衆議院選挙は自民が261議席、公明と合わせた与党でも293議席と改選前より10ちょっと減らしたけど、改選前が大勝し過ぎともいえ今回も自民、与党の圧勝と言っていいだろう。
で、明けた月曜日の東京マーケットは700円高。
後講釈になるが、よくよく考えるとこの流れは十分予想された。
まず自民が負けるなんて考えられない。なぜなら立民がイケてないから。
どうイケてないかというと、まず枝野さんの言ってる事に現実味なさすぎ。また選挙協力を共産党としてしまったこと。これは最大の悪手。なんか立民まで、共産党の匂いを感じる。自分は何とも思わないが、共産党と手を組んだというだけで毛嫌いで票は離れるし、浮動票も取り込めない。確か前回の選挙は安倍さん嫌いの浮動票をそれなりに取り込んで、100議席超を確保できたと思う。今回はそれが無かった。
甘利さんや石原さんに勝ったりと都市部ではそれなりの成果は上げたけど、小沢さんが負けた岩手とか、維新王国の大阪で辻元さん負けたりと大苦戦だったと思う。
で、やっぱり自民が勝つってのは自分の感覚からしてみたらある程度は規定路線であり、そうなったら外国の機関投資家、特に短期は戻ってくるのは予想できたこと。特に海外投資家は日本人が思ってるほど日本の政局は分からないらしいから、選挙前は様子見している事が多いと何かで読んだ事がある。
という事で、選挙前にそれなりに仕込んでおけばよかったというのが今回の大反省である。
うまくいった人間の感想としては、予想外の選挙結果で、ヒヤッとしました。
維新がこんなに勝つなんて!
予想できた人はいないのでは?
アメリカの知事選で、民主党が負けた事が報じられてますが、世界と同じ事が日本でも起きてるっぽいと思ったので、自説をちょっと。
大雑把に言って、アメリカ好調の二本柱は、西海岸のITと東海岸の金融です。余裕があるから「環境が大事」とか言うバイデン支持者が多い。
中央の地域は、工業と農業で、以前までは、GEもGMも金融を収益源としてたけど、リーマンショックでダメに。シェールオイルもダメに。農業も、自動車産業に配慮した結果TPPがダメに。
中央の地域の工場主や農場主の白人はトランプを支持。
そこで働く労働者の移民有色人種は金配り屋のサンダースを支持。
そういう構図です。
日本も同じ感じになって来たっぽいです。
SONYの収益源である半導体子会社は厚木、富士通は川崎、半導体製造装置で急成長のレーザーテックは横浜、半導体製造装置世界シェアトップの東京エレクトロンの商社部門の東京エレクトロンデバイスも横浜、米国apple、韓国LG、中国Huawei、ドイツボッシュが相次いで研究開発拠点を横浜に新設。
世界的に見たら、日本の中心は丸の内ではなく渋谷です。羽田も国際化。楽天本社は二子玉川。
そう考えると、世界的な金融、IT、製造業が全部集まってる巨大都市が、東京-神奈川に出現しようとしてる。
間違いなく世界一の都市です。そんな都市は他にない。
だから、神奈川は小泉、河野の地元で、バイデン的。
一方、地方の田舎はサンダースを求めてる。神奈川の最低賃金は福岡より18%も高い。SONYとTSMCで半導体工場を作る熊本より25%も高い。経済水準がアジアの隣国か?というぐらい違う。
地方が求めてるのは、地元にお金を配る政治家で、それが自民党です。
一方、大阪はもう観光ぐらいしか未来がない。負けていく人達が求めるのは、やっぱりトランプのような強気の政治家のようです。維新か。
国で見るより、地域で見る方が正しいんじゃないか?
という説です。
ネット見てると、「日本は滅びるから、米国株を買う」という人が多いけど、その人の住んでる地域は、東京ではないのかもしれない。
そういう人とは、もう話が通じる気がしない。
東京と横浜は、バブルを感じるぐらい都市開発が進んでる。
品川、武蔵小杉あたりは、そこで働く住民を受け入れる為のタワマンが乱立してる。
どこが衰退してるんだ? という実感なので、私は、日本株派です。
日本も分断が進むのかもしれません。
また金曜日に日経ETF買ったのはちょっとしたお小遣い稼ぎになりましたね👍
確かに東京も神奈川に近い西側がいつのまにか発展してますね。渋谷も東横線で横浜まで一本、二子玉も川超えたら神奈川で田園都市線で神奈川県の主要都市ともつながってますしね。横浜側にも東京側にもアクセスの良い武蔵小杉にタワマン乱立してるのは、象徴的なのかもしれませんね。
丸の内、大手町は重厚長大産業、メガバンク、大手新聞社など斜陽な感じありますね。