大塚家具 ヤバイ

●今年4月の月次速報は、前年同月比102．1%（昨年4月は、ゴタゴタの影響で82.5％に対しての102%程度は酷い。
しかも4/21には大感謝祭の発表をしてこの数字。
●今年5月の月次速報は、前年同月比53.8%。
　昨年5月の月次速報はお詫びフェアの影響で、170.0％だったとはいえこれは酷い。
●4/22にはおとうちゃんが匠大塚の春日部店を開業。これも大塚家具にはキツイ。
●そしてついに、6/3には業績の下方修正。売上高　▲47億　営業利益は　▲20億。

自分は娘がやることは、金融屋さんの視点だから金融屋さんウケがいいだけで上手くいかないと思っている。

今回の下方修正も表向きの理由は、顧客対応のオペレーションが来店数増を活かせなかったと言っている。これを読むと来店する人は増えた。でも売上伸びてない。それはオペレーションが悪いからという論理と理解できるけど、本当にそうか。であれば、何が悪くていつまでに解決するかクリアにすべき。

従来よりも低価格の商品だから、売上を左右するKPIはオペレーションの良しあしではなくマーケティングではないかと思う。（反対に高価格帯であれば、接客とかも含めたオペレーションが売上を左右するのではという仮説）

要は久美子社長の金融屋さん視点のマーケティングがダメなんだと思う。

大塚家具の先は長くない。もともと財務体質は悪くないから、すぐにどうってことはないだろう。ただ近いうちに息詰まる。
自分はお父ちゃんに頭下げて社長として戻ってきてもらってやり直すのが一番いいと思う。それが許されるなら。

ただそんな大塚家具だが、レオスは保有比率を高めたというニュースがあった。保有割合は5.07％とのこと。
今は厳しいけど娘の将来性を買ったのか。自分はそうではないと思う。何らかのニュースを掴んだのではないかと考えている。自分も乗っかるかどうかちょっと迷っている。

マネジメントとコミュニケーション

マネジメントとは、突き詰めると誰に何を任せてどこまで委譲するか、もしくはどこまでどのように介入するかというさじ加減だと思う。鼻が利く人は任せられる人には任せる、危ない案件にはちゃんと介入する。

コミュニケーションは、オフィシャルなものと、オフィシャルじゃないものがある。オフィシャルじゃないコミュニケーションは挨拶や、ちょっとした一言会話で、オフィシャルなコミュニケーションの下地作り。

最近の気になった事

●アメリカ雇用統計(非農業部門)　2016年5月は3.8万人。前月は16万人。減り方が異常値。来月は7/8 21：30発表。
●これを受けてイエレンさんは、利上げに慎重論。
●日経平均、本日は16830円で終了。前日比155円高。