何かで財務に強くなるためには、まずは家計簿をちゃんとつけなさいと書いてあるのを読んだことがある。
その頃は家計簿はつけていなかった。正確に言うと今もつけてないけど、取りあえず毎月、家計のバランスシートはつけるようにしている。
資産の部は預金と株式と投資信託。負債の部は住宅ローンと、住宅購入時に親から借りたお金。ちなみに親から借りたお金は無利子なのでけっこう助かっている。(企業的にいえば、いかに低利子の資金を調達できるかということか)
生活資金は出来る限りカードで払うようにして、どうしても現金で払わなければいけない固定資産税やマンション管理費の引落分などは、別の銀行口座へ分けて取ってある。この別の銀行口座分は決済用口座分なので、資産の部に載せてない。それに対応する上述した将来払うカード決済分、固定資産税、マンション管理費など企業で言う未払勘定に該当する分も負債の部に載せてない。会計的に言うと流動性が本当に高い分は資産も負債も無視という事です。これで本当の意味での資産がいくらかというのがはっきりする。
ただしざっくりにならないように、決済用口座にいくら必要かを計算して、入金しておく。これは企業の資金繰り管理に近く、そんな感じの表は作っている。これはけっこう細かくやって最低月1回は見直してる。
これは家計の場合はフローの部。
残ったお金はストックの部に回す。正確に言うと、最初からストックの部にいくら回すかありきでフローを考えるようにしてる。マネー雑誌に載ってそうな常識の話ですね。
ストックの中でもどう振り向けるか、が腕の見せどころ。
選択肢として自分の場合は、①定期預金②株・投資信託③住宅ローンの繰上返済がある。
①は、元本保証されるけど金利が低すぎるので全く考えてなく、②か③。
③の住宅ローンの繰上返済は、理論上は繰上した金額を借入率の複利で運用した効果がある。ただし、自分が借りた時は優遇もあり1%を切る利率だった。ということは、株・投資信託で1%以上で運用し続けられるなら繰上返済よりも資金的にメリットがある。1%以上のリターンなら取れるだろうという事でストックの振り向け先については、②の株・投資信託にほとんどまわしている
まあ、住宅ローンをセコセコ返すよりも、借りれるもんは堂々と借りておいて殖やしてる!という若干、肉食的な考え。さらに団信に入っているので、万が一自分が死んだらローンはチャラ。そう考えると、借りれるもんは堂々と借りた方がいい。
とは言っても、万が一にお金が急に必要になることもあるから、ちょっとだけは取ってある。でもそのちょっとだけも銀行に眠らせておくともったいないからちょっとだけの中から毎月決まった額をローンの繰上返済に回してる。ホント若干だけど、毎月のローン返済額が減ってくのが面白い。翌月は減った分をプラスしてまたローン返済にする。よく複利運用は雪だるまに例えられるけど、このやり方はゆきだるま式に繰上返済額が増えていくやり方ともいえる。
そうやって資金効率をギリギリまで高めようとしてる。ちなみに生活はそこまで切り詰めてない。趣味のものも買ってるし、ちょっと贅沢なものも食ってる。生活は切り詰めないけど、生活資金は必要以上には取っておかない。