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高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.7.9 第10回太平洋島サミット:来週7月16~18日東京で開催予定

2024年07月09日 | 東京コロナ禍ー太平洋島嶼国
24.7.9 第10回太平洋島サミットが,来週7月16~18日の期間に東京で開催される予定です.

https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/ocn/pagew_000001_00252.html

国内外の情勢が激しく動いている中で,わが国が長年にわたり南太平洋の広大な地域・海域にて着実な成果を挙げてきました.

当方が南太平洋大学で活動した2年間には第3回島サミットが,沖縄万国津梁館とフィジー首都スバの南太平洋大学本部キャンパスとの間で衛星回線を用いてオンライン・ビデオ会議で開催されました.


こうした地道なODA案件について,国民的な関心をもっと高める必要があります.美しいPDF資料が上記URLに用意されています.ぜひ目を通してください.

国内外の情勢が激しく動いている中で,広大な海洋域・膨大な海洋資源域をカバーする南太平洋島嶼国への国民的な関心を高める必要があると考えます.

24.5.17 フランスはいつまでニューカレドニアを植民地にしておくのか もう21世紀4分の1過ぎたぞ

2024年05月17日 | 東京コロナ禍ー太平洋島嶼国
24.5.17 地球の裏側のフランス帝国は,一体いつまでニューカレドニアを植民地にしておくのか もう21世紀は4分の1過ぎているんだぞ!
https://jp.reuters.com/economy/LR5X5YNJVJLBPFP5SRSP4FKYBA-2024-05-17/

(ロイター紙から写真と文面の一部をお借りしています.)

南太平洋島嶼国の中でニューカレドニアの独立・自立の遅れが際立っている.
ニューカレドニアはフィジーやバヌアツと同様のメラネシアン島嶼の大国である.フィジーは一部トンガ系のポリネシアンも多い.メラネシアンとポリネシアンは肌の色のメラニンの多さで容易に判別できる.
同様に仏領(半分は英領)であったバヌアツは前世紀1980年に独立している.
レストランの食事が英国風にありがちな,いまいちなフィジーなど旧英領の島嶼国と違って,バヌアツの首都ポートビラのレストランの食事は美味しかった記憶がある.
ニューカレドニアは仏領だったこともあり南太平洋大学に参加していなかったので,当方は出張する機会は無かったが,訪問した方からのお話ではレストランのメニューは良く,特に海鮮系の料理は日本人でも十分に満足できるようです.

こういった記事がTVニュースで流れるとメラネシアンは野蛮な印象を与えやすい.乱暴に法律をいじって独立を認めて来なかったフランスは,あの栄光のフランス革命以降の名誉を投げ捨てているように思われる.
21世紀の半ばになっても,歴史の流れに逆らって,いつまでも地球の裏側の海洋などの利権の独占にこだわっていると,グローバル・サウスからの大きな反撃を食らうであろう.

24.2.13 NHK News Web記事から「太平洋・島サミット」準備会合 国際秩序堅持の重要性確認

2024年02月13日 | 東京コロナ禍ー太平洋島嶼国
24.2.13 NHK TVニュースなどで「太平洋・島サミット」準備会合 国際秩序堅持の重要性確認 とするニュースが流れましたので,記録しておきます

「太平洋・島サミット」準備会合 国際秩序堅持の重要性確認
2024年2月12日 18時50分

ことし夏に東京で開催される「太平洋・島サミット」の準備会合がフィジーで開かれ、ルールに基づく国際秩序を堅持することの重要性などを確認しました。

「太平洋・島サミット」は、南太平洋の18の国や地域の首脳らを日本に招き、3年に1度開催している国際会議で、10回目となる会合がことし7月に東京で開かれます。

これに先立ち、12日、フィジーで開かれた準備会合には、日本の上川外務大臣や各国の外相らが参加しました。

会議の冒頭、上川大臣は「地域の結束がこれまで以上に求められている。強じん、かつ持続可能で、安定した地域の実現のために貢献したい」と述べました。

会議のあとに発表された議長総括では、気候変動などの共通の課題に一体となって取り組むことや、ルールに基づく国際秩序を堅持することの重要性、力や威圧による一方的な現状変更の試みに強く反対することなどを確認しました。

南太平洋の島しょ国などをめぐっては、中国がインフラ整備などへの巨額の援助を通じて影響力を強めていて、日本政府としては気候変動など共通の課題について協力を進めることで連携を強化したい考えです。

上川外相「成果出すため 不退転の努力」
一連の会合への出席を終えた上川大臣は記者団に対し「太平洋諸国と将来にわたって関係を強化していくためにも、気候変動や海洋分野を中心とした課題や人材育成分野での取り組みを、ともに取り組んでいくことが重要だ」と述べました。

その上で、ことし7月に開催されるサミットについて「成功できるよう、今回の訪問を通じて得た様々な意見やニーズについて情報交換しながら、成果を出すため、不退転の努力をしていきたい」と述べました。

準備会合 外相の参加は6か国にとどまる


今回の準備会合には、日本の上川外務大臣のほか、南太平洋にある18の国と地域から外相らが参加する予定となっていました。

ただ、日本以外で実際に外相が参加したのは、パプアニューギニアやパラオ、ミクロネシアなど6か国にとどまり、2019年に台湾と断交し中国と国交を結んだソロモン諸島は外務次官、キリバスは現地大使の参加となりました。

また、1月、台湾総統選挙の直後に台湾との断交を発表したナウルも副外相の参加にとどまっています。

それぞれの国の外相がなぜ参加しなかったのかは明らかになっていませんが、ソロモン諸島の外相はNHKの取材に対し「今週は体調が悪く、参加を見送った」と、代理の派遣になった理由について釈明しました。

ほかの国も、別の国際会議との調整がうまくいかなかったとか、天候が悪く飛行機が欠航になってしまったなどとしていますが、中国との関係を重視する国が増えるなか、前回、前々回の会合と比べると外相クラスの参加人数は大きく減る形となりました。

フィジー 中国の存在感が際立つ
フィジーでは、おととし政権交代して以降、安全保障面で中国と距離をおきつつも、インフラ整備や投資などでは引き続き、中国の存在感が際だっています。

首都スバでは、大型の貨物船や客船が接岸する港の近くの道路や橋が中国の援助でつくられていて、「中国とフィジー友好の橋」と記された石碑も建てられています。

また、スバ中心部にある中国資本のホテルでは春節を祝う旗が掲げられ、多くの中国人観光客でにぎわっているほか、最も高い28階建てのビルが中国資本で建設中で、完成すれば住宅や店舗が入ることになっているといいます。

スバに住む30代の女性は「中国は道路をつくるなど、フィジーの近代化にとても貢献してくれています。感謝している」と歓迎していました。

また、50代の男性も「中国は地元に雇用をもたらしてくれるし、何の問題もありません。経済面で助けてくれています」と話していました。

中国は、フィジーで2021年までの10年間、オーストラリアに次ぐ支援国となっているほか、ほかの太平洋の島国にもインフラ整備などの分野で巨額の援助を通じて影響力を強めています。

中国が島しょ国との関係強化を図る背景には、アメリカのハワイとオーストラリアの間に位置し、戦略上も重要な要衝を抑えておきたいねらいもあるとみられます。

会合に出席していたパプアニューギニアのトカチェンコ外相は、安全保障面ではオーストラリアなどとの関係を重視しているとした上で、「中国はわれわれの経済と貿易の安定に大きな役割を果たしている。中国との関係は非常に重要だ」と強調していました。

フィジー 春節にあわせたイベントも 要人も参加
フィジーでは中国人や中国からの移民の2世や3世が多く住んでいます。

首都スバでは2月に入り春節にあわせたイベントが多く開かれていて、11日は中心部にある中国人学校で子どもたちが中国の獅子舞や踊りを披露していました。

500人ほどが集まった会場には、フィジーのカミカミザ副首相も訪れ、フィジー政府が中国人コミュニティーとの関係を重視していることがうかがえます。

イベントに参加していた移民2世の男性は、「私は70年前にフィジーで生まれました。ここ20年で多くの中国人がフィジーに来ていると感じています。かつて中国は弱かったですが、今では文化面を含め、たくさん提供できることがあります」と話していました。

また、11日夜、島しょ国の外相らを招き日本が主催した夕食会と同じホテルでも、春節を祝うイベントが盛大に開かれ、フィジーの大統領なども出席して、太鼓やドラにあわせて会場を回る龍の舞などを楽しんでいました。


24.1.15 ナウル、台湾と断交 中国と国交樹立―当選直後、頼氏に打撃(時事通信)

2024年01月15日 | 東京コロナ禍ー太平洋島嶼国
24.1.15 ナウル、台湾と断交 中国と国交樹立―当選直後、頼氏に打撃
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024011500728&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
ナウル、台湾と断交 中国と国交樹立―当選直後、頼氏に打撃:時事ドットコム

ナウル、台湾と断交 中国と国交樹立―当選直後、頼氏に打撃:時事ドットコム

【北京、台北時事】南太平洋の島国ナウルは15日、台湾と断交し、中国と国交を樹立することを決定したと発表した。台湾外交部(外務省)もナウルとの断交を表明した。中国...

時事ドットコム

 


ナウルは太平洋島嶼国の中では人口の一番少ない国ではありますが,国連で1票を持つ国であります.

23.08.17 貿易風は南北両半球ともに東から マウイ島とビチレブ島

2023年08月17日 | 東京コロナ禍ー太平洋島嶼国
23.08.17 マウイ島の山火事大被害は続いています.亜熱帯の貿易風は年中,東からの風であることを理解することはこの山火事においても大切です.このことをGoole Mapの熱帯降雨林の分布から視覚的に学ぶことができます.


Gooleマップの左下の「航空写真」のボタンを押すと,地図が航空写真に置き換わります.非常に便利ですね.
航空写真を見ると,亜熱帯地方では北半球のマウイ島(ハワイ)でも


南半球のビチレブ島(フィジー)でも,

東からの貿易風の熱帯降雨林への影響を知ることができます.

どちらの写真からでも島の東側(右側)の植生色が,より濃い(濃密)ことがわかります.つまり東側が雨が大変多く湿度が高いため,熱帯林が濃密であり,西側が雨が少なく湿度も低く乾燥して,植生が淡いことを示します.ハワイ諸島の多くの島々では,いずれもこうした傾向が見えますが,島を構成する火山の高さが高いほど,この傾向が顕著です.このこともGooleマップの航空写真を調べると確認できます.

今回のマウイ島の山火事の主要な大被害が,島の西側のリゾート地 ラウニウポコで起きたこととの要因・背景に偏東風である貿易風があったであろうことは推測が付きます.

当方はフィジーのビチレブ島東部の首都スバには2年間滞在していましたので,雨が多く高湿度であることは,実感覚として身体が覚えています. 一方,島の西側は「青い空・青い海」の晴れた日が多く,リゾートには最適です.従って国際空港は西側のナンディにあります.

ナンディの空港に着陸する前に航空機の窓から美しいサンゴ礁の島々が見えますから,観光客は感動します.そして着陸後は,しばらくはブラシャツのフィジアンの歌や踊りを楽しめますが,当方は高温と乾燥の気候は苦手で喉がかすれて呼吸が荒くなりやすいので,早く東側の首都スバに移動して,湿度が高いところに戻ると,呼吸が楽になったという経験を何度もしています.

2022.12.22 Fiji Times記事:南太平洋地域の課題に対処するためのUSP独自の研究支援(SPACE)

2022年12月22日 | 東京コロナ禍ー太平洋島嶼国
2022.12.22 激戦のフィジー総選挙2022による政権交代模様をWatchするために,Fiji TimesのWeb記事を追いかけていたところ,当方が21世紀初頭に2年間コンピュータサイエンス分野の教授としてJICA任務を果たしていた南太平洋大学(Univ. South Pacific:USP)について,以下のような意欲的な記事が見つかりましたので記録しておきます:

https://www.fijitimes.com/unique-research-aids-in-addressing-regional-challenges/

上記URLの,「南太平洋地域の課題に対処するための南太平洋大学(USP)独自の研究支援(SPACE)」に係わる記事をGoogle翻訳したものを記録します.


なお総選挙2022後の政権交代模様については,まだ若干流動的ですが,
https://www.fijitimes.com/2022-general-election-peoples-alliance-nfp-and-sodelpa-to-form-government/
上記Fiji Times記事内容が最新のようです.また,日本語での南太平洋関連重要情報については,以下のURLにおいて,丹念に正確にフォローされています.
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/
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地域の課題に対処するための独自の研究支援
南太平洋大学2022 年 12 月 22 日、午前 6 時 21 分USP の芸術、文化、太平洋研究のためのオセアニア センター

南太平洋大学 (USP) は、現代の苦境に解決策を提供できる各加盟国の独自の文化的慣習と伝統を認識し、地域の異文化学習の中心としてその独自性を維持し続けています。

21 世紀に太平洋地域が直面する多くの課題を抱えて、USP は 10 年以上前にアイデアと効果的な解決策の策定を開始し、それらが適用される文化的背景を認識しました。

2010 年 11 月に「将来の課題、古代の解決策」をテーマとした国際会議を主催して以来、USP は、資源管理、食料安全保障、持続可能な開発、文化的変革、リーダーシップ、およびガバナンスの問題を含む、太平洋の人々が直面している課題を調査し、観察してきました。過去に同等の課題に対応して解決策が開発されたかどうか。

これらの問題を認識し、USP の学者、スタッフ、および学生は、10 年以上にわたり、これらの問題を暴き、地域社会で実施される達成可能な解決策を見つけるために研究に集中してきました。

過去 10 年間に実施された研究は、太平洋地域に特有のものであり、真のソリューションを提供しながら、世界的に認知される地域機関の成長に貢献してきました。

また、学生は文化的および異文化間の認識を獲得し、太平洋に関する幅広い知識を身に付け、島々での関与に不可欠な一連の明確な研究スキルを習得できます。

USP の独自性は、太平洋の文化や社会に関連する選択した分野やトピックの研究に適用できる独自のフレームワークの開発を支援するために、多様な知識システムを学習する学生に反映されています。

USP は、その太平洋研究を通じて、地域が直面している課題をよりよく理解するために代替的または補完的な視点を採用する可能性と、太平洋コミュニティのすべてのメンバーに利益をもたらす可能性のある機会をつかむための新しいアプローチを開発することにより、多くの既存の専門職に価値をもたらします。

パシフィック アーツ、コミュニケーション、教育学部 (SPACE) の校長である Sudesh Mishra 教授は、USP はオセアニアの人々に関連する想像力と芸術性を含む世界クラスの研究成果を生み出すことに取り組んでいると述べました。

「SPACE は、芸術、文化、太平洋研究のためのオセアニア センターを通じて、南太平洋の創造的な芸術と知識システムを育成し、称賛しています」と Mishra 教授は述べています。

彼は、「SPACEは、太平洋研究、博物館学、遺産管理の分野から理論と実践をもたらす独自の学際的なプログラムを提供しています」と付け加えました。

彼は、このプログラムにより、学生はオセアニア地域の多様性をより深く理解し、その文化的、自然の遺産や芸術を理解できるようになると述べました。

一方、USP の受付は現在開始されています。新規の志願者または学業を再開する志願者は、2023 年セメスター 1 の入学を申請できるようになりました。詳細またはアカデミック カウンセリングについては、お近くの USP キャンパスにアクセスするか、学生管理サービス (asksas@usp.ac.fj) にお問い合わせください。
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22.10.22 南極大陸の分厚い氷の下は島嶼だった!日本列島似の列島もあり

2022年10月22日 | 東京コロナ禍ー太平洋島嶼国
22.10.22 以下のURLの記事によりますと南極大陸の分厚い氷の下は島嶼だったとのことです.
https://forum.profantasy.com/discussion/9611/topographical-map-of-the-ice-bed-of-antarctica

この南極島嶼Antarctica Ice Bedの図を見ますと,

Topographical map of the Ice bed of Antarctica


島嶼の中には日本列島に似た?列島もあります.列島人には急に南極に親しみを覚えます.

ネットの上には面白い記事がたくさん見つかりますね.

22.9.29 米国が南太平洋に戻ってきた(The Strategist(豪紙) 26.Sep,2022) DeepL翻訳

2022年09月29日 | 東京コロナ禍ー太平洋島嶼国
22.9.29 「米国が南太平洋に戻ってきた(The Strategist(豪紙) 26.Sep,2022)」という以下のURL記事の DeepL翻訳を記録しておきます.21世紀初頭の2年間,南太平洋大学にて島嶼国へのJICA支援作業に悪戦苦闘した当方としては,やっと米国が南太平洋島嶼国への支援に本腰を入れ始めたことに時代の巨大な変化を感じます.
https://www.aspistrategist.org.au/the-us-comes-back-to-the-south-pacific/
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米国が初めて南太平洋の首脳と行った首脳会談は、象徴的なものであり、将来的に実質的なものになる可能性がある。米国は「我々は戻ってきた!」と宣言しているのだ。

水曜日と木曜日の首脳会談は、米国はもはやメラネシアとポリネシアをオーストラリアとニュージーランドに任せてはおけないという声明である。その責任分担は50年以上うまくいっていた。これ以上は無理だ。

オーストラリアの元外交官、リチャード・モードは、「米国は今、長年にわたって相対的に無視されてきたことに対処しなければならないことに気づいた」と観察する。米国の利益は、中国の利益によって大きく左右される」。

今世紀、世界のバランスはインド太平洋で決まり、それは南太平洋を大きな地政学的闘争の一部とするものだ。サミットで、南太平洋は、新しい現実に伴う景色を見本にし、その重みを感じることができる。

島の指導者たちとのワシントンでの会合を設定し、ホワイトハウスは象徴的なものに傾注した。

このサミットは、歴史、価値観、人と人との絆を共有する米国と太平洋島嶼国および太平洋地域との深く永続的なパートナーシップを示すものである。サミットは、気候変動、パンデミックへの対応、経済復興、海洋安全保障、環境保護、自由で開かれたインド太平洋の推進といった重要課題に関する我々の協力の広がりと深まりを反映するものである。

ワシントンが素晴らしい象徴を提供することに期待する。今後、数ヶ月から数年の間に展開されるべき実質的な内容は、長い間の心の不在を覆すものでなければならない。

クック諸島、ニウエ、ニューカレドニア、フランス領ポリネシアは、太平洋諸島フォーラムのメンバーであるにもかかわらず、招待されていないのだ。

同様に、国務省は今月、「インド太平洋戦略の一環として、太平洋諸島に対する米国の新たな支援と継続的な関与」について50以上の例を挙げることができたが、その中で太平洋諸島フォーラムに言及したのは、その漁業機関についての2つだけであった。ワシントンが身につけなければならないスキルの一つは、PIFを話す能力である。

PIFの話し方は、「太平洋の青大陸」という想像力と地域づくりの卓越した行為において、その真価を発揮する。米国は、「太平洋のために、より効果的かつ効率的に結果を出す」「太平洋地域主義を強化する」「太平洋と世界の協力の機会を拡大する」という3つの原則に基づいて、「青い太平洋のパートナー(創設メンバー:オーストラリア、日本、ニュージーランド、英国)」を創設して、これを受け入れた。

ワシントン・サミットに先立ち、「青い太平洋」パートナーズの外相は先週ニューヨークで会合を開き、気候変動、テクノロジーと接続性、海洋と環境、人間、資源と経済開発、政治的リーダーシップと地域主義の6項目の取り組みを打ち出し、ドイツとカナダを加盟予定国として迎え入れました。

ブルー・パシフィック・パートナーシップは、米国のカート・キャンベル・インド太平洋調整官が、米国は南太平洋のオーストラリアとニュージーランドにとって「より良い副保安官」になるつもりだと皮肉った言葉を、より大きな形で実現することになる。より適切なイメージは、米国はより大きく、より優れた部隊に参加するつもりだということだ。PIF 言語ではそうでもないのだが、ワシントンではカウボーイ言葉がいつも効果的である。

どのようなイメージであれ、その中身は、南太平洋に常に存在し、島々の人々のために行動する米国でなければならない。ソロモン諸島のジャーナリズムの大家、ドロシー・ウィッカム氏のニューヨークタイムズ紙への寄稿によれば、そうである。彼女は、太平洋全域で中国と影響力を争っている米国に、シンプルな教訓を与えている。

あなたは姿を見せなければならない。しかし、米国はそうしていない。

その通りだ。ソロモン諸島は小さく、辺鄙で、経済的にも取るに足らない国だ。しかし、もし我々のような国がすべてそのように見下されるなら、中国はビジネス・プロジェクトや開発援助の約束で我々を一人ずつ摘み取っていくことだろう。

第二次世界大戦中、米国とオーストラリアとその同盟国が、ガダルカナルの戦いで日本の進出を食い止めたときの遺産として、私たちは何十年にもわたって欧米諸国と結びついてきました。しかし、それは遠い昔のことです。しかし、それは遠い昔のことである。今日、私たちは、忘れられてはいないにしても、無視されているのではないかという気がしてならない。だから、私たちのニーズに応えてくれる新しい友人に門戸を開くことを、誰が責めることができようか。

そして、そのニーズは非常に大きい。

そこで、アメリカは、1993年に閉鎖したソロモン諸島の大使館を再び設置する動きを見せている。アントニー・ブリンケン国務長官は、スバでの演説で、1985年以来、米国国務長官がフィジーを訪問して以来、初めてホニアラへの復帰を発表した。パターン化?

カマラ・ハリス副大統領は7月のPIFサミットで、「われわれは戻ってきた」というメッセージを発し、パートナーシップの新しい章を約束した。「近年、太平洋諸島は皆さんが受けるべき外交的注目と支援を受けていなかったかもしれないと認識しています。そこで今日、私は直接皆さんにお伝えします。私たちはそれを変えようとしているのです」。

ハリス服大統領は、トンガとキリバスの新しい米国大使館、フォーラムへの初の米国特使、南太平洋への平和部隊のボランティア帰還を発表した。

今週は、ジョー・バイデン大統領によるこの路線での発表が期待される。これまでと同様、ワシントンは素晴らしいショーを見せてくれるだろう。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

22.9.10 Fiji Times英国女王逝去特別号を報じる

2022年09月10日 | 東京コロナ禍ー太平洋島嶼国
22.9.10 南太平洋の主要紙FijiTimesが英国女王逝去特別号を報じています.



https://www.fijitimes.com/from-the-editor-in-chiefs-desk-your-september-10-briefing-2/

英連邦から抜けたり入ったりしてきたフィジーでも自国通貨(紙幣も硬貨も)から英国女王像を外すことはありませんでした.圧倒的な女王の存在感が失われたことが,フィジーやサモアなど島嶼国の国民の意識に大きな変化を与えることが予想されます.中国の一帯一路が南太平洋島嶼国へ伸びつつあることを一気に加速することになるように思われます.

英国女王という大きな支柱が消失しました.

以下はFijiTimesトップ記事ヘッダーからお借りします.
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Bula

There are moments in time when events leave an indelible impression on our minds.

When the announcement of the death of Queen Elizabeth II was made yesterday, there was shock and sadness around the world.

Many people had a surreal feeling about the turn of events. They had only know Queen Elizabeth II as their monarch, especially given her 7-decade long reign.

On the homefront, there is a deep connection with the British monarch that dates back to the period when Fiji was ceded to Great Britain on October 10, 1874.

The late queen visited Fiji six times – 1953, 1963, 1970, 1973, 1977 and 1982. Her first visit was in December 1953, only six months after she was crowned.

The big news on the front page of The Fiji Times for Saturday, September 10 is about the death of Queen Elizabeth II. We share the emotions that have swept across the world as millions of people mourn her death and express sadness.

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Bula
出来事には、私たちの心に忘れがたい印象を残す瞬間があります。

昨日、エリザベス二世の死去が発表されたとき、世界中が衝撃と悲しみに包まれました。

多くの人がこの出来事にシュールな感覚を覚えました。特に70年にわたる長い在位期間を考えると、彼らは女王エリザベス2世を自分たちの君主としてしか知らないのです。

国内では、1874年10月10日にフィジーが英国に割譲された時代から、この英国君主との深いつながりがあります。

故女王は1953年、1963年、1970年、1973年、1977年、1982年の6回、フィジーを訪問しています。最初の訪問は1953年12月、王位に就いてからわずか半年後のことでした。

9月10日(土)のフィジー・タイムズの一面に掲載された大きなニュースは、エリザベス2世の死去に関するものです。何百万人もの人々が彼女の死を悼み、悲しみを表しながら、世界中を駆け巡った感情を私たちは共有しています。
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以上,www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

22.9.5 台風11号:日本列島線防壁をすり抜けて朝鮮半島へ向かう

2022年09月05日 | 東京コロナ禍ー太平洋島嶼国
22.9.5 以下の気象庁公開図のように,台風11号は太平洋から西進して,巧妙に日本列島線の強力な防壁をすり抜けて,朝鮮半島へ向かっています.



気候変動のせいなのかどうかわかりませんが,日本・琉球列島から台湾・フィリピンの台風防壁長城をすり抜けて,朝鮮半島や中国大陸を襲う台風が増えてきているように思います.

以下の当ブログ過去記事:
「2016.3.1 日本列島は東アジア地域の台風の防波堤?」
https://blog.goo.ne.jp/qzss/e/da260df86caea324fbd182f6f3d712ad



2018 10/02 「4つの代表的な大陸縁辺島嶼における台風防壁役割の比較」
https://blog.goo.ne.jp/qzss/e/a3dc1ab27aad2e34da2de60e82f3dc58

などをご参照ください.