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高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.11.04 後期高齢者免許更新 紙?タブレット? 文字記憶書き:紙と鉛筆が圧勝

2024年11月04日 | 時事・歴史
24.11.04 後期高齢者免許更新試験を受けてきましたので,記録しておきます.

東京都では後期高齢者免許更新試験について今年度から認知機能検査の手がかり再生検査について,紙かタブレットかの選択を迫られます.
手がかり再生検査とは,イラストの16個の絵の名称を覚えて,別の撹乱作業をさせてから,約20分後に絵の名称を思い出させて書き出すテストをいいます.

この手がかり再生検査について,今年度から
1.従来型の紙の用紙に鉛筆ないしボールペンで書き出す従来方式と,
2.タブレットを使用して,タブレットの表示枠内に専用電子ペンで書くタブレット方式
とを選択できるように変更されています.

以下のURLの警視庁の正式の公開資料をご覧いただいて,特に認知機能検査についての説明文とPDFの図面資料をご覧ください.
https://www.npa.go.jp/policies/application/license_renewal/ninchi.html

選択に迷いましたので,自分で比べて見ましたので,参考までに記録しておきます.
上記の警視庁URLから図面PDFをダウンロードして,紙に印刷した場合と,タブレットにPDF表示させた両者について
記憶再生と記入の容易さを比較しました.

結論的には, 紙かタブレットかと問われれば, 文字の記憶再生と書き出しについては 紙と鉛筆の方が圧勝でした.

つまり記憶の中で思い出した名称達を抵抗無く,次々にさっと書けるのは紙と鉛筆・ボールペン方式です.何の抵抗もありません.次々と記入できます.
しかしタブレットの場合には,思い出して専用ペンで書こうとすると,どうしても書こうとするたびに秒単位のラグが生じます.
この秒単位のラグの間に,せっかく思い出しつつあった記憶の中のイラストの名称が消し飛んでしまいがちです.

ご関心のある方は,ご自分で試してみてください.タブレットの方がすばやくできるという人は,普段からタブレットでの専用ペンをスラスラと使いこなせるかたでしょうね.

75歳以上の一般の後期高齢者にさせる作業としては,紙と鉛筆・ボールペンが圧勝でしょう.

ただ警視庁サイドとしては,今後はタブレット方式に一元化したい意向があるようです.紙答案の採点要員の人件費など削減の理由はつけられますが,タブレット作業の不得手な高齢者の免許更新への意欲を削ぐ思惑も感じられます.

当方の経験が,少しでもお役に立てば幸いです.
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