気ままなLife♪

韓国ドラマ・映画の鑑賞録ブログです♪
たまに、美味しい食事&美術鑑賞&旅行も!

映画「第三夫人と髪飾り」

2022-05-22 | 映画・ドラマ・小説

■映画「第三夫人と髪飾り」 予告

2018年のベトナム映画
運命に翻弄された出会いと別れ。
東洋の美を湛えるベトナムの秘境に語り継がれてきたある一族のファミリーヒストリー。
19世紀の北ベトナムを舞台に、男児を産むことが女性最大の務めとされていた
「一夫多妻・父権社会」の影を、14歳の「第三夫人」の視点から捉え、
息をのむ美しい映像でつづる。



物語の舞台となる北ベトナムのチャンアンは、世界遺産として登録され、
世界中から観光客が訪れるベトナムの秘境。
輝く竹の翠、ランタンに灯る光、石を打つ雨だれの滴、女たちの纏うアオザイの色彩…、
スクリーンには壮大な自然を背景に東洋の美が映し出されていく。

本国ベトナムをはじめ東南アジア諸国では、一夫多妻のテーマはもとより官能的な描写が大きな物議を醸した。
だが一方で、トロント国際映画祭、シカゴ国際映画祭をはじめ世界51 の映画祭で熱狂的な支持を得て、
数々の映画賞に輝いている。
(Webより抜粋)

 

■映画「第三夫人と髪飾り」

私は、2020年にコロナウイルスの感染が世界中で騒がれ始めた年の2月、
ベトナム北部のハノイ・フエ地方へ旅行に行くはずだったのですが、
コロナの影響で旅行が中止になり、未だに行けずじまいになっています。
歴史ある古都に興味があることと、世界遺産の景勝地を見たかったのです。
そんなことから、このベトナム映画にとても関心があり、
4日で上映を中止されたほど物議を醸しだした映画だったので観たいと思っていました。

評判どおりベトナムの美しい風景に、セリフはとても少なく、
川のせせらぎ、鳥の声、生活音と静かに流れていくストーリーと共に
ベトナムの慣習や観るモノすべてが珍しく、興味深いシーンばかりでした。

結婚相手の顔も知らずに幼い少女が嫁いでくるのは、日本でも古い時代はそうだったと思います。
私の祖母からもよくそんな話を聞いたことがありました。
でも、一夫多妻制はこの映画を観ると、妻たちがお互いに助け合って山奥の農村生活をしている様子に
何だか安堵する感じでした。
子孫のために跡継ぎを必要とするので、男の子の出産を待ち望むのはどこの国や時代でも同じだなと感じ、
幼い頃に嫁いで、自分の役目を分かっているが故に切ない気持ちも現れていて、
とても興味深い映画でした。

 

 

■STORY

19世紀の北ベトナム。
14歳のメイは絹の里を治める富豪のもとに、三番目の妻として嫁いでくる。
穏やかでエレガントな第一夫人には息子がひとり、美しく魅惑的な第二夫人には娘が三人いたが、
一族にはさらなる男児の誕生が待ち望まれていた。

やがて、まだ無邪気だったメイは、この家では世継ぎを産んでこそ“奥様”になれることを知る。
若き第三夫人がやってきたことで静かな里はさざめきたち、女たちのドラマが幕を開けるのだった―。



初夜の儀、甘美な秘めごと、禁断の愛など、エロティックな描写さえも絵画的な美しさを湛え、
その甘い官能は観る者を陶酔させてやまない。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 韓国映画「クローゼット」 | トップ | 韓国ドラマ「明日」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画・ドラマ・小説」カテゴリの最新記事