南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.11.29 みちびき6号・きらめき2号インド洋上空近接準静止軌道配置? だいちとDSN-2,-3両N2YO軌道 24/11/28の IGSO/QZS衛星軌道群アニメGIF

2024年11月29日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
24.11.29 昨日のみちびき6号打上げ計画の記事につきまして,過去の記事と合わせて軌道配置についてフォローさせて頂きます.

本ブログの24.2.8付け記事は以下のとおりです.
https://blog.goo.ne.jp/qzss/e/daee9c4853024689f5459e5913848736

この記事でご紹介しましたGPS World 誌2024年新年1月号の31ページからの記事:
https://editions.mydigitalpublication.com/publication/?i=812827

は内閣府 岸本 統久さん著のQZSS DIRECTIONS 2024 The Status of QZSSと題する4ページにわたる意欲的な記事でした.

この記事の中で,21世紀QZSS計画における7基座構想と11基座構想のQZSS衛星座配置の以下の図が示されていました.


この中の7基体制の部分を切り出し拡大したものが,以下のようになります.


これによりますとQZS-6号機は,このブログで掲載してきましたDSN-2(きらめき2号)の準静止軌道経度に近い経度のところに,QZS-6が準静止軌道で配置されるようです.
あたかもDSN-2とQZS-6が近接した双子衛星の状態になると予想されます.
マラッカ海峡のやや西側のインド洋上空に,意欲的かつ戦略的な双子準静止衛星が配置される構想のようです.さらには,中国IGSOの西輪の赤道アンカー付近に双子衛星を配置するともいえます.

当方は20年前のJICA任務の南太平洋大学教諭時代に2回にわたりマラッカ海峡を望むマレーシアの大学キャンパスを訪問しました.日本とインド洋を結びつける輸送航路として非常に大切な地域であることを,素人ながら感じ入りました.

だいちとDSN-2,-3(NORAD 41940 61733 きらめき2,3)のN2YO軌道の画像コピーの記録です.アンカーはきらめきDSN-2にしています.日本の宇宙分野での存在意義をしっかり高めておく必要があります.
https://www.n2yo.com/?s=|41940|60182|61733


N2YOサービスの画面コピーを利用した24/11/28の IGSO/QZS衛星軌道群の地表への射影の約23時間分のIGSO/QZS群衛星軌道アニメGIFを記録します.トランプ・マスク時代の到来により,高軌道の東アジアQZS/IGSO衛星の意義は今後貴重になってくると思わます.

以下のN2YOデータベース・アクセスのURLを使用するように改定しています(アンカーKOREASAT-7).
https://www.n2yo.com/?s=42691|37256|37384|37763|37948|41434|42738|42965|40547|41241|43539|44204|40549|40938|44709|44337|49336
(1) IGSO/QZSS射影軌道の約23時間分の10分毎のアニメGIF