本年と昨年の4/22の比較については、以下引用記事と比較しながらご覧ください。1年前記事との比較により、この1年間での日本社会の変化を垣間見ることができます。
新型コロナ感染対応科学力におけるアジアの国際的地位が、欧米に対して一層大きくなってきていることが明らかになってきています。本ブログが扱っているアジアQZ/IGSOの役割を活かすには、活用において国際社会に対して誠実であるべきであり、より透明であるべきといえるでしょう。
2020 4/22 QZS-4は太陽軌道へ漸近曲線で交差し、スレスレで太陽合ピークアウトしました。アウト後の準太陽合期間を含めたトータル合期間は、異例の2週間以上に及ぶ長いものになるでしょう。昨年同時期の本ブログ記事でも初体験の長~い現象で驚きました。ただ昨年よりは1週間程度早まって現象が生起しています。
春のQZS-4の準太陽合期間が他のIGSO太陽合に比べて非常に長く、太陽合ピークまで1週間以上かかり、さらにピークアウトするまでに数日かかるというペースです。この事象は他のIGSO/QZSにはなくこの時期のQZS-4特有のものです。
この図ではQZS衛星群について、北上QZS-4だけでなく、6月に太陽合予定の南下QZS-2(図右上にプロット追加)と、南下して太陽合場面からは去りつつある右下部のQZS-1トレースが記録されています。QZSの3衛星の太陽合のタイミングが読み取れると思います。
また6月初頭太陽合予定のBD三姉妹(BD3-IGSO-1, BDIGSO-3,-6)の北上の様子が、図の右下隅に3プロットを追加しています。北上する三姉妹と南下してきた四姉妹のプロットの傾きの差は、太陽赤緯の北上速度分と見られます。太陽赤緯の北上が停止する6月の夏至前には、これら両者の傾きは±符号は反対ですが、同等になるものと予測します。
南下しているNavIC-1D,-1Bペアに次いで、6月には南下QZS-2(図右上にプロット追加)、そして北上BD三姉妹が相次いで6月初頭に太陽合を引き起すでしょう。
印NavIC東輪1D,西輪1B衛星が同期状態で、やはりゆっくりと南下を開始しています。当面は西太平洋で北上する日本QZS-4と、インドNavICの日本列島南西方面のIGSO衛星と、北上するBD三姉妹の太陽合への進捗状況が主たるモニタリング対象となります。
以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2020 4/22 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。
2020 4/22 QZS/IGSO軌道の3倍拡大アニメGIFを記録します。
衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています。太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます。特に月面着陸などの将来実験においてIGSO/QZSSの軌道運動位相を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の活用・分析が効果的といえるでしょう。
インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。
平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。
中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアのポストGlonassの実現にも大きな影響を与えるでしょう。
2019 04/21-04/22 おはようYRP 令和まで8日 アジアン生き残り真剣勝負を u-blox Sky&Level Plots 24時間モニタ
YRPにおけるu-blox M8N受信機によるL1C/A信号のモニタリングです。YRPでのGNSSモニタリングは令和元年5月までを期限目標とします。YRPの令和モバイル5G戦......
新型コロナ感染対応科学力におけるアジアの国際的地位が、欧米に対して一層大きくなってきていることが明らかになってきています。本ブログが扱っているアジアQZ/IGSOの役割を活かすには、活用において国際社会に対して誠実であるべきであり、より透明であるべきといえるでしょう。
2020 4/22 QZS-4は太陽軌道へ漸近曲線で交差し、スレスレで太陽合ピークアウトしました。アウト後の準太陽合期間を含めたトータル合期間は、異例の2週間以上に及ぶ長いものになるでしょう。昨年同時期の本ブログ記事でも初体験の長~い現象で驚きました。ただ昨年よりは1週間程度早まって現象が生起しています。
春のQZS-4の準太陽合期間が他のIGSO太陽合に比べて非常に長く、太陽合ピークまで1週間以上かかり、さらにピークアウトするまでに数日かかるというペースです。この事象は他のIGSO/QZSにはなくこの時期のQZS-4特有のものです。
この図ではQZS衛星群について、北上QZS-4だけでなく、6月に太陽合予定の南下QZS-2(図右上にプロット追加)と、南下して太陽合場面からは去りつつある右下部のQZS-1トレースが記録されています。QZSの3衛星の太陽合のタイミングが読み取れると思います。
また6月初頭太陽合予定のBD三姉妹(BD3-IGSO-1, BDIGSO-3,-6)の北上の様子が、図の右下隅に3プロットを追加しています。北上する三姉妹と南下してきた四姉妹のプロットの傾きの差は、太陽赤緯の北上速度分と見られます。太陽赤緯の北上が停止する6月の夏至前には、これら両者の傾きは±符号は反対ですが、同等になるものと予測します。
南下しているNavIC-1D,-1Bペアに次いで、6月には南下QZS-2(図右上にプロット追加)、そして北上BD三姉妹が相次いで6月初頭に太陽合を引き起すでしょう。
印NavIC東輪1D,西輪1B衛星が同期状態で、やはりゆっくりと南下を開始しています。当面は西太平洋で北上する日本QZS-4と、インドNavICの日本列島南西方面のIGSO衛星と、北上するBD三姉妹の太陽合への進捗状況が主たるモニタリング対象となります。
以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2020 4/22 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。
2020 4/22 QZS/IGSO軌道の3倍拡大アニメGIFを記録します。
衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています。太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます。特に月面着陸などの将来実験においてIGSO/QZSSの軌道運動位相を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の活用・分析が効果的といえるでしょう。
インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。
平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。
中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアのポストGlonassの実現にも大きな影響を与えるでしょう。