南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.10.13 日本被団協にノーベル平和賞 最大規模太陽フレア・オーロラ活動ゆっくりと収束中か? 北斗三・4?印星十字線イベント完了中 QZS-2・-4軌道わずかに分離

2024年10月13日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
24.10.13 太陽フレア・オーロラ出現・ドジャーズ戦の結末などでバタバタしている間に,本年のノーベル平和賞に日本被団協が決定されました.平和賞を検討されたノルウェーの平和賞委員会に敬意を表明します.ウクライナ侵攻・ガザ虐殺など仲裁・和平機関との競争になったとおもいますが,正しく判断されたと思います.



ドジャーズがパドレスを破り地区戦を勝ちぬきました.ダルビッシュが7回まで投げ抜きましたが,2本の単発HRに敗れました.緊張感のある見ごたえのある投手戦でした.いよいよドジャーズ対メッシュの東西の大関相撲?決戦に移ります.NHKBSが早朝中継をするようです.当方は初めて中継を楽しむ予定です.

最大規模の太陽フレア・オーロラ活動は昨日までに収束したようです.以下のAEインデックスの図から昨日の午後JSTには激しいAEインデックスが収まっています.


GPSの倍の高度約4万kmの軌道を飛翔するQZSS/IGSOは軌道傾角も大きく,磁気高緯度を突っ切って飛翔しているので,何らかの貴重なデータを得ているのではと推測しています.
日本QZSS(みちびき)衛星系の軌道半径は,GPSの2倍の半径を持っているということは.つまりQZSSは地球磁気圏内のより外郭部分を飛翔し,軌道傾角も高緯度に及んでいるため,太陽フレアに起因する極域磁気嵐・オーロラ降下放射線粒子の特にプラズマによる伝搬遅延の影響を受け易いといえます.つまり,こうした影響に関わるデータをモニターしうる衛星系といえます.QZSSの軌道傾角ではオーロラ緯度帯までは届かなかったかとも思いますが,異常な磁気圏空間を飛翔した可能性は高いと思います.

このブログでは,数年以上にわたり,QZSSと中国北斗・インドのIGSO衛星系の軌道のデータのアニメGIFを記録してきている.特に北斗衛星系はQZSSよりも軌道傾角が更に大きく,北極圏にまで及んでいます.中国北斗の高軌道傾角のIGSO衛星系は大胆にオーロラ帯を突き抜けて飛翔してきているので,今後の国際学会などでの発表を期待しましょう.

まだ太陽フレア・磁気嵐・オーロラなどは活発状態が継続するでしょう.天候の良い北日本が羨ましいです.秋雨前線などが邪魔をして,その他の列島地域ではなかなか観測は困難です.しかしソーラマキシマム頂上へ険しく登りつめつつあるフェーズですから,何が起きるか目を離すことはできません.

北斗三及び4?座と印Navic十字線イベントが完了し,1年前との比較が可能となりました.
β角プロットを用いて,座としてのQZS-4と北斗4?星などとの十字形交差イベントの時間軸を衛星ごとに記録して,合生起の前倒しなどが,交差ごと・衛星ごとに,どれだけ起きているかの評価をしたいと思っています.



QZS/IGSO座群はグローカル・イーストが達成した21世紀の現時点における衛星軌道技術の到達点のひとつでしょう.欧米先進地域でもQZS/IGSO座構築を実現しているところはありません.QZS/IGSO座軌道群のデータリダクションを継続して,記録してゆく意義は大きいと考えます.その応用技術として月面測位技術への応用に未来を見たいと思います.

2024/5/18から以下のN2YOデータベース・アクセスのURLを使用するように改定しました(アンカーKOREASAT-7).
https://www.n2yo.com/?s=42691|37256|37384|37763|37948|41434|42738|42965|40547|41241|43539|44204|40549|40938|44709|44337|49336

N2YOサービスの画面コピーを利用したIGSO/QZS衛星軌道群の地表への射影の16時間分のIGSO/QZS群衛星軌道アニメGIFを記録します..

(1) IGSO/QZSS射影軌道の16時間分の10分毎のアニメGIF


(2) IGSO/QZSS射影軌道の昼間6時間分の2分毎のアニメGIF