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韓国映画「建築学概論」

2018-04-18 | 韓国史劇・ドラマ・映画
ソ・ジソブさんとソン・イェジンさんの映画「いま 会いに行きます」が3月14日に公開され、
200万人を突破しスマッシュヒットとなっていますが、
この映画が恋愛映画で最もヒットした「建築学概論」の記録を凌ぐ勢いとなって話題となっていました。

私の大好きなソ・ジソブさんの映画なので、是非観たいところですが、
その前にこの「建築学概論」を観なくてはと思っていました。

観終わった後、Webで映画解説を読んだところ、その内容がとても興味深かったです。
この映画のタイトル「建築学概論」について

  (抜粋)
  そもそも「建築学概論」という授業で語られた講義内容そのものが、
  恋愛において必要な過程を描いているのがまず面白い。

  教授が「自分が住む町を旅して、じっくり観察して記録に残し、
  対象を知り理解する事が、それが建築学概論の始まりである
  (良い建築を作るための基本条件である)」ことを講義で伝えている。

  であれば、この本作における「建築学概論」という授業は、映画的には
  「恋愛学概論」と言い換える事も可能ではなかろうか。(中略)
  本作の「建築学概論」という講義は、恋愛の始まりと終わりを象徴する講義なのだ。
  建築というものを哲学的に捉えている側面を感じる。

  かつて想いを持っていた初恋同士のふたりが現代に再会して古い家を建て替える話だが
  この、古い家をリノベーションするという行為が、本作のテーマである初恋と
  その再構築そのものであること。
  かつての初恋に手を加えて想いを更新するという作品の基軸にリンクしている。

なるほど・・・、と思いました。
映画のタイトルに込められたイ・ヨンジュ監督の傑作、とてもよい映画でした。

■韓国映画「建築学概論」 予告


大学1年の授業で出会って初めて恋をした女の子と、
15年ぶりに再会して甦る、あの頃の気持ちを描いた映画『建築学概論』
観客に初恋の甘酸っぱさとほろ苦さを追体験させて、
2013年最高の悶絶映画となった。





韓国国内での観客動員数は400万人を超え、韓国の恋愛映画として歴代1位の
興行記録を塗り替えた。
監督のイ・ヨンジュは自身も延世大学で建築学を専攻し、建築士として10年間
働いた経験を持つ。


■STORY
建築学科に通う大学1年のスンミン(イ・ジェフン)は、建築学概論の授業で出会った
音楽科の女子学生ソヨン(スジ)に一目ぼれする。



しかし恋に奥手なスンミンはなかなか告白できず、小さな誤解からソヨンと疎遠に
なってしまう。




それから15年後、スンミン(オム・テウン)は建築士となっていた。
ある日、彼の前にソヨン(ハン・ガイン)が突然現れ、家を建ててほしいと頼んでくる。



家を建てている間に、次第にソヨンの素性が明らかになっていき、思い出とともに
新たな温かい感情が芽生えてくる。
しかし、スンミンには婚約者がいた……。


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