韓国映画「王の運命 －歴史を変えた八日間－」

ユ・アインさんの史劇は、以前「六龍が飛ぶ」と「チャン・オクチョン」、
「トキメキ☆成均館スキャンダル」を観ましたが、どれも良かったです。
この映画は、悲劇の世子を演じているユ・アインさんの迫真の演技がすごかったです。
いろいろなドラマでこの事件を扱っていますが、また新たな解釈のストーリーでした。

ラストシーンが成長したイ・サンを演じたソ・ジソブさんでした。
ジソブさんの史劇を観るのは初めてでしたが、ホンの少し短い時間での出演にも関わらず、
この映画のラストをしっかりと締めくくっているところはさすがだなと感じてしまいました。






■韓国ドラマ「王の運命 －歴史を変えた八日間－」　予告


ソン・ガンホとユ・アインの演技対決に思わず手に汗握る韓国の歴史ドラマ
王の怒りを買って米びつに入れられた王子
現在と過去を通じ、父と子の愛憎の８日間が描かれる



イ・ビョンフン監督のTVドラマ「イ・サン」の序盤でも描かれた国王英祖が
18世紀の朝鮮王朝で王と王位継承者である実の息子との確執により起きたとされる
「米びつ事件」の史実を元にした歴史ドラマ





劇中の現在に回想場面を組み合わせながら、英祖と世子の確執を浮かび上がらせる。
冒頭と後半に出てくる同じシーンの意味合いが変わってくるという巧みな構成に注目だ。
米びつに入れられた世子に手渡された扇が、14年の時を超えて美しく舞う、
そんな展開に涙せずにはいられない。
親子役のソン・ガンホとユ・アインの熱演が見ものだ。



■STORY
朝鮮第21代国王の英祖は40才を過ぎてから生まれた息子の世子を、
自分と同じく学問と礼法に秀でた後継者に育てあげようとする。



だが王の望みとは裏腹に、世子は芸術と武芸を好む自由奔放な青年へと成長。
英祖が抱いていた世子への期待は怒りと失望に転じ、世子もまた、
親子として接することのない王に憎悪にも似た思いを募らせていく。



小さな衝突は大きな確執へとふくらみ、世子を失脚させようとする反対勢力の
策略も加わり、ついに歴史を激震させる出来事が訪れる。
1762年7月4日、悲劇の八日間が始まる──。