QOOTESの脳ミソ

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子供のしつけとSNSのお作法 (1)。

2024-08-07 13:43:17 | 日記
先日とあるSNSに旅の話題をかきこんだら、しょっちゅう高級ホテルに泊まって旅をしている人間だと思われたようで「どうしてそんなにお金があるんですか?」というコメントをいただいて困惑した。

一点豪華主義でたまにポイントなども併用して高級ホテルに泊まっているだけで、結構つつましく生きているつもりだということが一点。

あと祖父母や両親には「貧乏人みたいに他人の財布をのぞき込むような質問は絶対するな。みっともない。」と叩き込まれて育ったので、いろんな人を見ていて正直(この人はどれくらい稼ぐ人なんだろう)と思うこともあるが、絶対に話題にはしないことにしているため、そういう抵抗が全くなくひょいっと他人の懐事情を尋ねられる人がいることに驚愕するというのがもう一点。

大阪の方が「給料なんぼ?」「家賃なんぼ?」って聞くのとはちょっと違う。あれはある意味文化。本人たちは鵜の目鷹の目で知りたくて仕方がないという空気ではないんで。

祖父母や両親からは、飲食店に行って食べ終わった器は絶対に重ねるなとも叩き込まれた。僕が生まれたころはもうやってなかったが、家は戦前から戦後にかけて名古屋駅前のミッドランドスクエアの近くで飲食店を経営していたので、その辺は余計に厳しく叩き込まれた。店にはデビュー前のザ・ピーナッツのお二人がユニゾンで「すみません~」って買い物によく来ていたと何度も聞いた(笑)。

祖父母や両親には「店の人間が器を割るのは自分のせいだから諦めもつくが、客が器を重ねたり余計なことをして割られると本当に迷惑なので、余計なことは絶対にするな。貧乏人が貧乏人みたいなことするな。」と言われて育ち、子供心に僕もなるほどなと思ったので、昔も今もそれは絶対にしない。

が、最近はプラスチックの器のセンベロなどでは、状況によっては重ねてもいいかなとは思えるようになった(でも極力しない)。

そうは言うものの、躾って親によって違うものだから、器を重ねる人を見ても、食べ方が汚い人を見ても、気持ち悪いものを感じながらも特には何も言わないようにしている。どうしても我慢できなければ、離れることはできるしね。

冒頭の僕の懐具合を知りたがられたりする話に関しても、SNSのコメントって難しいなと思うことがしばしば。

少し前に気づいたのだが、なんとなく性別や年代を自分の中で勝手に想像しているところはあるが、匿名性の高いSNSのコメントだと、やり取りしている相手がおそらく10代、20代なんだろうなと気づくことがある。

少し前にYahooコメントが電話番号認証していないアカウントからの書き込みを禁止したことがあった。それを機に一切かきこみはしなくなったのだが、その時に「携帯番号登録せずにアカウントなんか作れないはずだから、そういうユーザーは違法ユーザーだ」とおっしゃっている人が多数。それで若年層のユーザーがこんなにいたのかということが分かった。

(オジサンはYahoo JAPANが日本進出した頃に作ったアカウントを使ってるので携帯番号なんか入れなくても正当にアカウントが作れたんだよ。)と思いながらそういう書き込みを読んだ。

それ以来、若い人にはあまり絡まないように以前よりも細心の注意を払うようになった。

たまに失敗もする。去年Youtubeを見ていた時に若いときにカルカッタでいつも泊っていた一泊70ルピー程度の宿を紹介している若いバックパッカーの動画があった。あまりに懐かしくてうれしすぎて、控えめにはしたつもりだったが自分の思い出をコメント欄に書いてしまった。

画面の向こうから迷惑そうな温度を感じた(笑)。
ごめんね、その時のYoutuberの方。

今の彼らが泊っているあの宿と、僕が長期滞在していた頃の宿とは、同じ安宿でも全く違うものなので、僕がコメントをすべきではなかったのだと思う。

自分は単に懐かしくて思い出を書き連ねているつもりでも、相手にはマウントを取りに来てると思われても仕方がない。

これからもっと気を付けないと。

(ちょっと長くなってきたので、つづく)


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