blogピュア1st.

Teacupブログより引っ越して来ました。
好きなマンガや、創作マンガについて語ります。

みなさまのオタ幸

2005-07-12 00:10:59 | マンガ・マンガの園
アキバ系”って何ですか?という質問に、「昔のオタクのようなものです」と答える場面を見た。あれ?“オタク”は死語になった?

死語になったのならボクは歓迎です!
「OTAKUはすでに世界語になった」と言って、誇るような事を言うよりいい。

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村上隆「等身大美少女フィギュア」を作って現代美術とし、世界的なアーティストとなった。世界的なOTAKUカルチャーの評価というバックアップあってのことと言えると思う。

だけど村上本人は、OTAKUを重要視しながら、自らをオタク視する決意はない。世界的なOTAKUのおいしい所を利用するが、オタク視される事に恐怖感を持っているのだ。アーティストは高尚だからね。オタクごとき素人と同列には扱われたくないのでしょう。

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ボクはオタクのある一面を尊敬している。彼らは「頭がいい」から。頭がいいから、話が面白い。その反面ボクは、オタクを毛嫌いしている。彼らは自分を最強だと思っているからだ。

オタクはそんなに立派なもんでもないよ。オタクである事を恥じて、謙虚になるくらいが丁度いいのだ。

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オタクはオタクを毛嫌いするとも言う。
自分をオタクと認めないのも見苦しいね。

ああ、ボクなんかやはりオタクに見えるんだろうな。

しかしボクは世のオタクほど頭が良くないよ。オタクにはかなわないよ。
おっと…、これは村上隆の言葉と同じだ。
ボク自身が「オタクを名乗る決意もない」っちゅーこっちゃ。

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だから「オタク」なんて死語になってくれた方がいいんだ。



オカルト

2005-07-05 21:54:39 | 怪奇・ホラー

『オカルト』田口ランディ/新潮文庫/438円

『オカルト』の題名に曵かれて買った。
著者にまつわる不思議現象を書いた本だ。
 しかし著者は“霊感”はまったく無く、“超常現象もUFOも”信じないという。
そういう人の語る「オカルト」に興味が湧くではないか。

“掌編小説集”とあるけれど、エッセイ集という印象だ。
小さい頃の想い出も再現ドラマ風に語られていく。

思った通り、幽霊は出ないし霊現象も恐怖体験も出てこない
しかし日常をみつめ、過去を振り返る著述の中で、著者の“霊感”は研ぎすまされていくようだ

・・・“霊感”と書いたけれど、
「幽霊は信じないが、私は日本人として、内なる霊的なものを持っている」とある著名人が言っていた。共感できる。日本の風土の中で、霊的な歴史を共有していると思うし、誰もが霊的な存在だと思うからだ。

田口ランディも、「霊を信じる」のではなく、自ら霊的な存在として「オカルト」を語っているのだと思う。読み進むうちに、異常な出来事や異界に遭遇していく。
恐怖ではなく、涼しげな気配だ。




ART AND PEACE

2005-07-02 10:36:21 | コラム・過去ログ

 【PFキッチン】B6コピーは、↑このように見開きでレイアウトされていました。《モンドリアン風》のデザインを意識して、構成してみたのです!

 ・・・見えませんね!モンドリアンには。

 2ページ目の「私の夢日記」の後に、『ART AND PEACE』という一文も載せています。この『ART AND PEACE』が、現在のHP<バラハイ>のトビラ絵の原形になっているのです。
 この一文を再録しましょう。

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『ART AND PEACE』

 『ART AND PEACE』というシリーズがありました。
ハガキにプリントゴッコでイラストを印刷したものです。
一ヶ月に一枚の12連作で、1年間、友人数人の元へ送り続けました。

 ARTはまあいいとして、いったい何がPEACEなのか?
という疑問の残る遊びでした。

 『ART AND PEACE』。何らかの形でみなさんにもお見せできたら…、と思います。

【PFキッチン/ART AND PEACE】B6コピー機関紙より~
1989-1-16


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 以上なんですが。

>何らかの形でみなさんにもお見せできたら…

こうして…16年の後に、インターネットを通じてそれが叶ったという事でしょうか。