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韓国映画「黒く濁る村」

2019-07-22 | 韓国史劇・ドラマ・映画

■韓国映画「黒く濁る村」 予告  (「苔」原題)

2010年の韓国映画 韓国で340万人を動員した。
シルミド SILMIDO」のカン・ウソク監督が本格的なミステリーに挑戦。
2007年にWEB連載され話題を呼んだ原作漫画にウソク監督がほれ込み、
殺人の追憶」、「神弓」でブレイクしたパク・ヘイル主演で映画化。

幼いころに別れた父の訃報を受け、静かな山村を訪れた青年ヘグク(パク・ヘイル)が、
父の死の真相を探るうちに、不気味な村の秘密や30年前のいまわしい事件が
浮き彫りになっていくというミステリー。
村長役のチョン・ジェヨンが特殊メイクを施し70代の老人に変身したことでも話題になった。
チョン・ジェヨンはこの映画で韓国国内の映画賞を総なめにした。
(第31回青龍映画賞主演男優賞、第11回大韓民国演芸文化賞映画俳優部門男子大賞等)。

これまで骨太なアクション映画を得意としてきたウソク監督だが、
同作では殺人や暴力シーンの直接描写を避け、ヘグクや村人たちの目つきや声のトーンだけで、
息の詰まるようなサスペンスと臨場感を表現している。


※『シルミド』2003年公開の韓国映画。
1971年に韓国政府が極秘に進めた、朝鮮民主主義人文共和国の金日成主席暗殺計画と、それに関わった韓国の
北派工作員部隊(684部隊)の実話を基にした映画。
2003年12月に韓国で上映されると「長らく社会から封印されてきた歴史の事実が明かされた」として反響を呼び、
過去の記録を塗り替える1000万人以上の観客動員数を記録。
第25回青龍賞最優秀作品賞、第41回大鐘賞最優秀助演男優賞(ホ・ジュノ)を受賞している。
日本でも、2004年6月に公開された。
シルミド(実尾島)とは彼らが訓練のために集められた島の名前で、仁川にある。

 

■韓国映画「黒く濁る村」
パク・ヘイルさん主演の映画だったので観てみました。
またまたユ・ヘジンさんが出演していて、この映画に期待が膨らみました。
Web記事をいろいろと読み漁っていくと、カン・ウソク監督の記事を見つけました。

  これまでに製作してきた映画のほとんどは骨太かつ娯楽性豊かなアクション映画だった。
  だが、本作では「人間が他人に与える恐怖とはどういうものなのかを追求したかった」と語るように、
  人間の心の奥底に潜む感情をじっくりと描き出すミステリードラマに挑戦した。
 「ヘグクの父親ユ先生は『人間は正しく生きるべきである』『罪は犯してならない』という信条のもと、
  罪のない世界をつくろうとした理想主義者。
  その一方で、政治家であるチョン村長は欲望に満ちた人間で、お金で更なる権力を握ろうとしている現実主義者なんです。
  現在、我々の生きる社会では、絶えず現実主義者が理想主義者に打ち勝つという状況にあり、
  それをそのままこの村に投影させました。
  つまり、現代社会は権力やお金といったものによって支配されていて、理想や夢によって教化されている状況ではないということ。
  この善悪を超えたイデオロギーが、混濁した現在の韓国という国の有り様をこの2人のキャラクターを通じて描いてみたわけです」

とありました。
なるほど~、っと思ってしまいました。
映画に出てくるそれぞれの人物が「欲」によって共存するのですが、 その最後に生き残って自分の理想郷を築いていく
ヨンジの不気味な表情が なんとも印象に残る映画でした。



■STORY
1978年頃、ベトナム戦争帰りのよそ者ユ・モッキョンは村の祈祷院で
修行にはげみ、人望を得ていた。


約30年後、息子のヘグク(パク・ヘイル)は父モッキョン(ホ・ジュノ)が死んだと知らせを受け、
疎遠だった父の葬儀のために村にやって来る。
ヘグクは刑事だったが、失職して離婚していた。
村長(チョン・ジェヨン)と共に葬儀をすませるが、死因は明かされないままだった。



さらに、村人たちはヘグクに対してあからさまな警戒心を見せるのだった。
葬儀後にはソウルへ帰ることをうながす村人たちの意に反して、
村の様子がおかしいことに気付いた彼は村に残り、父の死因を調べ始める。



ヘグクは、亡父の部屋に残されたカセットテープを聞いて、
村人ソンマンとソンギュの犯歴を知る。



父の家からソンマンの家に通ずる地下の隠し通路を発見したヘグクは、
ソンマンの部屋を調べているときに、ソンマンに刺されてしまう。
腹を刺され、山に逃げるヘグクを追いつめたソンマンは、ヘグクの投石で崖から転落死してしまう。



亡父の部屋に戻ったヘグクは父の聖書を手に取り、「目には目を」 のページの
欄外に「チョン・ヨンドク」と村長の名前が書き込まれていることを知る。
ソンマンの葬儀の場でヘグクは村人ジュンベにすべてを話すと言われて呼び出される。
しかし、ジュンベに騙されたヘグクは柱に縛りつけられ殺されかけるが、
村の雑貨店の女主人ヨンジによって助けられる。
そして、ジュンベは火事に巻き込まれて焼死してしまう。



その後、村長の使い走りのドクチョン(ユ・ヘジン)が村長に呼び出され、死体で発見される。
ヘグクは村長の家に行き、父を殺したかと問い、村の指導者だった父の生前について聞かされる。

一方、ヘグクの頼みを聞いて捜査を始めた検事のミヌクは、
過去に祈祷院で信者27人全員が殺され、院長が自殺したとされる事件があったことを知る。
捜査を進めたミヌクは撤収命令を無視して村に乗り込み、村長の贈賄の証拠書類を確保する。
逮捕連行されようとするとき、村長はピストル自殺してしまう。

事件後、村を去ったヘグクは村を再訪する。
山の上の今は亡き村長の豪壮な家から、村にやって来たヘグクを遠く見下すヨンジの姿を見て、
ヘグクは父の死を知らせた電話の声はヨンジだったことに気づく。
ヘグクは目をあげて、改めてヨンジの姿を見る。
すると、ヨンジの表情が変化するのだった。


次々と浮かび上がる村の秘密。
父の素顔、村長の正体、30年前に起こった祈祷院での集団殺人事件。
秘密のカギを握るのは村長と3人の村人、そして1人の女。
果たして父の死の真相は?30年前の事件の真相とは一体?
(Webより抜粋)


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