GPS World WEB誌:2020までにBDS3を完成させる China plans to complete BeiDou-3 by 2020以下のGPS World WEB最新号記事によりますと:2020までにBDS3を完成させるとのことです。China plans to complete BeiDou-3 by 2......
2020 6/14 コロナ東京新規感染47名 BD-I2-Sが太陽合ピーク⇒6-7月:BD十字星連続太陽合⇒8月:NavIC-1E,-1Iペア同期合本年と昨年の6/14との比較については、以下引用記事内と比較しながらご覧ください。1年前記事との比較により、新型コロナ疫などによる1年間の変化を垣間見ることができます。GPS W......
2021.6.14 東京新感染209 重症46 (前週235 61 前々週260 75) 前週比89%
東京コロナ第4波レベルは前週比89%です。インド株等による第5波へのリバウンド開始の予兆かどうか怖いところです。
太陽赤緯軌道は、来週の夏至へ向けて、北回帰線に超接近してきていることが分かります。
当ブログはBD衛星列太陽合が最も濃厚に連続する2021夏至前後時期のBDデイリーモニタリングにできるだけ全集中します。
先頭のBD-I2-Sが早くも太陽合から離脱しました。次は今週末にもBD五兄弟縦列BDIGSO-2,-5ペアの同期太陽合の生起へ向かいます。
BD五兄弟(BD-I2-S, BDIGSO-2, BDIGSO-5, BD3-IGSO-3, BD-I1-S)が順に太陽合を連続的に生起しています。五兄弟全部の太陽合を終了するまでには、1ヶ月程度かかります。この夏至前後のBDS五兄弟衛星縦列が、長大に南下連続させている宇宙測位技術的意図は、まだ充分には見えていません。衛星量子鍵配送の技術かもしれません。東南アジアからインド洋へ連なる長大なIGSO測位航法衛星の連続縦列編隊飛翔を構成していることは、一目瞭然の事実です。
この五兄弟縦列BD-I2-S, BDIGSO-2, BDIGSO-5, BD3-IGSO-3, BD-I1-Sの太陽合現象は年周的なものです。
こうした年周的な人工天体現象は、天文学的に歴表的に測定を積み重ねて記録しておく中で、一般には意義が次第に明確になると考えます。
また2016年に中国は「墨子」という量子鍵配送用の人工衛星を打ち上げ、2018年には世界初の欧州オーストリアの間7600kmの大陸間量子鍵配送を成功させています。IGSO測位衛星と量子暗号通信衛星の組合せの光通信技術は、画期的な量子鍵配送時空間ICT技術の実現を目指していることが推測されます。「量子科学衛星」は英文頭文字でQSSとなります (Quantum Science Satellite, or MOZI, Micius, NORAD ID:41731) 。日本のみちびきQZSSに似たネーミングも大変に気になります。N2YOサーバへのアクセスではQSSの方がQZSSよりも多いようです。
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c06501/
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2011/10/news040.html
世界初の量子暗号衛星「墨子」の打ち上げ=2016年8月16日(新華社/アフロ)
GNSS時空計測はマクロ相対論の世界事象であり、量子暗号技術はミクロ量子論の極微世界の事象です。この両者が遠隔リンクすることは、原理的には不確定性原理からいって極めて困難な課題です。しかし21世紀に入ってからの、光速でのグローバル通信の極端に膨れ上がった超大衆化は、量子誤差事象発生数の超極大化を生み出しており、不確定性原理による超巨大誤差さえも可視化・収束・実用化できる範囲にまで追い込まれてきている可能性もありえるのはないかと考えています。
こうした背景もあり、東アジアとインド・太平洋での緊張の高まりからみて、本QZS/IGSOモニタリングは重要な課題となってきていると考えます。
これをご理解して頂くには、ご自身で以下のN2YOサーバのURLを叩いてご確認されるのが、なにより大切であると思います。なおアンカーとしては、静止精度が高くかつ安定な日本のBSAT-4A(42951)を、2019年から使用しています。
https://www.n2yo.com/?s=42951|42917|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|39635|40547|41241|44441|43286|43539|44204|40938|40549|44709|44337
N2YOサーバによる衛星軌道の表示がWEB上に現れましたら、各衛星マークをマウスオーバーすると衛星名が表示されます。中国北斗IGSO衛星群にご関心の方は、是非ともご自身で個別衛星をマウスオーバーされて、ご確認ください。
当ブログの国際アクセス状況からして、日本国内からのBDS衛星群への関心は非常に薄いです。北斗系IGSOは一般には3衛星と国際通知されています。しかし本ブログのBD-IGSOプロットでは少なくとも常時11~12衛星のIGSOを記録しているわけです。アンドロイドスマホでもBD-IGSOは5-6機は受信できます。
上記のn2yoサーバによる本日のアジアンQZS/IGSO軌道群図を、以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
QZS/IGSO軌道の3倍拡大縦アニメGIFを記録します。
Navic西輪軌道が重要になってきていますから、西NavIC軌道までカバーするように経度方向に西側へ拡大しています。
太陽合を完了したBDS三姉妹(BD3-IGSO-1,BD-IGSO-3,BD-IGSO-6)各衛星と太陽との最小離角を赤色円で、南下縦列BDS五兄弟(BD-I2-SからBDIGSO-2, BDIGSO-5, BD3-IGSO-3, BD-I1-S)を緑色円にて示しています。夏至を挟んで、緑色から赤色に変化してゆくBDS衛星の数が、増えて来ることがお分かりと思います。
改めて、太陽赤緯が来週の夏至へ向けて、北回帰線にグングン接近してきていることが分かります。2021夏至前後のIGSO宇宙空間はイロイロと熱くなりそうです。
インドNavIC系については、NavIC-1D,1E同期プロットの正象限と反象限の切り替りは黄道に近接して起きていることがわかりました。昨年4月初めに起きていたNavIC -1Eと NavIC-1Iペアの東西両輪での遠近交代からちょうど半年経って、昨年10月初めにNavIC -1Eと NavIC-1Iペアの東西両輪での遠近交代が起きています。相棒の東西両輪NavIC-1Dと -1Bペアについては位相が重なり過ぎのためか、こうした現象は見えません。NavIC IGSO 4衛星について太陽軌道との交点問題について、位相幾何学的な象限問題があります。インクリの一番小さいIGSOであるNavICにおいて、太陽軌道との交点問題の位相幾何学的な象限問題は、一番理解し易いことが見えてきました。軌道線間の交点の解が2つの象限に分かれる場合にどちらを選ぶかという問題です。
この半年ごとに生起するNavIC -1Eペアの遠近交代のタイミングが、ちょうどQZS-1軌道太陽最短距離が交差するのは日印の宇宙空間ご縁の偶然的発見といえるでしょう。インド太平洋経済構想に日本QZSSとインドNavICが果たすべき役割の鍵を暗示しているかもしれません。
衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています。太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます。特に月面着陸などの将来実験においてIGSO/QZSSの軌道運動位相を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の活用・分析が効果的といえるでしょう。
インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。
平成期の日本宇宙陣は、欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS軌道測位衛星実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出したといえるでしょう。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。