。
また【ゴジラ】が鉄道を襲い列車を口にくわえるのは、【キングコング】が人間をくわえるシーンとよく似ているが、これはオマージュと見るべきなのでしょう。

伊福部昭の『ゴジラ』をはじめ怪獣映画の音楽は世界に誇るべき現代音楽だと思っているのだけど、イメージの元がやはり『キングコング』にあるんだと思うなあ・・・。
<未開人が生け贄の儀式を行うシーン>の音楽にもそれを感じる。

ストーリーは既知の通りだけど、意外だったのは「ヒロインのアン・ダロウ(フェイ・レイ)がキングコングに心を許していない」ということ。ボクは勝手にほんのわずかでも心の交流があるのかと思っていた。(リメイク版にそれがあったのかも…)

しかしそれはファンタジーでしかないのかもしれない。やはり『キングコング』は<恐怖映画>として創られたようにも思う。スクリーンいっぱいの【キングコング】の顔は観客には恐怖だったろう。もちろんさらわれの身となったヒロイン、アンにとっても。

モデル・アニメーション担当は<ウィリス・H・オブライエン>。



レンタル事でしょ!2

2005-03-03 01:00:04 | マンガ・マンガの園
え~~。『レンタル事でしょ!』の続きです。
作中「2005年」となっているのは、当初は「2004年」だったわけです。(今回ブログ用に修正)
「某、日韓交流サイト」のオープンが2004年でしたから、それに合わせて描いた4コマでした。


 しかし面白いと思って描いたのかい?>自分~
ま、スタートとしてはこんなもんでしょう。

 日常的なユーモアじゃなくて、不条理ですよね!
いくらなんでもありえない。・・・こんな感じで「難問、難事件」を解決していくのって、この先面白いのが描けるんじゃないかなあ~?と思っていたんですよね、ビデオというアイテムを利用して。



カッチンカチャリコ・スバラシイ

2005-03-01 22:06:57 | TV・アニメ
時代劇専門チャンネルの『白獅子仮面』が終わった。
様々な疑問を残したまま終わってしまいました(笑)。

「白獅子仮面とは何者なのか?」「超能力者なのか?」「火焔大魔王との関係は?」「火焔大魔王の目的は?」「火焔大魔王の正体は?」などなど…。

9話「ワラのお化けが笑う時」の<わら人形>も斬新でした(なんたって、 人間大のわら人形まんまですから。それが怪力の肉体派モンスターとして登場した!)が、12話「怪人ヨロイ武者の襲撃」の<鎧武者>もスバラシイ…!!

顔がなく、全身影のように真っ黒な<鎧武者>。妖怪というより、豊臣家の武者の<怨霊>という感じなのだが、そのどうどうとした風格は<ダースベーダー>のよう!
1973年に、もうすでに<ダースベーダー>のイメージがここにある。

もう一言言えば、「まんま鎧武者」です。なんのヒネリもない。

しかし今なら、このセンスの面白さが解るんだよなあ~。他の妖怪にしても、ストレートなんだよなあ。(それだけに<白獅子仮面の妖怪>というブランドイメージは出来あがらなかったように思うけど)

最終回は、白獅子仮面火焔大魔王と相打ちで死んでしまいました・・・(しくしく)。
この続きはまた日を改めて。